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第18回 どあっぷ 「『子ども国会』を取材 熱い思いよ大人に届け!」

by staff on 2014/2/10, 月曜日

みなさんこんにちは!
シチズンシップ教育の普及をめざすために活動している、NPO法人ど・あっぷ!です。
このコーナーでは、市民度の高い人や団体を、ど・あっぷ!が勝手に紹介します。

 

「ど・あっぱーず☆見つけ隊」vol.9
「子どもたちへ、社会と向き合うきっかけを提供する」 「子ども国会」

 センター試験が終わり、学生のなかにはそろそろ受験を意識し始める人もいるのではないでしょうか。しかし、受験の前に何か学生生活に彩りを加えたい、新しいことに挑戦してみたい、受験よりも社会で起きている問題の方が気になる! そんな小・中・高校生に向けて、今回は 「子ども国会」 を取材してきました。 「子ども国会」 とっても熱いですよ!

「子ども国会」とは?

 「子ども国会」とは、将来の社会の担い手である子どもが、これからの将来を考え、意見を発信するための場を提供することを目的とした団体です。社会を作ってるのは誰かと聞かれたら、皆さんはなんと答えるでしょうか? 政治家? それとも官僚? どちらも正解ですが、これだけが正解ではありません。みなさん一人一人が社会づくりの担い手であることは、大人にとっては「当たり前」の話かもしれません。しかし残念ながら、子どもたちがそのことを実感できる機会はほとんどありません。「将来は君たちが背負ってるんだよ!」なんて言われても、「社会を背負う」とか「社会を担う」という言葉が何を指してるのか、子どもたちは実感することも、学ぶこともないまま大人になっていくのです。このままで社会は本当によい方向へすすんでいくのか? という疑問から、子ども国会は子どもたちに、実際に社会で起きている問題について討論し、意見を発信する場を提供するようになりました。具体的には、8月に主に高校生たちが(小学生でも参加可能らしいです。小学生だって意見する権利をもってますからね!)1泊2日でいくつかのテーマごとにわかれ、実行委員がファシリテーターとしてサポートしながら話し合います。プログラムのなかで実際に議員会館をつかう時もあるとか!でた結論は「宣言書」という形にまとめられ、議員に限らず、様々な「大人」に手渡されます。毎年、複数の高校から参加者が集まる子ども国会ですが、今年も開催予定だそうです。気になる方はぜひぜひ子ども国会ホームページやTwitterをチェックしてみてください!


集合写真

思いが詰まった宣言書

 宣言書は最終的にパソコンで書き出し印字になるのですが、その元となるのは手稿です。実際にその手稿をみてみると、複数ページに渡って丁寧に丁寧に子どもたちの意見が書き綴ってありました。無機質な印字に比べて、子どもたちの手書きの意見は見ているだけで力強い思いやどれほど真剣に課題に向き合ってきたかが伝わってくるような気がします。

 宣言書のなかには、各問題を解決するためには誰がどのようなアクションをとる必要があるか子どもたちなりの意見が書かれています。もちろん政策レベルでこうした方がいいのではないかという意見もありますが、それだけではありません。子どもたちは企業、学校、そして自分自身をアクターとしてとらえています。ここに社会づくりは政治家だけが行うものではないという思いが表れているように感じます。宣言書は子ども国会のホームページ上で公開されていますので、政治家の方だけでなく会社勤めされている方、学校関係者の方など幅広い方々にぜひご覧になっていただき、子どもたちの思いを受け取っていただきたいと思います。

続く熱意

 子ども国会を運営する実行委員の特徴の一つとしてあげられるのが、高校・大学と活動を続けるメンバーが多いということです。高校生のうちから活動しているメンバーは、大学受験を機に一度活動から離れます。しかし、一度離れても、受験が一段落すると再びメンバーとして活動を再開する人が多いそうです。実行委員会のなかに受験が終わったメンバーを暖かく迎え入れる雰囲気があるのも要因だと思いますが、何よりも高校生メンバーの続けたいという意志の強さがあります。それだけこども国会の活動にやりがいがあるのでしょう。取材に伺った時、来年度から本格的な受験勉強をはじめるというメンバーがいましたが、その方も「必ず戻ってくる」とおしゃってました。受験合格とますますのご活躍をお祈りしています!

後記

 取材に伺った日はちょうど子ども国会のミーティングの日で、長時間のミーティングの後に取材に行ったのですが、みなさん全く疲れている様子がなくパワフル!事務所からは熱気があふれていました。やはり、普段から意見を発信しているからか、「○○説明してください」と言われても瞬時に丁寧に分かりやすく話してくださいました。こちらからの様々な要求に丁寧に対応してくださった子ども国会のみなさん、放蕩にありがとうございました。いつかコラボ企画でもできたらいいですね!これからもみなさんの活動を応援しています。

子ども国会
HP:http://kodomokokkai.web.fc2.com/index.html
Twitter:https://twitter.com/kodomo_kokkai


http://www.youtube.com/user/douptv

(写真・イラスト:NPO法人ど・あっぷ!(DO UP!) / 文:大越 実花)

 

★ど・あっぷに「参加したい」、「ワークショップをやってもらいたい」、「ミーティングを見てみたい」等等、どんなことでも結構です。ご興味がありましたら、是非ご連絡ください。

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