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第20回 どあっぷ 「『United Youth』を取材 1人の力×恊働=∞」

by staff on 2014/5/10, 土曜日

みなさんこんにちは!
シチズンシップ教育の普及をめざすために活動している、NPO法人ど・あっぷ!です。
このコーナーでは、市民度の高い人や団体を、ど・あっぷ!が勝手に紹介します。
記事の最後には団体のFacebookページのURLやTwitterのアカウント名も載せていますので、ぜひぜひチェックしてみてくださいね!

 

「ど・あっぱーず☆見つけ隊」vol.11
「恊働するためのプラットホームを作ろう!」「United Youth」

 新年度が始まって早一か月が経ちますが皆さんはいかがお過ごしでしょうか?新しい環境にも慣れ始め一息つく余裕の出る5月になると、私の大学では自身の四月の振る舞いを振り返り「四月病だった…」という言葉がちらほらと聞こえ始めます。「四月病」って皆さんの中にも体験したことのある方も多いのではないでしょうか?正式な病気の名称ではありませんが、一般的に、年度のはじめにやる気が満ちあふれ「今年度こそ○○をしよう!」と意気込んでいる状態のことを指すようです。前向きでとってもいい状態であるともいえますが、気をつけなければいけないのが「やる気を保ち続けるのは大変」だということ。4月に頑張った分だけ身体には疲れがたまっていますし、ゴールデンウィークという小休憩を挟むと、休暇から復帰したときになんとなくやる気が出ない…4月は頑張れてたのに…なんて気分が落ち込み、最初に立てた目標からもどんどん気持ちが離れていきます。そんなときは一人で悩まず思い切ってまわりに助けてみるのも手ですよね。案外頑張っている人の力になりたいと思っている人はいるものです。今回紹介する団体はまさに、頑張っている若者を応援したい!と考えている団体です。目標に向かって頑張っている人、頑張りたいと思いつつも思うようにいっていない人、そして頑張っている人を応援したいと思ってる人、そんな方々にこそご紹介したい。前置きが長くなってしまいました(笑)ではでは早速今回の団体「United Youth」さんを紹介していきましょー!

たとえ1人の力は小さくとも

 4月のすっきりと晴れた日に、United Youthの立ち上げ人であり、現代表の福島宏希さんにお会いしてきました。United Youthが目指していること、それは「社会の問題を解決するために、若者が恊働できるプラットホームをつくること」です。具体的には、「ユース議会」を運営することで様々な分野・地域で活躍している若者が集まり、社会で起きている問題に関して議論し、意見を発信する場を創造したり、社会問題の調査研究をすることで議論に必要な共通の土台の構築をするなどしています。United Youthの活動には主に2つのキーワードが存在します。それは「若者」と「恊働」です。

キーワード①:「若者」

 若い人の中には、社会で起きている問題を解決するために活動している人が多数存在しますが、政府の審議会に若者が参加している例は以前はほとんどありませんでした。United Youthはこれを問題視し、政治の場において発言する機会がなかなか与えられていない 若者たちにスポットライトを当て、彼らに発言の場を用意します。その試みの一つが「ユース議会」なのです。2013年2月に開催された議会には10代から30代までの、のべ90名もの人が参加し、若者と雇用の問題など各テーマごとにディスカッションを行いました。出した結論はマニュフェストとしてまとめられ、他団体と協力し、フリーペーパーという形式で発行されています。こうした形で若者視点の意見が広まることで、政治に変革がうまれることを期待せずにいられません!

キーワード②:「恊働」

 もう一つの、そしてUnited Youthの活動の核となるキーワードが「恊働」です。この言葉にはUnited Youthの設立理由と深い関係があります。United Youthを立ち上げる以前から福島さんは環境問題に関心があり、環境問題を解決するための活動に力を入れていらっしゃいました。その活動の中で出会ったモンゴル出身の方との対話の中で、 環境問題の根底には経済そして環境に関する教育の不足という問題があるため、環境問題は「環境」という一方向からのアプローチでは解決することが難しいと感じられたそうです。そこから、様々な分野で活躍する人が集まり、話し合いをすることが可能となる場をつくる必要があると考えた福島さんはUnited Youthを立ち上げたのです。

 現代の社会で起きている問題は原因も利害関係も複雑になっており、「一つの問いに対し一つの答え」という単純な図式はもはや成立しなくなってしまったと言えるでしょう。複数の分野から知恵を持ち寄って、協力して解を求めることによってのみ、解決の糸口がつかめるのではないでしょうか。

Don’t Live in the Present BUT “Beyond”

 United Youthは2015年も「ユース議会」を運営するそうです。若者の代表として意見を述べたい方、社会で起きている問題に興味のある方、ぜひぜひ参加してみてください。2015年に開催されるイベントの詳細に関しましては、夏頃からUnited Youthのホームページをご確認ください。

HP:http://www.unitedyouthjapan.net/

後記

 記事の冒頭でやる気を持続させることの難しさについて少し触れましたが、この記事を読んでいる皆さんはどのようなモチベーションの維持のさせ方をしているのでしょうか。ただの個人的な興味ではあるのですが、一方で、モチベーションの問題は活動を行っている団体にとって重要なポイントであることも確かです。どんなに設立当初、もしくは団体への参加当初はやる気があっても、困難な現実を痛感したり、努力してもなかなか結果として表れづらいことからも、徐々に熱が冷めていくことは往々にしてあると思います。熱の塊である人がいる場合はその人がぐいぐい引っ張ってくれますが、その人がいなくなった瞬間からその団体は冷めていく一方になってしまいます。いかにして熱を冷まさないように活動を続けているか、それが活動を長く続けられるかどうかにも関わってくるのではないでしょうか。なにかおもしろいモチベーションの維持方法があるよ!知ってるよ!って方がいればぜひ教えていただきたいですね。各団体のモチベーションの維持の仕方論とか特集してみても面白そうと思ったり思わなかったり。

United Youth
HP:http://www.unitedyouthjapan.net/
Facebook:https://www.facebook.com/pages/United-Youth/
Twitter:https://twitter.com/unitedyouth_jp


http://www.youtube.com/user/douptv

(写真・イラスト:NPO法人ど・あっぷ!(DO UP!) / 文:大越 実花)

 

★ど・あっぷに「参加したい」、「ワークショップをやってもらいたい」、「ミーティングを見てみたい」等等、どんなことでも結構です。ご興味がありましたら、是非ご連絡ください。

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