本牧ラプソディ(第1回) 本牧ベースキャンプメモリー
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サロン・アカデミー「sho & jeric」チーフベリファイア 久留原 昌一郎 PROLOGUE 連載に寄せて初めに。 |
本牧ラプソディ(第1回) 本牧ベースキャンプメモリー
昭和34年年末の早朝に広島より夜行列車で横浜に着きました。駅構内は出勤時の人々で溢れかえっていました。なんとその混雑に多くの米兵がいるのを見て私は思わず “ここは日本なの?” と父親に聞きました。父は “横浜には米軍のベースキャンプがあるのからね” と教えてくれました。バスに揺られ転居先の小港団地に着き部屋に入ってベランダに出たら目の前は映画の世界のアメリカでした。 大鳥中学校が転校先で初登校の通学路もベースキャンプのフェンスに沿って歩いて登校しましたがここでも驚きです、学校のグランド前は砂浜と海で海苔栽培の網がある漁師町でフェンスの隣はベースキャンプ(アメリカ)と日米混合の環境でした。 移転前の広島では原爆被災地での復興生活でしたがそんなに敗戦国の惨めな思いはありませんでしたが横浜に転居して改めて戦争に負けるとこんな環境で過ごさなければいけないのかととても悔しい想いをしました。 |
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しかし半年もするとこんな環境になれて米兵からチョコレートやガムをもらったり、ベースキャンプの中にあるアメリカンスクールとの交流やキャンプ内のグランドで米兵の子供達と野球をしたり、将校専用の射撃場でコルトガバメントを撃たせてもらったりといろんな体験をすることで外人コンプレックスは “ベースキャンプ良いところ” と恩恵を愉しむことでなくなりました。
横浜緑ヶ丘高校に通学するようになるとキャンプのハイスクールのダンスパーテイに行ったり、YCACのプールに夜忍び込んだり、キャンプのショッピングセンターPX内のカフェに行ったり、山手に居留していた米軍将校の飼い犬のドッグシッターのアルバイトや新山下のバンドホテル内バーでのスロットマシンとコカコーラの初体験などで更にベースキャンプの恩恵を謳歌しました。
このときの体験で “外人怖くない、とてもよい人” 意識が私のその後の人生に大きく影響しています。
(サロン・アカデミー「sho & jeric」 チーフベリファイア 久留原 昌一郎)
サロン・アカデミー「sho & jeric」
〒231-0862 神奈川県横浜市中区山手町184-21 2F
TEL.045-625-0515 FAX.045-625-0515
営業時間:AM10:00~PM8:00
定休日:毎週火曜日+1日(平日不定)
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