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歩けば街が良く見える。NPO法人横浜カーフリーデー実行委員会事 務局長 野垣博文さん

by staff on 2014/8/10, 日曜日

 世界2,000余都市で同日に行われるイベントがあるのをご存知ですか? 毎年9月22日※に行われる『カーフリーデー』です。日本では10以上の都市が参加し、横浜市は今年11年目を迎えます。今年は祝日に合せ、9月23日に日本大通り会場と横浜公園会場で行なわれます。新技術を駆使したスタンプラリーや子供コマ大戦、有名人のサプライズ参加などの仕掛け人、新事務局長 野垣博文氏に2014年の横浜カーフリーデーについてインタビューしました。

(※日本では祝日に合せ23日に開くことがあります)

NPO法人横浜カーフリーデー実行委員会事 務局長 野垣博文さん
NPO法人横浜カーフリーデー実行委員会事
務局長 野垣博文さん
 
お名前 野垣 博文(のがき ひろふみ)さん
お住まい 横浜市泉区
ご年齢 55歳
ご家族 妻 息子 娘
お仕事 有限会社 明和企画 (ソフトウェア開発、システム導入、システム開発のサポート)取締役
http://www.me-kikaku.com/
介護用品・生活便利用品の通信販売「涼風工房」
rakuten/suzukazekoubou/
趣味 囲碁

2014年横浜カーフリーデーはここが違う!

 横浜カーフリーデーは、約2万人が来場するイベントですが、まだまだ市民に周知されておりません。イベント自体が地球環境問題や都市交通問題の改善を謳っていて比較的地味なものですから、ご来場者の中にも「何のイベントですか?」と、イベントの趣旨を知らない方がいらっしゃいます。

 イベント会場に来られなくても、「この日1日マイカーには乗らないで、公共交通機関や自転車、徒歩でまちに出る」と宣言し、それを各自が実行することに意義があるのですが、そこを伝え、広げていくのがなかなか難しいのです。

 

(クリックで拡大画像)

10周年横浜カーフリーデーの様子
10周年横浜カーフリーデーの様子

 どうお伝えするか? 結局、ご来場いただいて『横浜カーフリーデー』を体験していただくのが一番だということで、一人でも多くの方に来ていただけるように、参加型の催しを企画しました。3つの新しい企画をご紹介いたします。

企画その1:子どもコマ大戦

 製造業を営む中小の町工場が、製造過程から出る端材を使って直径2cmのコマを作り、それぞれの技術を競い合う「コマ大戦」が、横浜で始まり世界へと広がっています。

 昭和の時代(子供の頃)は、大工さんから木切れをもらって工作したり、古いセーターを解いた毛糸や余り布で何かを作って遊んだものです。生活の中にリユース(再利用)やリサイクルの工夫が活きていました。昭和の子供が大人になって、現代の子供に伝えたいのがその精神です。

 『子どもコマ大戦』では、リユースやリサイクルの精神を遊びながら楽しく学んで欲しいと思います。

 基本のコマキットは買っていただきますが、子どもたちはコマにカラフルなデコレーションをしてオリジナルのコマを作ります。大戦では負ける悔しさを体験するのも良いでしょう。勝ち負けを越えて応援し、相手にエールを贈る姿は実に可愛らしいものです。

 

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子どもコマ大戦の様子

子どもコマ大戦の様子
子どもコマ大戦の様子
7月19日(土)開催『トマトまつり2014の会場にて』

企画その2:iPhone※を使ったスタンプラリー

 横浜カーフリーデーでは各ブースを回りスタンプを集めながら、カーフリーデーのことを知ってもらう『スタンプラリー』を行っています。 今年は、専用用紙にスタンプを押すといった従来型のスタンプラリーの他に、iPhone※の専用アプリケーションを使ったスタンプラリーを行います。

 サンコウ電子が開発したBeacon(ビーコン)※と呼ばれる製品(写真)が会場内の展示物に仕掛けてあります。Beaconに近づくと自動でスタンプがゲットできます。

 

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サンコウ電子が開発したBeacon
サンコウ電子が開発したBeacon

サンコウ電子: http://www.sankode.com/
この技術は既に、愛知県『知多市歴史民俗博物館』で実用化されています。

アプリケーションの実用例
アプリケーションの実用例

※iPhone,iBeaconは、米国および他国のApple Inc.の登録商標です。
※iPhone商標は、アイホン株式会社のライセンスの基づき使用されています。

知多市歴史民俗博物館HP:http://www.city.chita.lg.jp/docs/…

企画その3:チーム右京が特別参加

 サプライズ参加です。「自転車の展示、試乗会、ウエアの販売、等 当日出来る事は、全てやりたいです」とメールが届きました。楽しみです。

新事務局長に就任して。。。とつぶやいています(苦笑)

 本業は、ソフトウェアの開発やシステムの導入のお手伝いをする(有)明和企画の代表を務めています。行政機関やいろいろな市民活動団体には、日中の業務時間中に出掛けなければならなく、仕事との両立が大変だと思いました。

 「NPO法人」というのも始めて知りました。とにかく、報告書や申請書、依頼書など作成が多くて戸惑っています。小さな声でつぶやきますが「お役所の書類は、書くのが難しい」です。

 行政機関はアポの取り方にも注意が必要です。順を追って行かないといけない、中間を飛ばして声を掛けると、飛ばされた方(部署)に情報が届かないようですね。

 中小企業の代表が集まる会では、意気投合したTOP同士が即決し、トップダウンで担当者に伝えられ、短時間でビジネスが成立することは珍しい話ではないのです。行政機関関連の「窓口から順番に・・・」に慣れるのが大変かもしれません。

 まぁ、こんなところが私の「つい、言っちゃたぁ~(twitter)」です(笑)

事務局長を引き受けて良かったと思えるところ

 1つのイベントを組み立て、作り上げる楽しさ(?)を味わっています(笑) 行政との関わりが今までなかったので、何かをお願いするやり方がわかりました。

 「横浜カーフリーデー」を軸に新しい繋がりが生まれています。人と人との出会いと繋がりは、それぞれの思惑があり、時には面倒に思うこともありますが、それにも増す面白さがそこにあります。

協賛お願いします!

 国際都市横浜が世界同日のイベントに継続して参加することに意義があると思っています。しかしながら、市民だけでは限界があります。寄附や協賛金は不確実な収入源です。継続するには、確実なスポンサーを見つける必要があります。スポンサーへの口利き協力、もちろんスポンサーとして行政を味方につけ巻込んでいきたいと思っています。

2013年神奈川新聞9月23日朝刊記事より
2013年神奈川新聞9月23日朝刊記事より

市民が繋がるイベントに!

 県や市は、住民へのアピールが下手だと思います。いろいろな企画や支援活動をされていますが、PRが徹底されていません。 このイベントを上手に使って、市民へアピールしたり、市民の要望を聞く場として使ってもらえたら嬉しいと思います。

 また、小さな団体の発表の場としても使って欲しいと思っています。1つの団体のイベントでは、たいして人が集まりませんが、一緒にイベントをすれば、多くの人を集めることができます。

 「横浜カーフリーデー」は正しく、地球環境について、行政、企業、市民活動団体、市民が繋がるイベントだと思います。

野垣氏にとっての横浜は?

 関内駅からオフィスのある元浜町まで歩くようにしています。歩けば、こんなまち中にも季節の便りを発見します。 お洒落な店舗が並ぶ「馬車道」、八重桜の美しい「さくら通り」、通りの名にも歴史や風情があります。夜のみなとみらいの夜景もキレイですが、私は身近な通勤路で発見する「季節」に仕事の疲れが癒されています。

 私にとっての横浜は「歩けばまちが良く見える」、これはカーフリーデーのスローガンでもあります。(笑)

 

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NPO法人横浜カーフリーデー実行委員会事 務局長 野垣博文さん
NPO法人横浜カーフリーデー実行委員会事
務局長 野垣博文さん

写真提供:野垣博文/文:高野慈子

 

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