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第22回 どあっぷ 「『Forest Nova☆』を取材」

by staff on 2014/9/10, 水曜日

みなさんこんにちは!
シチズンシップ教育の普及をめざすために活動している、NPO法人ど・あっぷ!です。
このコーナーでは、市民度の高い人や団体を、ど・あっぷ!が勝手に紹介します。
記事の最後には団体のFacebookページのURLやTwitterのアカウント名も載せていますので、ぜひぜひそちらもチェックしてみてくださいね!

 

「ど・あっぱーず☆見つけ隊」vol.13
「人と森との共助共生社会をめざす」「Forest Nova☆」

 今回は麻布大学の学生さんたちが中心になって活動している学生団体「Forest Nova☆」さんの取材をしてきました。団体のユニフォームであるオレンジのつなぎを着て取材に応じてくださったのは、麻布大学の学生さんであり、団体の代表である山田和彦さんです。今回は団体がどんな魅力的な活動をしているをみなさんにお伝えするだけでなく、読者の皆さんも参加できる活動の情報も発信していきますので乞うご期待!

Forest Nova☆とは?

  Forest Nova☆とは麻布大学や東京農業大学などの学生達が集まって活動している、インターカレッジの学生団体です。Forest Nova☆は「森と人間の共助共生を目指す」ということを理念に活動をしています。活動内容は実にユニーク!麻布大学のある相模市を中心に活動しているNPOと協力しながら、地元にある森の間伐作業をすることで森林の管理をしたり、植生調査を行っているのです。だからユニフォームもつなぎなんですね!Forest Nova☆はそれだけでなく、子ども達を実際に森に招いたり、また間伐材を使用したものづくりワークショップを実施することによって、森の機能について若い世代に発信する活動も行っています。

Forest Nova☆の最大の魅力は「自分達のフィールドをもっている」ことかもしれません。日本の森の3割は国有地であり、残りの7割もほとんどが私有地だそうです(参考:林野庁)。したがって、学生達が森林保全の活動をしたいと考えても、当然勝手に森の中に入って活動をすることはできません。森は資産ですから、そう簡単には「勝手に使っていいよ」だなんて言う所有者はいないのではないでしょうか。その点、Forest Nova☆は自分達のフィールドを持っているため、他の学生団体では実施できないような実践的な取り組みが行えます。実際に、実践的な活動ができることに惹かれて団体に入る人もいる、と代表の山田さんは教えてくれました。

間伐をする意味

  Forest Nova☆は現在「日本の森を変える!」をスローガンに活動しています。このスローガンの背景には日本の森林、特に人工林が抱えている問題があります。

 日本にある森林の半数近くは人工林だと言われています。人工林とは、簡単に言ってしまえば人間が手を加えた森林です。商業用に作られた森林は、利益率を上げるために木が混み合って生えがちです。ある程度木が成長すると葉が生い茂り、十分な日光が地面まで届かず、土壌が育たないため、木が根を張ることができません。そうすると、大雨が降った時に根ごと流れてしまうのです。こうした被害を防ぐためには、日光が入るように木を間伐する必要があるのです。人工林は上記のように人間の手入れが必要ですが、林業に携わる人の数は減っており、なかなか手入れが追いつかない状況です。Forest Nova☆は、そんな現状を打開するために、自身の力で森林の手入れを行っています。

ぜひぜひ参加してみてください!

 Forest Nova☆は森林を借りて活動を行っているため、地元の住民の方々との交流が活発だそうです。その結果、活動の一環として地元のお祭りにブースを出すそうです。そのお祭りの名は「小原本陣祭」です。11月に開催されるお祭りで、相模湖駅が最寄り駅となります。Forest Nova☆はものづくりのワークショップを実施する予定だそうです。身近にある森林について、楽しく学べる機会だと思いますのでぜひぜひご参加いただければと思います。

 また、Forest Nova☆は現在ともに活動をしてくれる学生さんを絶賛募集中だそうです。実際に活動ができる団体はなかなかありませんから、興味を持たれたならば即連絡をとってみることをオススメします!どこに連絡すればいいの?とお悩みの方や、もっとForest Nova☆について知りたい!と思いの方は以下に記載してある連絡先を参考にしてください!!

Facebook: https://m.facebook.com/forestnovainfo…
Twitter: @ForestNova_info


右:Forest Nova☆代表 山田和彦さん/左:インタビュアー 大越実花

編集後記

 最近雨のふり方に驚くことがあります。台風が来ているわけでもないのに大粒の雨が突然強い勢いで降っているのを見ると、なんとも言えない不安感が立ち現れるとともに、10年前とふり方が変わっているのではないかと訝しんでしまいます。8月は雨が短時間に集中的にふったための、非常に痛ましい災害が起きてしまいました。自然災害を未然に防ぐことは残念ながらできませんが、規模を小さく抑えることは可能だと私は考えます。その策の一つがForest Nova☆の行なっている活動でしょう。私はチェーンソーの使い方を知っているわけでもなければ、間伐の仕方を知っているわけでもなく、森林に関する問題に対して具体的に何ができるわけではありません。しかし、森林の問題に正面から向き合っている人々を応援することや、そもそも問題があると学び、知ることは問題を社会全体で解決するために必要なステップだと思っています。この記事が何かしらのきっかけになれば幸いです。


http://www.youtube.com/user/douptv

(写真・イラスト:NPO法人ど・あっぷ!(DO UP!) / 文:大越 実花)

 

★ど・あっぷに「参加したい」、「ワークショップをやってもらいたい」、「ミーティングを見てみたい」等等、どんなことでも結構です。ご興味がありましたら、是非ご連絡ください。

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