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ウォッカの種類は横浜一の品ぞろえを誇る。Bar Placebo オーナーバーテンダー 伊藤大介さん

by staff on 2014/11/10, 月曜日

 「ヴァンゴー・ウォッカ」と呼ばれ、ファンの間では親しまれているオランダの天然フレーバー・ウォッカをご存知ですか? 125年余の経験と伝統の技を持ち、優れた品質と信頼性から、2005年にベアトリックス女王から「ロイヤル」指定を受け、また、世界的な権威から「極上の味わいのフレーバー・ウォッカ」と最高ランクの5つ星の評価を受けた「フレーバー・ウォッカ」です。 お店に置いてある種類では横浜一、いえ日本一だと言われるBarが野毛にあります。今回は野毛のBar Pracebo(バー プラシーボ)の伊藤大介さんをご紹介します。

Bar Placebo オーナーバーテンダー 伊藤大介さん
Bar Placebo
オーナーバーテンダー
伊藤大介さん
 
お名前 伊藤 大介(いとう だいすけ)さん
ご出身 北海道
ご年齢 35歳(2014.11時点)
お住まい 西区紅葉ヶ丘
ご家族 妻、母、妹
ご職業 オーナーバーテンダー
Bar Placebo
横浜市中区野毛1-5 港興産ビル2階
TEL:045-242-1322
http://www.bar-placebo.jp/
ご趣味 音楽/キーボードとベース

フレーバー・スピリッツは100種類揃えています

 スピリッツとは、「ジン」「ウォッカ」「ラム」「テキーラ」のことで、これらは世界の四大スピリッツと呼ばれています。「ウォッカ」というとロシアのウォッカだと思われますが、「フレーバー・ウォッカ」というのは別のジャンルです。ウォッカというよりは「リキュール」にあたります。

 海外では「フレーバー・ウォッカ」の人気は高く、定番のフルーツ系やコーヒーやチョコレートなどのナッツ系の味と香りはもとより、いたずら心やウィットに富んだ奇抜でユニークな味と香りを提供し、それを楽しむお酒の文化があります。「シャレているでしょう?!」

 どんな味か気になりませんか? 例えば、「きゅうりのウォッカ」、当店では罰ゲーム用にオーダーが入ります。私は「カメムシ」の香りだと言っていますが、結構人気があって減るのが早いですよ(笑) 「ピーナツバター&ジェリー・ウォッカ」はアメリカ人ならば子供の頃にお母さんが作ってくれたサンドウィッチ、懐かしいおふくろの味のウォッカです。トリュフの味なんていうのもありますよ。

 私のお勧めの味は、「ダブル・エスプレッソ」と「ざくろ」と「パイナップル」です。特にダブル・エスプエッソは人気が高く手に入りづらい商品です。 このままオンザロックで飲むことをお勧めします。 ざくろやパイナップルはソーダ―で割っても美味しく飲めます。飲みやすいからと言ってアルコール度が30度を超えることにご注意を! 飲みすぎるとすぐ足にきます。(笑)

 妻も私もお酒が好きですね。美味しいお酒を求めて二人で旅行することもあります。集めたお酒を店に置いています。並べているお酒の種類は500以上あると思います。その内の100種類がフレーバー・スピリッツです。

「ヴァンゴーウォッカ」に魅せられて

 当店のフレーバー・スピリッツを代表するのが、フレーバー・ウォッカ『Van Gogh VODKA』(ヴァンゴー・ウォッカ)です。 オランダを代表する画家ヴァン・ゴッホの名前が付いています。オランダの南部ロッテルダム地区のシーダムにある『ロイヤル ディルクス ワーヘル蒸留所』で丁寧に手作りされています。 2005年にベアトリクス女王より「ロイヤル」の指定を授かった蒸留所です。ボトルには『ヴァン・ゴッホ』の絵が描かれています。 ボトルの中身が減っていくと、パノラマのように絵が見えてくるのが不思議です。 酒類の専門誌や評論家の間では「業界最高のフレーバー・ウォッカ」と絶賛されています。

 私もこのウォッカの香りと味、色、そしてボトルの美しさに魅せられファンになりました。

 

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フルーツ系が並ぶカウンター
フルーツ系が並ぶカウンター

ナッツ系が並ぶカウンター/ダブル・エスプエッソは特に人気が高くなかなか手に入らない
ナッツ系が並ぶカウンター/ダブル・エスプエッソは特に人気が高くなかなか手に入らない

サラリーマンからバーテンダーに転職しました

 北海道の札幌で生まれ、5歳の時に横浜(緑区)に引っ越してきました。小学生の頃は、本を読むのが好きで「社会」や「歴史」が得意科目でした。反面、パンクミュージックに夢中になり、スタイルも髪型も「パンク」にはまっていました。中学校では部活の吹奏楽で打楽器(太鼓/ドラム)を担当していました。高校は演劇部でした。演じるよりも脚本を書くのが好きでした。ロマンチックな詩を書いたりもしました。高校卒業後は専門学校に入り、IT関連の仕事に就きました。

 当時、IT業界はITバブルと呼ばれた時期で、広い業界の中で、似たようなジャンルの合併や一部の譲渡、分裂などが繰り返されていました。私は金融システムなどを手掛けていました。銀行のシステムなどを設計する仕事です。家族的で自分に合っていると思われた会社が、合併を繰り返し大きくなっていく中で、「自分はここに居てもいいのか?」といった疑問が湧き、私を苦しめ疲れさせました。 実際、残業も多くなっていました。

 仕事帰り、残業の疲れを癒してくれるBar・・・「これをやりたい!!」と思いました。関内のBarを100軒以上飲み歩き、いろいろな店の味やサービスの仕方、インテリアを勉強しました。14年間のサラリーマン生活に終止符を打ち、オーナーバーテンダーとして再出発しました。2013年5月20日に、英国風なゴシックの内装でロックが聴けるBarとして「Bar Placebo」が誕生しました。

 Placeboとは「えせ薬」のことです。「疲れた時、嫌なことがあった時、お酒を飲んで楽しくなればいいじゃない」と、妻と「えせ薬」という名を考えて付けました。ロックミュージックの聴ける店として、若い方、音楽好きな方に来てもらいたいと思っています。

 野毛界隈にはBarや居酒屋、レストランなど お酒を置いている店が沢山ありますから、特長を持たせることが重要です。フレーバー・スピリッツと音楽が当店の特長になれば良いなと思っています。

 集客は大変です、野毛のお祭り(ハロウィンや野毛の大道芸など)には積極的に参加しています。 大道芸の時は昼間も店を開けてみたり、お客様の流れを試しています。最近は、ホームページを見て来られる方も増えています。

 

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Bar Placebo
Bar Placebo

「お通し」はお母さんの手作り。。。家族の支えがあってやっています
「お通し」はお母さんの手作り。。。家族の支えがあってやっています

こだわりの『ジントニック』ライムを半分使っています。氷は3個まで、特に女性が飲む時に鼻にあたらないよう気をつけています。
こだわりの『ジントニック』ライムを半分使っています。氷は3個まで、特に女性が飲む時に鼻にあたらないよう気をつけています。

29年ぶりに妹と初対面し、その妹とCDを出します

 家庭の事情で知らなかったのですが、出身地の北海道に住む叔母から「妹がいるのよ」と聞かされ29年ぶりに連絡を取りました。兄妹とは言っても血のつながりは1/2なのですが、初めて会って思ったのが「似ている」ということ・・・性格がそっくりなのに驚きました。 妹の咲花はイラストを描くのが好きで、CDをデザインしてくれることになりました。作詞、作曲は私のオリジナルでキーボードでの「弾き語り」で歌を入れました。

 タイトルは「最終進化論」とちょっと固めなタイトルですが(笑)

 やっぱり血のつながった兄妹だと思いました。29年のブランクがあっという間に埋りましたから。。。妹って良いですよ。

 

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Bar Placebo
Bar Placebo

私にとっての横浜は

 初めて店に来られたお客様はちょっと驚かれるかもしれません。シャイな性格の照れ隠し(?)にちょっと化粧をしています(笑) パンクやロック好きの方には違和感はないかと思いますが、初めてのご来店の方はビックリされるかもしれません。(笑) 店に来たら、是非、カウンターにお座りになって、「ヴァンゴー」のボトルに注目してください。 私ではなく(笑)

 私にとっての横浜ですか? 「モダンで住みやすく人が優しいまち」だと思います。

 

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モダンで住みやすく人が優しいまち
モダンで住みやすく人が優しいまち

インタビュー/文/写真:高野慈子

 

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ヨコハマNOW 動画

新横浜公園ランニングパークの紹介動画

 

ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
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横浜中華街 市場通りの夕景

 

横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。
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