2015年5月 三ツ池だより 「五月の晴れ!」
頑張っていますか!こんな言葉を投げているのではないかとおもってしまう。新しい人たちは頑張っているから、楽しいのだし、頑張っているから悩むのだ。「頑張っている?」という声掛けを「笑顔出来てる?」「メモ増えてる?」としたらどうだろうかと思うこの頃だ。5月病といわれるように五月は以外に難しい月だ。
「顔晴れ!」この言葉を見るたびに“風に立つライオン”が浮かんでくる。がんばれ!は自分励まし、がんばれ!はみんなへの励まし。がんばれ!は顔晴れ!なのだ。そう考えたときに「がんばってますか!」と声を掛ける側が笑顔で話しかけている姿が浮かぶ。
5月はどんな月か俳句から見てみる。
駐車場の小高いところにあった筍が二日ほどして、なくなっていたが、木の茂るたもとに生えた筍はみるみるうちに、真横にのび、茂みを外れると上に向かい始めてあっという間に3mほどになった。この間ほんの四日五日だった。翌日切られていた。
さわやかな五月なのがふつうである。今年は凄い異常だ。7月頃の気温になっている。さわやかさをとうりこしている。著者は普通の五月を表現している。五月は子どもの成長に実感するときでもある。竹の子のように気がついてみると体を大きくなっているのであった。
楓若葉を見ると近寄ってみたくなる。声掛けたくなる。それは命の伝承を感じるからであり、その柔らかさを美しいと感じるからでもある。
蕗がでると辺り一面蕗だらけになるようである。食べものがあってほっとしている山頭火とふと過去を懐かしく思っている山頭火がいる。あえて今を生き続ける山頭火に悲しさを感じる。
独り飲むもよし、でも人を呼んで一緒に飲みたくなるのも新茶だ。縁側が昔はあった。程よい暖かさの中で新茶をいただくのだ。
さて、もともと「五月晴れ」は「梅雨の晴れ間」で梅雨の合間の晴天を指しました。旧暦ですから今でいえば6月の事です。読み方は「さつきばれ」です。時がたって誤って「新暦の5月の晴れ」の意味でも使われるようになったようです。「ごがつばれ」と読む人もいます。読み手と聴き手の感じ方のちがいでだいぶとらえ方が違ってきます。「がんばれ!」も「頑張れ!」と「顔晴れ!」ではとらえ方が違ってきます。ただ「がんばれ!」こちらの場合は通常「頑張れ!」です。頑張るは「眼張る」から転じて一定の場所から動かないという意味と、「我を張る」からきた自分の考えを押通す意味があるそうです。
一生懸命やってみろよ!と励ましの意味で私は使っていますが、それをプレッシャーに感じてしまう場合もあります。そこで一生懸命やる頑張れと、笑顔を作って自分もみんなも励ましていくんだという顔張れが一緒にそこにあるんだと考えて「ガンバレ!」を使ってみたいのです。今日もわたしには「風に立つライオン」の航一郎が朝陽に向かって叫ぶ「ガンバレ!」が五月晴れの中で聞こえてくるようです。
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(文・写真:横須賀 健治)
横須賀 健治プロフィール
メジャーテックツルミ 代表取締役
はかることのプロとして50年です。
食品の放射能測定のアークメジャーを設立しました。
「計量から見える幸せ」をライフワークにしています。
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