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美へそダイエットの植森式ドローインを指導する健康運動指導士の植森美緒さん

by staff on 2015/7/10, 金曜日

 

5月30日、横浜ランドマークタワーの中にあるNHK文化センターで植森美緒さんの「世界一簡単なくびれの作り方」という講座が開催されていました。会場は20代から70代までの女性で満席でした。

植森さんが登場されると、あまりに素晴らしいプロポーションに「凄い!!」という絶賛の声があがりました。

最初は講義。どうして「ドローイン」(お腹をへこませる)がダイエットになるのか、「ドローイン」をどのように行うのかなどわかりやすく説明されました。

そして実技。二人一組になってメジャーをお腹に巻いて「ドローイン」の実践です。

30分の実技終了後、ほとんどの参加者のお腹周りが減少していました。中には8cm以上減少した方もいてびっくりです。(私はおそらく参加者の中で一番お腹周りが大きいと思われましたが5cm減少しました)

今月号の「ヨコハマこの人」は、「美へそダイエット」(のちの30秒ドローイン)の創始者として著名な植森美緒さんに伺います。

植森美緒さん健康運動指導士
植森美緒さん
 
お名前 植森 美緒(うえもり みお)
お生まれ 50歳にはとっても見えないほどの美しさとスタイルです
お住まい 横浜市中区在住
お仕事 健康運動指導士
指導歴27年
植森美緒 公式サイト

「横浜っ子」だと伺いましたが・・・

生まれたのは埼玉県草加市ですが、幼少期に横浜市港北区大倉山に引っ越してきたので、横浜出身だと言っています。

横浜市立師岡小学校・樽町中学校・県立横浜翠嵐高校とずっと横浜での学生生活でした。

短大を卒業して、日本石油に就職し、新入社員でいきなり社会人野球のチアガールに任命されました。20年ぶりに優勝した都市対抗野球で毎日チアガールの特訓に明け暮れました。その結果体調も良くなりダイエットもできました。そのときに運動を仕事にしようと思ったのです。

日本石油を退職して、トレーナー養成の専門学校でみっちり、運動に関する様々な分野を勉強しました。卒業後は桜木町のスポーツジムにトレーナーとして就職しました。

「美へそダイエット」を始められたきっかけは?

トレーナー時代、私自身が腰痛に悩まされていたこともあり、お客様と自分の「腰痛対策」と「ダイエット」をテーマとして取り組んでいました。

腰痛用のコルセットを使っているときに、お腹をへこませておけばいいのではないか、筋力がコルセットに甘えないほうがいいのではないかと考えました。実際にお腹をへこませたら腰痛がなくなり、ダイエットにも効果があったのです。お腹をへこませることは、運動時間がとれない方々でもできます。

スポーツクラブの社員をやめ、フリーランスになってから、企業に出向いて運動指導する機会が増えてきて、日常生活の中で体を鍛えることについて、セミナーや講演なども行うようになっていました。

植森さんの話していることを本にしたら・・と勧められて、30歳のときに「どうしてもやせたい貴女に」(三一書房)という本を出版しました。

この本では、ダイエットは続けない限り効果は維持ができない、だからまず身近なできることから始めましょうと、1000歩程度歩くこと、バターの量を減らすこと、姿勢を正すことなど、私自身の10年間にわたるダイエット経験をもとに無理なくダイエットするための方法を紹介しました。

元来、文章を書くことが好きだったので、トレーナーの仕事をしながら一所懸命書きました。読者に正しい情報を伝えたいという強い想いに突き動かされたのだと思います。

ダイエットでやせてもダイエットをやめたら元にもどってしまうよ・・という本が当時はまったくなかったということで話題になりました。

2冊目は、出版社を歩いて企画を持ち込み、講談社から出版しました。3冊名は「ダイエット ご飯は何回かめばいいの?」というタイトルで出版しました。

そのあと、お腹やせの運動のDVDを自費で制作しました。

この「お腹やせDVD」が雑誌の編集者の目にとまって特集として取り上げてもらったことにより、「美へそダイエット」という本の出版につながりました。ポイントをおさえてお腹をへこませることが一般的な腹筋運動よりもずっと早く効果を出せるという点が評価され、多くの女性誌でとりあげていただきました。

2009年、「美へそダイエット」を男性向けに出版した「30秒ドローイン!腹を凹ます最強メソッド」(高橋書店)はベストセラーになりました。本が売れるということよりも、「ドローイン」(お腹をへこますこと)がいかにダイエット効果があるかを読者に正しく説明したいという想いが強かったです。運動指導者として実践的で役に立つ本がなかったので、自分で作らないとと言う使命感もありました。

2008年頃から、メディアへの露出も増えて忙しくなってきました。普通ダイエット本は一過性のものが多いそうなのですが私の本はずっと売れ続けているそうなんです。

2011年に出版した「腹だけ痩せる技術」(メディアファクトリー)は、20万部を超える大ベストセラーになりました。

忙しい毎日を送っていらっしゃる皆様のニーズと一致したのでしょう。とてもうれしく思っています。


植森さんの著書

これだけ有名になると、団体を作って普及活動をしていくパターンが多いと思いますが、植森さんはご自分だけでやっていらっしゃいます。それはなぜですか?

ビジネスとして展開すると、様々なしがらみや問題も出てきます。私には経営系の能力はありませんし、自由に活動、発言したい性分なので。

何冊も本を出していると、本当に自分で書いているのですかと、質問されることがよくあります(笑) ムック本は別なのですが、ほとんどの本は自分で書いています。「こだわり」が強すぎて、締切前には徹夜作業になることもよくあります。

安易に妥協したくないというか、ダイエット本はインチキも多いので(笑) 読者さんに対して誠実な本を作りたいという気持ちが強いのだと思います。

セミナー会場で、受講者の方々から「目からうろこです」とか、「これだったら続けられそうです」という声を聞くと嬉しいですね。「仕事での喜び」が私のモチベーションになっています。運動生理学など、もっともっと多方面に勉強していきたいと思います。

現在は、執筆活動、企業や健康保険組合のなどでの講演、他、メディア対策として、マネジメントを芸能プロダクションにお願いしている関係で、タレント学校での指導も行っています。

2013年には「世界一カンタンな疲れのとり方」(幻冬舎)という健康系の本を出版しました。こちらもお勧めです。


植森さんの教室風景

私でもできるダイエットのポイントを教えていただけますか?

日常生活で気をつけるとよいことが、3点あります。

まず、好きなものを食べながらやせるために、カロリーの高いものや食べたくないものには、手を出さない、または残す習慣をつけることです。

次に、姿勢に気をつけることです。肩の力を抜いて、背筋をしっかりと伸ばし、お腹をきゅっとへこませてください。腰痛・肩こりの改善効果もあります。

最後に、この基本姿勢を日常生活にできるだけ取り入れること。例えば、エスカレーターに乗らないことや駅を一駅分歩くことなどを姿勢を意識して行う。これだけで、筋トレになり、消費カロリーも高くなることが確認できています。

植森さんの今後の目標は何でしょうか?

ドローインという言葉がひとり歩きして、ドローインについての誤解も多くなっています。目的によって「ドローイン」=お腹のへ込ませ方は違ってきますので、ダイエットに効果のあるドローインを正しく啓蒙していきたいと思っています。

また、大きな目標もあります。私は有言実行タイプなのでお話ししてしまうと、「スーパープレゼンテーション TED(Technology Entertainment Design)」で情報を発信するのが目標です。TEDに登壇することはとても難しいらしいのですが、あせらず努力をしていきたいと思っています。

TED(Technology Entertainment Design)」とは
価値のあるアイデアを世に広めることを目的とするアメリカの非営利団体。TEDトークと呼ばれるプレゼンテーションの動画を世界に無料配信して注目を集めている。スピーカーのリストには著名人がずらりと並んでいる。現在は、1年に1回北米で行われる大会を中心に、世界各地に活動を広げている。
NHKのEテレで放映されている。
http://www.nhk.or.jp/superpresentation/


植森さんの講座

植森さんにとって「横浜」とは?

私にとっては「世界の中心」です。
育った場所でもありますし、たくさんの思い出もあります。

20年前、桜木町駅ビルのスポーツクラブでトレーナーをしていました。「みなとみらい」の建設が始まったころですよね。ランドマークが出来上がっているのも見ていました。

横浜がどんどん変わっていくのは、「半分嬉しく、半分さみしい」気持ちですね。

大好きな街なので、これからもずっと横浜に住んでいられたら幸せです。


植森さんにとって「横浜」とは、「世界の中心」です

<インタビューを終えて>

植森さんは、見た目の美しさもさることながら、生き方、考え方が「凛」とされている方です。ご自分の理論を常に進化させていきたいという探究心が強く、日々努力されています。新しいものを吸収して発展してきた「ヨコハマ」の女性として、世界に羽ばたいていただきたいと思います。
個人的には、これから「ドローイン」を実践して効果を出したいと切に願っています。(笑)

インタビュー・文:渡邊桃伯子

 

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