Skip to content

高野慈子の「四季・色・贅・食」 第4話 NAMAE NAME NEKO

by staff on 2015/12/10, 木曜日

 

『散歩が不要だから』といった理由で、都市では2012年から小型犬を飼う人よりも猫を飼う人が増加傾向にあるそうですが。。。
昨今は、猫の名前も猫らしくない名前が増えてきておりまして。。。私の周りにもこんな名前の猫が。

たまねぎ

猫好きの友人の家に遊びに行った時のこと。。。子猫が迷子?になったと一緒に子猫探しに行くことになりました。 と、ここまでの話ならなんとも面白くない話なのですが、「どうして?」それは子猫の名前が「玉ねぎ」だったからです。

茶色の子猫、からだを丸めて寝ている姿が玉ねぎそっくりだと友人が付けた名前が「たまねぎ」・・・行方不明になった子猫を探しに、外に出た友人と私、2名のおばちゃんが近所の庭先や軒先で「たまねぎ~」「たまねぎ~出ておいでぇ~」と大声で叫ぶのですから、変なおばちゃん達だと思われますよねェ?! 

そこで、友人が「たまねぎ~」と呼び、私が「子猫のたまねぎちゃんを見かけませんでしたか?」と言うことにしましたが。。。想像してみてください。やっぱり変でしょう?
通行人から不審な顔で見られるか、失笑されるので、私は早々に切り上げて友人宅に戻りました。 「玉ねぎぃ~~~」と子猫を呼ぶ友人の声が塀越しに聞こえてくるので、笑いが止まらなかったことがあります。


笠間焼の招き猫(ヨコハマNOWオンラインショップで販売中です)

タマミとアケミ

私の叔父が飼っていた猫の名前は「タマ美」と「アケ美」。三毛猫なので「タマ」と「ミケ」にしようとしたそうですが、叔父は「色っぽいのが好きだ」と「タマ美」と「アケ美」って名付けました。

タマミとアケミは2階の物干し場から出入りをしているため、雨戸を閉める前に叔父が物干し場に出て猫を呼びます。 なので、夕刻になると物干し場から初老の男性の声が町内に響きます。
「タマミちゃん、アケミちゃん戻っておいでぇ~~」って。。。

たまたま、通りかかった人はびっくりされたようです。 猫の名前だとは分からないですものね。
(叔父は他界し、物干しのある家は、マンションになっております)

らっきょうからマルゴへ


マルゴ(らっきょう)

娘と一緒に暮らしている猫の名前はマルゴ。娘と暮らす前の名前は「らっきょう」。捨て猫でした。 娘の友人は保健所の職員で、殺処分になるこの子猫の世話をしてました。 過度のお世話は、情が移るので禁止されているそうですが。。。案の定 可哀想になってしまい、自分の家に連れて帰ることになったそうです。
けれども娘の友人の家には老犬がいて、猫を飼う訳にはいかず里親を探すことになりました。里親が見つかるまでの間、醤油のたまり漬けらっきょうに似ていると「らっきょう」と名付けて可愛がっていましたが・・・結局、貰い手が見つからず。困った友人が娘に電話をしてきて、「らっきょう」は娘と暮らすことになりました。

子猫の尻尾はちぎれていて「カギしっぽ」になっていました。そうとう辛い目に合ったのでしょうか? とにかく、人間不信なのです。抱っこされたり、撫でれらたりするのも嫌い。
娘はこの猫に「マルゴ」と名を付けました。「マルゴ王妃※(注)」と同じ名前です。名は体を表すといいますが、子猫のマルゴは凶暴猫に育っていきました(苦笑) 懐いたのは娘と娘の友人にだけ、、、かかりつけの獣医さんからも「凶暴ネコ」のお墨付きをもらった猫です。

私が娘の家に遊びに行くと、娘に対する私の口調が嫌いだとみえ、娘の敵だと決めつけると、すぐに攻撃態勢に入ります。娘を守ろうとする行動なのですが、どうしてどうして私の手には引っ掻き傷のミミズ腫れが。。。

注)※王妃マルゴ:マルグリット・ド・ヴァロワ フランス王アンリ2世と王妃カトリーヌ・ド・メディシスの娘 新教徒のブルボン家のアンリ(後のアンリ4世)との結婚の日、パリに集まった新教徒(ユグノー派)たちが、旧教徒によって虐殺された。パリでは約4000人が殺害された事件で「バルテルミーの大虐殺」と言われる。何度か映画化されている。

猫 ネコ NEKO

家の中で猫を飼うようになり、外を気ままに歩く猫を見かけなくなりました。だから、気ままに歩ける島で暮らす猫の姿が癒しの対象となり、猫のいる島が観光スポットになっています。また島猫を撮った写真集がベストセラーになっています。

さて、家の中から外へ一歩も出たことのない家猫は、飼い主のちょっとした油断で、外に飛び出してしまうと家に帰れなくなり、迷よい猫になってしまいます。そんな迷よい猫が増えています。捕獲された迷よい猫は殺処分されることになります。玄関のドアを二重にするとか、玄関と住居スペースの間に柵を付けるとか、飼い猫も優しい住空間にしていただけると迷い猫が減少すると思います。

殺処分になる猫を救おうと猫の里親探しが官民協力して行われています。

横浜市保健所:
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/hokenjo/genre/douai/joto/jotoinfo-cat.html
ペットのおうち:http://www.pet-home.jp/cats/kanagawa/
ネコジルシ:http://www.neko-jirushi.com/foster/?pref_id=14 など。

猫好きはコレクター?

猫好きの方は犬好きの方よりも、グッズのコレクターだと聞きました。猫グッズを扱うお店が犬グッズを扱うお店よりも多いからでしょうか? 犬は毛をカットしたり、服を着せ替えたり、首輪を取り替えたりと楽しめますが、猫はそれが出来ない分、飼い主が猫グッズを身に付けるからでしょうか?

収集したグッズの多くが家族や友人からのプレゼントだという点も猫グッズコレクターに共通しています。
プレゼントを買う側にとって、犬の形は小型犬から大型犬、プードルやブルドッグなど種類によってまちまちですが、猫の形は共通性があり贈り易いと思われます。猫グッズは置物やアクセサリー、そしてこんなネイルアートにまで・・・楽しいですよね。


ネイルアート:Ixia(イキシア)大倉山
http://blog.livedoor.jp/ixia_nail/

高野慈子プロフィール

 

2014年10月に還暦を迎え、ますます元気なおばちゃんです。
実家はレコードの小さな町工場でした。
音楽家の多いファミリーツリーの中では、異色の人生を送っています。
アリゾナに1年間英語の勉強に行きましたが、素晴らしいインディアンに出会い、自然体で生きることを学びます。いろいろなボランティア活動・反戦活動を始めたのもこの頃かしら?

学生時代、弁論部だったことがあり、多くの政治家の選挙運動のお手伝いをしたことから、政治・経済にも強い関心がある「おばちゃん」。
アメリカから帰国し、OL時代は会社に内緒で訳詩・作詞のアルバイトをしたこともありました。また、OL時代は某会の映画モニターになり、某映画評論家の会にも入っていました。

横浜で一番古い冷凍・冷蔵・空調・エアコン部材店の高野商店に嫁ぎ(店と結婚したわけではないけど。。。)「冷たくしてごめんなさい」をキャッチコピーにして日々頑張っています。

2001年から2010年まで、中小企業の集まる会に所属し、そこで知り合ったIT業界の人からツイッターやfacebookを知り、facebookでは「高野家夫婦の会話から」が笑いを取っています。
その人の娘さんが作曲家で、「青虫もんじろちょう」が子ども向けの曲となり、ユーチューブにアップされています。(安希子はペンネーム)

2015年現在、本業の他に、NPO横浜カーフリーデーの副理事、ヨコハマNOWのプロデューサー、神奈川ドイツワイン協会のメンバー。

映画とオペラとミュージカルが大好き、ジャンルを問わず、JAZZやロック、シャンソン、ラテン音楽のコンサートやライブに顔を出し、頑張っている音楽家を応援しています。京都人の父と新潟人の母のDNAを受け、東京生まれ、埼玉育ち、横浜暮らしの「おばちゃん」です。

facebook:https://www.facebook.com/go.yasuko.gogo

あおむしもんじろちょう:

 

Comments are closed.

ヨコハマNOW 動画

新横浜公園ランニングパークの紹介動画

 

ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
(動画をみる)

横浜中華街 市場通りの夕景

 

横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。
(動画をみる)

Page Top