第5回 春という季節について
二月です。この記事が掲載される頃には、立春が過ぎ、そして旧正月も過ぎ、日の長さもありありと感じられる頃でしょうか。
最近――お正月には遅く、立春には早いですが――通勤かばんを新調して、なんとなく新鮮な気持ちで過ごしています。白崎文子です。
先日、通勤電車の車内番組で見たのですが、立春の日差しは冬至と比べて二割ほど強くなっているのだそうです。
私は先んじて鞄を新調しましたが、立春の頃に新しくするものの定番と言えば、お財布です。春のお財布だから、お金で「張る」財布ということで、とても縁起がいいと言います。実際、季節の「ハル」という言葉は、草木の芽が「張る」からそう呼ぶのだという説もあります。他には、薄暗い冬に比べて季候が「晴る」からである、など。
面白いことに、英語で春を指す「Spring」にも、「ばね」「跳ねる」といった意味があります。軽やかな様子がなんとも春らしい情景、ぐんぐんと伸びる芽や活発に動き始める小さな生き物を想像させますね。尤も、「Spring」が春を表すのはこの単語に「泉」という意味があるからです。それが転じて「源泉」「始まり」を意味し、それをもって一年の始まりの季節を示すようになったからで、先ほどのような愉快なイメージは語源とは異なった発想であるとのこと。
多くの言語で春が「始まり」を意味するのは、農業を始めることのできるこの季節を一年の始まりと考えるからです。人々の大半が農業ではなく会社勤めをしている現代も、その感覚は変わらないのでしょう。特に日本は、春に年度――この場合は学校年度や会計年度のことですが――が替わります。
お正月から引き続き、進級・進学・異動、プライベートで新しいことを始めるなど、物入りな時季が続きますから、その中でお財布を新調するというのは、お金に対する意識を引き締める効果もあるのでしょうか。
中には、新しいお財布が嬉しくてついついお金を使ってしまう人も居るかもしれませんが!
鞄を新調した私は、更に近いうちに本棚を買い足し、ミシンを買う予定があります。どちらもなかなか大きな出費です。ともに以前から折を見て買う予定でしたから無駄遣いというわけではないのですが、大きい買い物をした後はお金に対する意識を引き締めないといけないような気がします。
やりたいことは沢山ありますが、その一つ一つを確実にこなしていけるように、ものを買っただけで満足しないように、気持ちを引き締めていきたいものです。
実は資格の勉強も考えている、白崎文子でした。
(文:白崎文子/)
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