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永岡鉄平の「若者にフェアなスタートを」(第3回) 定時制高校の現実

by staff on 2016/3/10, 木曜日

ハマっ子社会起業家「永岡鉄平」の『若者にフェアなスタートを』


 
 

 

株式会社フェアスタート、NPO法人フェアスタートサポート
代表 永岡 鉄平

横浜生まれ、横浜育ち。株式会社フェアスタート、NPO法人フェアスタートサポートの2法人の代表を務め、日々、児童養護施設の若者達を中心に18歳で親を頼れずに自立する若者達への就労支援活動に取り組む永岡鉄平が、日々の活動で感じたことを話します。
想いは「かわいそう」ではなく「もったいない」

 

定時制高校の現実

皆様こんにちは。

30歳を過ぎ、見事に痩せにくくなった自分の体を何とかしようと、自分の体質を調べるということを行ってみました。すると、油を対外に排出する力が弱く脂肪として貯めやすいことが発覚し、以降これまで毎日のように食べていた揚げ物を断ってみたところ、それでだけで2週間で2キロ痩せることが出来た永岡鉄平です。まだまだ寒さが猛威を奮っておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

今回は少し真面目なお話を。

皆様は、夜間の定時制高校に通っている若者達に対して、どんなイメージがあるでしょうか。

先日、横浜市内の定時制高校から依頼を受け、卒業目前のこの時期に、まだ進路が決まっていない高校生の就職相談を実施しました。その数、6名。

6名ともそれぞれ可能性を感じる若者達ばかりでしたが、特に印象的だったのは、最後に面談をした18歳の女生徒。
本当は中学を出た後に高校に行かずに働きたかった、でも周りが高校は出ておきなさいというので、高校に頑張って通いました、という彼女。
これまでのアルバイト歴について話を聞いてみると、高校1年生の頃から、昼間は中華料理屋でアルバイト、夕方から学校に行き、学校後は夜から明け方まで居酒屋でアルバイト。
これを、実に週6日こなす生活を3年間。間違いなく1日の労働時間は2か所で合計8時間超えています。
コミュニケーション能力も高く、下手したら4歳年上の大卒新卒者たちの多くと比較しても、大人なのではないかという雰囲気をまとった彼女。
このような若者でさえ、卒業間近に進路が決まっていないという現実が定時制高校にあります。

平成25年度の神奈川県内の定時制高校の卒業生の進路データを添付しますが、いわゆる進学者が全体の2割、就職決定者が3割、一時的な仕事に就いた者とその他が約半数の5割。
これからの世代を担う可能性のつまった若者達の2人に1人が、進路が決まらずに卒業しているという現実があります。そして、上記、アルバイトに勤しみ、働く力が十分にある若者も、このデータの中では進路未決定者にこのままではくくられてしまいます。


(クリックでPDFを表示します)

彼女に、なんで就職先が決まっていないのか質問を投げかけました。
すると、高校の求人では、いわゆるこれまで自分がアルバイトでやってきた、サービス業系の求人ばかりで、魅力を感じることが出来なかった、と。
せっかく社会で正社員として働くなら、パソコンを使ったりするような仕事がしてみたいのだけど、そういう求人があまりなかったので困っていたとのこと。

とても納得できますし、これも高卒就職の現実の1つです。
高卒就職の市場においても、いわゆるIT求人などは、それなりに存在します。
ただ、多くが全日制の工業高校や商業高校の生徒を優先して採用する傾向が高いとみられ、定時制高校などは、この辺りが劣勢です。

片親世帯の割合が5割以上、生活保護世帯の割合が1割~2割、といわれている定時制高校。
中には、彼女の様に働くことが大好きで、成長意欲が高い生徒さんも確実に存在します。
彼女には、早速IT系の求人を紹介し、これから就活に突入です。

働きたい若者達に、フェアなチャンスが届くよう、フェアスタートは引き続き活動に努めてまいります。

永岡鉄平

永岡鉄平プロフィール

株式会社フェアスタート 代表取締役
NPO法人フェアスタートサポート 代表理事
ホームページ:http://fair-start.co.jp/

経歴

2004年に明治学院大学経済学部を卒業後、リクルートグループに入社し、求人広告の法人営業に2年間従事。その後、当時の顧客に誘いを受け、大学院生の就職問題を解決することを目的とした就職支援会社の設立に参画。幹部として、フリーペーパーの発行や求人ポータルサイトの制作といった新規事業を立ち上げながら、法人営業、登録者へのキャリアカウンセリング、広報、採用担当と幅広い業務を兼任しながら約3年間会社の発展に貢献。
約5年間のサラリーマン生活の中で、働くことから遠ざかろうとする若者の増加、若者が採用できずに苦しむ中小企業の増加を感じ、若者と雇用の世界で根深い社会課題を認識。この課題に起業という形で対峙したいと決意しサラリーマンに終止符を打つ。様々な教育事例、子育て環境、貧困問題などを勉強していくうちに、社会的養護の子ども達・若者達の存在を知る。親からの支援が見込めない中、逆にだからこそ同世代よりは働くことに真剣に向き合い、高校卒業後18歳という若さで社会に挑戦するものの、多くがワーキングプアとなる彼等・彼女等の現実を知り、人材業界で培った経験を活かし、彼等・彼女等の就労支援を決心する。起業準備期間を経て、株式会社フェアスタートを2011年8月に起業。2013年1月には、NPO法人フェアスタートサポートも設立。

受賞歴

  • 2010年9月 第1回社会起業プランコンテスト(内閣府地域社会雇用創造事業)最優秀賞受賞
  • 2014年2月 キララ賞受賞(かながわ若者活き活き大賞)

その他役職員

  • 横浜YMCA常議員
  • 明治学院大学同窓会評議員

 

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