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笑う門(第18回) 笑顔をめぐる冒険!

by staff on 2016/7/10, 日曜日
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合資会社 笑う門代表 山田浩和

PROLOGUE 連載に寄せて

こんにちは!
合資会社 笑う門の山田浩和と申します。

1971年8月生まれ。保土ケ谷生まれの保土ケ谷育ち。
獅子座のO型。動物占いは「磨きぬかれたたぬき」。
歴史上のヒーローは前田利家と土方歳三。
好きなマンガはワンピースです。
仕事は「販売促進企画」という名称で、中小企業・小規模事業者・個人商店・商店街などのコンセプトづくりや販売促進に関する企画立案、販促物(名刺やパンフレットなど)のデザイン・制作などをしています。
また、それに関連して地元・保土ヶ谷の地域まちづくりや商店街活動、あるいは所属している中小企業団体の活動などに取り組んでいます。

ヨコハマNOWでは、2011年6月号から3年半、私が事務局を努めさせていただいている「保土ヶ谷宿名物会」のコラムを書かせていただいていました。この度、新企画として、2015年1月より、(名物会も含め)前述のような私の業務や活動に関して書かせていただくことになりました。
改めまして、よろしくお願いいたします。

 

テープカットのテープ

何かに「ハマる」までの道のり

例えば、好きなアーティストや作家はいますか?
あるいは好きなシリーズものの映画や小説などはありますか?
もしくは、今現在でも過去でも、それなりにハマッた趣味や習い事はありますか?

最初の頃を思い出してみてください。
それらに対する「ファン度」はもちろん、知識や技術って、最初から今のレベルではなかったと思います。
また、最初のキッカケって、様々だったと思います。

つまり、「何かしらのキッカケ」があって、「始める決心」をして、最初は分からなくて多少の困惑はありつつも、「その世界」に触れて、少しずつ少しずつ、学んだり体験したりしながら、1つ1つ覚えていき、気が付いたら今のレベルに達していた、という感じではないでしょうか?

私たちは「モノではなく物語を売る」というコンセプトを提唱していますが、「物語を売る」とは、まさにそういうコトなんです。

英雄の旅

アメリカの神話学者、ジョーセフ・キャンベル氏は、語り継がれる神話や民話には一定の法則がある、と唱え、その法則を「英雄の旅(ヒーローズ・ジャーニー)」と名付けました。
それは、大まかに言えば「日常→越境→試練→成長→勝利→帰還」という流れで展開していく、というコトです。

主人公は、平凡で何か満ち足りない日常を過ごしています。

(日常)

そんなある日、事件が起きます。
そして、謎の人物(賢者)が現れ
「事件のカギを握るのはお前だ」
「事件を解決する冒険の旅に出るのだ」
と告げます。
主人公は最初、冒険を拒否しますが、やがて覚悟を決めて旅に出ます。
(越境)

知らない世界での冒険は、主人公に様々な試練を与えます。
(試練)

賢者に与えられた武器と魔法を頼りに闘い、一つ一つ技を身に付けて行きます。
やがて、志を共にする仲間と出会い、事件解決の糸口を掴んでいきます。
(成長)

ついに、主人公たちは事件を解決するために避けては通れない最大の試練に立ち向かいます。
「ラスボス」ですね。
やがて、主人公はボロボロになりながらも、死力を尽くしてラスボスを倒します。
(勝利)

そして事件は解決。
主人公は宝を手に入れ、古郷や王様のお城など、何かしらのゴールに辿り着き「英雄」になります。
(帰還)

「笑顔のある人生」というゴール

この「英雄の旅」の流れ、実は前述の「何かにハマる道のり」と同じだというコトにお気づきでしょうか?

「ソレ」と出会う前の日常があります。
(日常)

ある日、何かのきっかけで「ソレ」と出会い、始めます。
(越境)

最初は分からないコトだらけで困惑します。
(試練)

やがて、数を重ねたり指導されたりの経験・体験を重ねてレベルアップしていきます。
(成長)

モノによりますが、例えば、どこかの段階で試験に合格したり試合に勝ったり、あるいは全部揃えたり、全部を制覇したりなどなど、形があったりする場合もあるかもしれません。
そうでなくても、ふと気づけば、「ソレ」が「楽しみ」であったり「生き甲斐」になっていたりします。
(勝利)

そして、その「楽しみ」や「生き甲斐」を手に入れる事で、豊かになり幸せになり「笑顔のある人生」というゴールに辿り着くのです。
(帰還)

前述の「ソレ」こそが、私たち小さなお店や小さな会社なのです。

主人公はお客様。
私たち事業者は、主人公を支える賢者。
賢者が主人公に与える武器・魔法・技が私たちの商品・サービスです。

ドリルを買う人が求めているのは?

「ドリルを買う人は、ドリルを欲しがっているのではなく、穴を開けたがっているのだ」

という格言があります。
ドリルを売りたければ、ドリルのスペックを説明するのではなく、穴を開ける必要性を伝えなければいけない、という意味です。
50年近く前の言葉だそうです。

私たちがお客様に伝えるのは、スペックではなく、私たち小さなお店・小さな会社とお付き合いいただくことによって「笑顔のある人生」に辿り着ける、ということです。
ただし、どのような冒険になって、どのような勝利を手に入れるのかは各社・各店によって千差万別です。
そこをキチンと企画し、設計するのが「物語を売る」販促企画なのです。

ゴールはお客様の「笑顔」です!

笑売繁盛・販売促進5W1H

小規模事業者ならではの販促企画、お伝えします!
小規模事業者ならではの販促企画、お伝えします!

【其の十】クライアントモデル⑤

クライアントモデル⑤
クライアントモデル⑤

とりあえず、前回までの復習です。

クライアントモデルとは、いわゆる「ターゲット層」であり、「モノではなく物語を売る」販促企画における物語の主人公。
そして、自社にとって最も理想的な顧客像のコト。
このクライアントモデルを想定するために最初にやることは「嫌いな顧客像」と「好きな顧客像」をピックアップすることです。
ピックアップした「好きな(=理想の)顧客像」が実在しない空想のキャラクターにならないように、チューニングをします。
つまり、(顧客に限らず)身の回りにピックアップした理想の顧客像に近い人物がいないかを探してみます。
実在の人物と理想の顧客像を照らし合せることで「具体性」がグーッと上がります。
そして、クライアントモデルを明確にする上での一番の山場として、自社・自店の商品で解決できるお客様の
「困りごと・悩み事」「解決したいコト」「成りたい自分・望み」
を100ヶピックアップします。

ここから本題です。

さて、前述の通り、理想の顧客像の

  • 困りごと・悩み事
  • 解決したいコト
  • 成りたい自分・望み

などを「100ヶ」ピックアップできたでしょうか?

で、あれば、クライマックスに進みます。

前々回に思い浮かべた「理想の顧客に近い身の回りに実在する方」、そして前回、書き出した理想の顧客の「お悩み」「お望み」をイメージしつつ、いよいよ「理想の顧客」のプロフィールを想定します。
年齢・性別・家族構成・職業・趣味・住所・出身地の他、趣味嗜好・休日の過ごし方・積極的 or 消極的・ポリシー・ライフスタイル・行動パターン・判断基準・相談相手・お金の使い方などなど、思いつく限り、あらゆるものを想定しましょう。

その際、前々回に思い浮かべた「理想の顧客に近い身の回りに実在する方」とは異なっても構いませんが、前回ぴくアップしたお悩み・お望みが変わってしまうのは上手くありません。
あなたが解決できる悩みや望みを持っているのはどういう人なのか、掘って掘って掘り下げましょう!
想定したクライアントモデルが実在するかどうか、確認しましょう。

そして、いよいよ仕上げです。
プロファイリングしたクライアントモデルが本当に実在するか、確認します。

もう一度、いるかいないかチェックしましょう。
もし、身の回りに、それに該当する人がいるのでしたら、「お悩み」や「お望み」、情報収集の仕方、購買行動、予算など、その方に直接、(モニターとして)ヒアリングをしてみても一番良いですし、難しければアンケートなどの調査方法をしてみましょう。

以上が、クライアントモデルの創り方ですが、もちろん、コレが唯一無二の方法ではありませんし、一度で完璧に創れるとは限りません。
自分自身でクライアントモデルをブラッシュアップしたり、より良い方法を検討したりしながら「理想の顧客像」を創り上げてください!

次回から「商圏モデルデザイン」です。
ご期待ください!

笑売繁盛・販売促進5W1H Webサイト
http://warau-5w1h.jimdo.com/

お知らせ

宿場朝市「ごうどいち」

保土ヶ谷区内で採れた新鮮な野菜や保土ヶ谷宿名物、横浜市内のコロッケグランプリ「ガチコロ」で準優勝したコロッケなど、保土ヶ谷のイイモン揃えてます。
皆さまのご来場をお待ちしています。

日 時 9月4日(日)10:00~13:00
会 場 北川製粉所
神奈川県横浜市保土ヶ谷区帷子町2-82
JR横須賀線・湘南新宿ライン 保土ヶ谷駅西口から徒歩3分
参加費 入場無料
参 照 https://www.facebook.com/goudoichi/

下記URLからメールアドレスをご登録いただければ、開催日程等をお知らせいたします。
ご興味ある方は、よろしければ以下のフォームからメールアドレスをご登録ください。

QRコード
http://qq4q.biz/tBEO

ごうどいち: https://www.facebook.com/goudoichi/

合資会社 笑う門 代表 山田浩和

 

合資会社 笑う門
〒240-0006 横浜市保土ヶ谷区星川3-7-22田中ビル2F
TEL.045-333-3068 FAX.045-333-3068
E-mail yamada@hesochiku.com
Websie http://www.warau-kado.com/

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