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絵本から笑本へ(第3回) 紙芝居の目指す道

by staff on 2016/7/10, 日曜日

あっという間に暑くなってきましたね。

夏が近づくと毎年、思う事があります。
「昔の夏って、こんなに暑かったかなー」

ぼくみたいな若輩者が、
「昔」なんて言葉を使ったら笑われるかもしれませんが。
それでも子どもの頃の夏は、こんなに暑く感じなかった。
なんでかな?

子どもの頃は暑がる前に、
もっと楽しい事があったんだろうな、きっと。

お陰様で、絵本作家として本当に色いろな場所から
「口演」のご依頼を頂けるようになってきました。

基本的には、室内でのイベントがほとんどですが。
最近、何かと野外でのイベントに呼ばれる事が多くなってきています。
なんでかな?

やっぱり夏だから、イベントやるにも
外がいいのかな、みんな。

太陽の下、汗をかきながら絵本を読む。

なかなか気持の良いものです。

野外で絵本作家 保科琢音『読絵ん会』を開催するとき、
絵本以上に大事になってくるのが「紙芝居」の存在。

紙芝居は絵本よりも大きく、野外では特に
お客さまを引き付けることが出来るから。

それに紙芝居を見た事が無い子ども達って、結構いるんです。
それこそ、思うのは
「昔って、もっと紙芝居を見る事あったよなー」

でも今は、
公園に「紙芝居屋さん」もやって来ない。
本屋に紙芝居もめったに売ってない。
図書館で借りるのが唯一と言っていい。

正直、紙芝居は「なつかしい物」になりつつあります。

絵本とは違って新作の紙芝居は、めったに出版もされません。

紙芝居の普及に努めている方々はたくさんいます。
でも正直、上手くいっている様に、ぼくは感じない。

「紙芝居と絵本は車の両輪の様なもの」
なんて言っている方々がいらっしゃいますが、
それは絶対に違う。

それにしちゃ、紙芝居の車輪は小さ過ぎる。
絵本からしたら、走りにくいでしょ。

ぼくからしたら、絵本と紙芝居は同じな様で、
マッタク違う表現方法。だから、
マッタク違う作品になる。だから、
マッタク違う道を進まないといけないんです。

紙芝居と絵本は「両輪」なんかじゃなくて、「別々の車」。
別々の方向を目指すべきなんです。

ぼくは絵本作家として

「日本一の絵本作家」になるために活動をしています。

でもぼくは、紙芝居も大好きです。

それは何故か?
紙芝居は絵本を高めてくれるから。
そして、
絵本は紙芝居を高めてくれるから。

ぼくは日本で一番、紙芝居の未来について考えています。
絶対。
絶対に!

ぼくは「絵本作家」でもあって
「紙芝居作家」でもあるんです。

実際に口演で披露するのは、
絵本よりも紙芝居の方が数は多い位。
だからぼくは、紙芝居の未来についてよく考える。

「今のまま」を後世に伝えていくのも大事。でも、
「今のまま」じゃ紙芝居は消えて無くなるよ。
ほんと。
ほんとだよ!

紙芝居は、絵本以上に「自由な事ができる」と、
ぼくはそう信じているんです。
箱の中に入れて、右から左にめくられていくだけが、紙芝居じゃない。
もっと紙芝居には、「やらないといけない事がある」と、
ぼくはそう信じているんです。

絵本作家 保科琢音の紙芝居は面白いよ。

正直、紙芝居に関して言えば、
すでに「日本一の紙芝居作家」だと自負しています。
ほら、今月も自信過剰が顔をだしてきた。

でも、本当にそうだと思う。
図書館に働いていた10年間で、たくさんの紙芝居も読んできましたが、
面白いと感じた紙芝居は…ふたつ位。

ほとんどが、絵本でも出来るような話をただ、紙芝居にしているだけ。
それじゃマッタク意味が無い。

紙芝居だからこそ、出来る事。
紙芝居だからこそ、やれる事。
紙芝居でしか、やれない事。
他の紙芝居作家さんは考えているのかな。
考えてないだろうな。
考えてるようには感じないな。

ぼくは紙芝居で、
あれであんな事もします。
あれをあんな風にもします。
あれがあんな感じにもなります。

今までの紙芝居の概念を、くつがえしまくっています。
だってさ、誰もやらないから。
紙芝居でやれる事、めちゃめちゃあるのに。

気になる方は是非、
絵本作家 保科琢音『読絵ん会』に参加するか、
ご依頼をお待ちしています。

ここで詳しくしゃべったらマネされちゃうもんね。
いや、誰もマネなんかしないか。
いや、マネされないのも嫌だな。
いや、でもやっぱしゃべんない。

それだけ紙芝居で面白い事を、やってるって事です。
それだけ紙芝居の面白い未来を、みせれるって事です。

これからも面白い紙芝居。
そして、笑える絵本。
考えて、書いて、創り続けていきます。

絵本から笑本へ!
また、次回。

(文・イラスト:保科琢音

イベントスケジュール

最新のイベントスケジュールは こちら をご覧ください

筆者紹介

 

絵本作家 保科琢音
1983年、神奈川県生まれ。
横浜市の小・中・高を卒業。
公立図書館に10年間勤める。
2013年、絵本「あっかんべー」出版。
絵本作家の活動として、絵本や紙芝居の製作だけでなく、「読絵ん会」という名の「読み笑わせ」口演を行っている。
神奈川区三ツ沢下町にある「笑がおが 集まる みんなの広場 おかげさま亭」プロデューサー。
 
また、落語家「絵書家 筆之輔」としても活動。
2013年、横浜市職員落語愛好会会長に就任。
漫才コンビ「ワンダフルワンダ」としても所属。
 
目のおおきな妻とほっぺのやわらかい娘と、おもしろおかしな三人暮らし。

ヨコハマNOW取材記事
「僕にとっての横浜は「未来へ笑がおをつなぐ街」。絵本作家の保科琢音さん」
http://yokohama-now.jp/home/?p=13904

『読絵ん会(どくえんかい)』の様子を動画でご覧下さい。

 

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