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ゆるマナー講座(第15回) フレアLLPをご紹介します。

by staff on 2017/1/10, 火曜日

マナーアドバイザー/フレアLLP 岡田 承子

明けましておめでとうございます。
皆さまお健やかに新年を迎えられたことと思います。充実した一年になりますように。

さて、昨年からヨコハマNOWに「ゆるマナー講座」を掲載していただくようになり丸一年が経ちました。これまで、マナーについて心に浮かぶことをつらつらと綴ってまいりましたが、今年は私たちフレアLLPが行っている研修や授業の中でお伝えしていることを、取り上げていきたいと思います。

まずは私たちの日頃の活動を簡単にご紹介いたします。


c 2017 Frear LLP

フレアLLPの活動

  • 企業、自治体などの社員・職員接遇研修
  • 病院、介護施設などでの職員研修
  • 女性のための「大人のたしなみ」講座
  • 大学での地域公開講座
  • 大学での接遇研修や就職面接対策講座  など

また「日本マナー・プロトコール協会」認定講師として

  • 大学、専門学校、高校での「マナー&プロトコール」授業
  • 大学、専門学校、高校での「マナー&プロトコール」検定対策講座
  • 専門学校での「ホスピタリティ」「テーブルコーディネート」などの授業
  • 企業での接遇研修、新入社員研修
  • 小学生のための「楽しいお箸講座」  など

【お問い合せ】フレアLLP: info@frear.co.jp 柳田・岡田
  新人研修、各種接遇等講座、親子のマナー研修、和食や洋食のマナーなど、
  ご興味がございましたらぜひご連絡ください。
  お問い合せだけでも大歓迎です!

伝えたいこと

「敬語を話せるようになりたい」、「目上の人と一緒でも恥ずかしくないテーブルマナーを身につけたい」、「冠婚葬祭のマナーを知りたい」
最初の授業で「マナーの授業で何を学びたいと思っている?」と聞いてみると、多くの学生がそのような言葉を口にします。
彼らのそれまでの生活の中ではマナーを気に留めることなどなかったけれど、だからこそ、ちゃんと学んで、「社会人として恥ずかしくないマナーを身につけたい」という気持ちが見えてきます。

「今更マナーって言われてもねぇ」
研修では、このようにおっしゃる大人の方々もいらっしゃいます。
今まで色んなことを経験して、もう十分わかっているはずだし、これからもマナーが必要とされるような堅苦しいところにはいかないから、今のままで大丈夫だということのようです。

核家族が当たり前になって、もう随分経ちます。
「お行儀が悪い!」「こういう場ではこのようにするのが常識」。小さな頃から、おじいちゃんやおばあちゃんに日々何かを教えてもらうことも、ほとんどなくなりました。マナーを意識することなく育ってきた若者が多いのも当然でしょう。
大人でも、十分わかっていたつもりなのに、いざという時に戸惑ったり、できなかったりすることが実はまだまだあります。

そこで、授業や講座では、様々なマナーの形(表し方)と共に、なぜそうするのかをお話します。

人と人の関わりがあるからこそ必要とされるマナー、自分以外の人に対する思いやりを形にする大切さ、学生は元より大人の皆さんにも納得していただけるようです。

キーワードは『臨機応変』

でも、何でも型通りにいかないことがあります。イレギュラーが発生するからです。

ある時、『和室での振る舞い』の講座の中で、お茶の出し方、お代わりの仕方などについて話をしていました。
「和室での動作は座って行うことが多い。お茶をお出しする時も、お客様の下座側に一旦座ってお盆を置き、お盆の上で湯呑を茶托に載せ(湯呑と茶托は重ねずに運ぶ)、それからお客様にお出しする。お代わりをする時は、出している湯呑を下げてから新しいものをお出しする。等々」

ところが、「デイサービスの利用者さんにお茶をお出しするのに茶托は使いません。お代わりも急須ごと持って行って出します」と介護施設の職員さん。
「それに、私は膝が痛くて立ったり座ったりするのがキツイので、和室でも立ったままです。お代わりも立ったまま注いでいます。それはマズイですか?」

確かに彼女のやり方は「和室の振る舞い」からは大きくかけ離れています。
旅館や料亭の女将さんなら、「それはちょっと・・・」となるでしょう。
しかし、介護施設などではご利用者さんが使いやすいことが一番です。茶托があろうが無かろうが、どのような形でお出ししても、そこはそれぞれの施設のやり方に従っていただければ良いと思います。
問題は、和室で立ったまま、お茶出しをすることです。これはちょっと無作法ですね。
でも、痛いのを我慢してまで座る必要はありません。よろけたりして却って危ないかもしれません。では、どうしましょうか?

「お茶をお持ちしました。立ったままで失礼しますね。膝が痛くて座れなくて・・・すみません」と、ひと言添えるだけで良いのです。
していることは同じでも、この言葉があるかどうかで、相手が抱く印象は変わります。
「申し訳ないな」と思う気持ちを持っていることが伝われば、相手も納得でき、失礼にはなりません。

人はいろいろ、状況もいろいろ、必ずこれでなければいけないという決まりごとはありません。その時々に合わせて、相手に失礼の無いよう自分の対応を変えることができる、その『臨機応変さ』がマナーには大切です。

でも、そのためには、 “基本のキ” をまず知っていなくてはなりません。

次回からは、様々なシーンでのマナーをお伝えしていきますので、
どうぞお楽しみに♪

 

筆者プロフィール

岡田 承子(おかだ しょうこ)  

岡田 承子(おかだ しょうこ)
マナーアドバイザー/フレアLLP
日本航空国際線客室乗務員を経て、国際交流協会での仕事、また社会福祉法人では障がい者国際スポーツ大会事務局の運営業務やマナー研修に携わる。現在は、自治体、企業での接遇研修や、NPO法人日本マナー・プロトコール協会認定講師として大学で指導をしている。

柳田 圭恵子(やなぎだ けえこ)  

柳田 圭恵子(やなぎだ けえこ)
マナーアドバイザー/フレアLLP
日本航空株式会社国際客室乗務員を経て、2009年よりマナー講師に。企業や自治体、大学、専門学校で接遇研修や マナー・プロトコール講座を行っている。NPO法人日本マナー・プロトコール協会認定講師。

本の紹介です

ゆるマナー 始めましょ

 

 

 

「ゆるマナー 始めましょ」
(岡田 承子・柳田 圭恵子 著 / ほんの木)
簡単で、誰でも、いつでもできること、だけど何だか優しくて
温かい気持ちになる。そんなマナーを「ゆるマナー」と名づけました。
 
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