第15回　変化というものは

新しい年が始まります。皆様は、どのような年末年始を過ごされたでしょうか。

この記事を書いているのは2016年の12月なのですが、今のところこれといった予定は立っておりません、白崎文子です。

この記事が公開される頃、良い年の変わり目、有意義な休暇を過ごせたと実感できることを、今は願うばかりです。

願うだけではなく、自分のことですからしっかりとそのように行動をしなければいけませんが。

さて、これは私事ですが、実は2016年いっぱいで二年半勤めた会社を退職し、新しい年より新しい職場で働くこととなっています。不思議なご縁がきっかけとなったお話で、少し前までは自分が転職するなど考えてもいませんでした。

しかし思い返してみれば、元の職場については根拠もなくぼんやりと「きっと三年は勤めないだろう」と感じながら入社していました。

また、新しい職場は自宅から少し遠くなるため、仕事が落ち着いたら引っ越しをするかもしれないのですが――横浜からは更に遠のいてしまいそうです――現在の賃貸も「二回目の契約更新はするかどうか分からないな」と感じながら入居したのでした。

虫の知らせというものとは少々違うのでしょうが、不思議なことです。

2016年中はトラブルもありましたが趣味も広がり、年明けから新たな環境にチャレンジすることとなり、何かと変化を感じさせる一年でありました。毎年毎年、何かしら小さくはない変化があるものですが、今回の変化は特に大きく感じられますから、新しい一年への期待も自然と高まり、気を引き締めようという思いも強くなるというものです。

気を引き締めようという思いが強くなるばかりで、自然と気が引き締まってくれるわけではないのが、注意したいところですね。

皆様も、日々さまざまな変化の中で生活をしているものと思います。

日常の中の変化はとても些細で、ともすれば同じような毎日を繰り返しているようにも感じます。

半面、大きな変化はある日突然にやってきて、しかも起こるときには立て続けに様々なことが変わってしまうような気がします。

けれど、それはもしかしたら、些細な変化が積み重なり、はっきりとした形になるタイミングがあるというだけなのかもしれません。

新しい年、新しい日々に、単調な繰り返しのような思いを抱かず過ごすことが出来れば、次はもっと素晴らしい変化を起こすことが出来るのかもしれませんね。

白崎文子でした。

（文：白崎文子／）