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書評 「ありがとうの神様」 ダイヤモンド社 小林正観 著

by staff on 2017/2/10, 金曜日
 
タイトル ありがとうの神様
単行本(ソフトカバー) 364ページ
出版社 ダイヤモンド社(2015/2/14)
ISBN-10 4478061874
ISBN-13 978-4478061879
発売日 2015/2/14
購入 ありがとうの神様

「人は一人で生きていると “ヒト” ですが、喜ばれるように生きていくと、人と人の間で生きる “人間” に変わります。人の間で生きるということは、 “自分が必要とされている” ということです。 “人間” の生きる目的は、欲しいものを得たり、何かを成し遂げることでなく、人の間で喜ばれる存在になること、 “ありがとう” と言われる存在になることにほかなりません。」と正観さんは終わりのところで書かれています。

人間関係・仕事・お金・子ども・病気・運・イライラ・男女・と項目が上がっています。「私が40年間、研究してきた結論を言いますと、どうも、私たちの周りには、 “神様が存在するらしい” という結論にいたりました。」と表紙の裏のところで書いておられます。

「私たちは、自分の怒りや憎しみは正当である、と思い、相手の怒りや憎しみは間違っている、と思いがちです。しかし、自分が間違っていると思いながら争いを起こす人は、世の中にはいません。 “私は全部正しい” と思う心が争いを引き起こしているのです。」 「謙虚さとは、自分がどう生きるかを、自分に課して生きていくことです。自分の価値観を他人におしつけたときに、まわりのものが見えなくなる気がします。」

だからすべてが、ちょうどいい、とお釈迦さまの言葉を紹介されます。

すべてが、あなたにちょうどいい。
今のあなたに、今の夫がちょうどいい。
今のあなたに、今の妻がちょうどいい。
今のあなたに、今の親がちょうどいい。
今のあなたに、今の子どもがちょうどいい。
今のあなたに、今の兄弟がちょうどいい。
今のあなたに、今の友人がちょうどいい。
今のあなたに、今の仕事がちょうどいい。
死ぬ日も、あなたにちょうどいい。
すべてが、あなたにちょうどいい。

人の悪口ばかりいっている人には、悪口をいうあなた、にちょうどいい、悪口をいう仲間が集まってくると言われます。 「すべてが、あなたにちょうどいいのです。」と。 人の悪口を言わない人には、悪口を言わないあなた、にちょうどいい、悪口を言わない仲間が集まってきます。だから「嬉しい、楽しい、幸せ、愛している、大好き、ありがとう、ツイてる、仲間があつまってきます。」と言われます。

「不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句を言い続けると、そのとおりの人生になる」のところでは、ですから、朝から晩まで「嬉しい、楽しい、幸せ、愛している、大好き、ありがとう、ツイてる、と言い続けると、この言葉をまた言いたくなる現象や出来事にかこまれまるようです。

「ありがとう」の奇跡の項があります。 「ありがとう」を言い続けると、また「ありがとう」と言いたくなる現象が降ってくる、というのです。 「神様」は「その人が発した言葉」に反応して、「その言葉を、また言いたくなる現象」を起こします。言ったことが叶うのでなく、「いった言葉をまた言いたくなるように神様がセットするらしい」と正観さんはいいます。 「神様」は「その人が好きな言葉」を認識し、「その人がまた言いたくなる」ように働きかけているだけです。であるならば、「嬉しい、楽しい、幸せ、愛している、大好き、ありがとう、ついている」といった喜びの言葉を口にしたほうが「得」です。だからこうも言われます。 「ありがとう、を年間1万回言ったとします。すると、この人は、ありがとう、を言うことが好きみたいだ、と思った神様が、ありがとう、と言いたくなる現象を、来年も1万個降らせてくれるらしい。」 このことがわかっていると、神様をつかいこなす、ことが出来ます。たくさんの「ありがとう」を口にするだけで、神様の力、を自由に味方につけることが出来そうです。

そして次のようも話されます。 「心をこめなくてもいいから、ありがとうをたくさん言っている人には、 “ありがとう” といいたくなるようなことが、次から次へとおきてくることになります。目の前に嫌いな人がいて、心の中では “この人のことが嫌いだ、苦手だ、この野郎” と思っていても “ありがとう” と言ってみる。言われた相手はきっと “感謝された” と思うはずです。腹の中が煮えくりかえっていても “ありがとう” を言い続ける。そうすれば、周りの状況も楽しめると思います。」

正観さんはこうも言います。 「人間は、どうしても許せない人にさえ、感謝することが出来る。」 嫌いな人、許せない人、好きになれない人がいて、その感情を自分で抑えることができないのなら、許す必要はありません。好きにならなくてもいい。でも “感謝することはできるか” を考えてみてください。」 「許せない人でも、3年間感謝し続けたら、許せるようになるかもしれません。6年間感謝し続けたら、好きになるかもしれません。」 正観さんもかつて許せない人がいたのだそうです。あるときのことです。 「謝ったり、頭をさげるたりするのは1cmでもしたくないけれど感謝をして頭を地面につけることはできる。」 と思ったそうです。なぜなら、その人のおかげで、人間的に成長できたからだそうです。

正観さんは、「究極の愛の形は、ただ相手のそばにいてあげること」と言われます。究極の愛はとは、おそらく「仁」です。特別のことをしなくていい、と言われます。そして「神様はキレイ好き」と言われます。 「とくに、汚れが目立つ “トイレ” と “台所” と “洗面所” をキレイにしておくと、神様が評価してくれるようです。」 この本には神様が味方をする71の習慣が書かれています。

(文:横須賀 健治)

 

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