お茶にしましょう（第12回）　お茶とお菓子　甘い関係

第12回　お茶とお菓子　甘い関係

夏も盛りバテたり疲れが出てはいませんか。
暑さで食欲も無くなる時季、水分を補う果物や甘さ控えめのスィーツなどで涼を摂り健やかにお過ごしくださいね。

このところお茶がよくマスコミに取り上げられています。煎茶を水からいれた水だし煎茶、煎茶を粉砕した粉末茶など、お茶のヘルシーさやナチュラルさが今、日本のみならず世界から注目されているのです。
そんな日本茶に欠かせないのがお菓子。日本のお茶はお菓子と共に発展、成熟してきました。

和菓子はお菓子の芸術品とも言えます。
私たちが、口にする和菓子は主に江戸時代に完成したものがほとんどです。まんじゅう、せんべい、練羊羹、桜餅、おはぎ、大福…甘い和菓子はお茶の渋味、苦味に合います。
その甘い和菓子には餡を使ったものが多いですね。餡の原材料の小豆には｢サポニン｣｢カリウム｣が含まれています。これらには利尿作用を促し有害物質を体外に排出する働きがあります。｢サポニン｣には肝機能を向上させる効き目もあるのです。
実はなんとお茶にも｢サポニン｣｢カリウム｣が含まれています。
お菓子を食べてお茶を飲むということが、単なる楽しみのひとつではなく、そして味がマッチするだけではない。医食同源にまで及んでいる深さ。日本人の生み出した知恵と工夫に感服せずにはいられませんね。
煎茶には練羊羹、すっきりいれた煎茶の香りにほどよい甘さの羊羮。虎屋のひとくちタイプの羊羮は手頃で良いですね。意外な組み合わせですがビターチョコレートも合うのですよ。
ほろ苦さとチョコレート独特のまったりとした甘さが煎茶のさっぱりした喉ごしに合います。お菓子好きな私は、旅に出るとその先で必ず和菓子屋さんに立ち寄ります。お菓子を少し購入してどんなお茶をいれようか、ワクワクしながら旅から戻るのです。

保土ヶ谷で毎週火曜日にオープンしている茶らんぽらんでも店内でお茶をオーダーしたかたにはお菓子を付けています。お菓子を楽しみに来店されるお客様もいらっしゃいますよ。
ぜひ一度お越しくださいね。冷たいお茶の用意もしています。

8月の茶らんぽらん
1日（火）　12:00-16:00（終了しました）
8日（火）　12:00-16:00（終了しました）
22日（火）　12:00-16:00
29日（火）　12:00-16:00
場所:かたびらスペースしばた。
お待ちしています。
https://www.facebook.com/katabiraspaceshibatamaru

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筆者紹介

本　名 井上 香織　KAORI INOUE 略　歴 1966年10月京都府生まれ。 父親の転勤で広島県、三重県で育つ。 短大卒業後、航空会社に客室乗務員として勤務。 結婚、出産育児を経て2003年に日本茶インストラクターの資格取得。 消費者の視点でお茶を捉え、講座、PRはリピーターが多い。   お茶講座の依頼、販売　承っております。 ご遠慮なくお問い合わせください。 TEL：090-8812-1058 E-mail：kaori1058inoue@gmail.com