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書評 人生の質を高める12の習慣 ~ライフクオリティ向上プログラム~ 大和書房 ワタナベ薫 著

by staff on 2017/10/10, 火曜日
 
タイトル 人生の質を高める12の習慣
~ライフクオリティ向上プログラム~
単行本(ソフトカバー) 206ページ
出版社 大和書房(2015/8/12)
ISBN-10 4479783245
ISBN-13 978-4479783244
発売日 2015/8/12
購入 人生の質を高める12の習慣~ライフクオリティ向上プログラム~

「良いことや素敵な人が引き寄せられてくる!」の言葉を表紙の裏に見つけた。え!なに!「好きなことは諦めず挑戦する」「嫌いな人に時間も労力もさかない」挑発的な言葉であるが、そこにくぎ付けにされた。「ある日突然、別の人にはなれなくても、ある日を境に、人生を変えることは出来ます。」

はじめにで「決めたらすぐに行動する!これを合言葉にして、本書を読み進めてくださいね。」「頭のなかのことを書き出してみることは、脳と潜在意識へのインプット作業となる大事な行為です。」にはまってしまった。

まずは「モノと付き合う人を減らして思考をシンプルにする」が最初の章である。「8割のモノは使っていない!?」「きれいをキープするたった一つの方法は、使ったらすぐ元の場所に戻すということ。」そして問いかける。「今、あなたがお付き合いしている人々は、十年後も二十年後もずっと大切にしていきたいひとですか?」そして「人間関係をシンプルにすると新しい風が吹く」と言われます。

「人間関係で悩まない方法」の章がある。「コミュニケーションの大原則は、あなたもご存じの通り、耳に十四の心と書く漢字の、 “聴く” ことです。相手の話すことに耳を傾けることが第一歩なのです。」これはアクティブリスニングと呼ばれていることですが「いかに相手に理解されるかではなく、いかに相手を理解するか、ということの重要性を教えています。」デパートで洋服を見ている時の店員さんの応対を事例として出されます。「何かお探しですか?という言葉から始めて、徐々にその人のもとめているものを聞き出しているはずです。」

「行動パターンを変えれば性格が変わる」の章がある。うまくいってる人の特徴を述べています。
○ 行動力がある ○ 素直である ○ 謙虚である ○ 人に与える精神がある ○ チャレンジ精神がある ○ 人の成功を手伝っている ○ 直観に優れている があげられています。

うまくいってる人の特徴は「行動しているかどうか」だけなのですと言われます。ここで大きなことは「それを自分で考えながらアウトプットしている」かどうかにかかっているようです。「いちどでも行動してみれば、うまくいかなかった時はなぜか? どうして他の人はうまくいっているのか? を自然に考えるようになります。」 そして言います。 「天才には二種類いると言われています。ひとつは誰にもできないことが出来る天才。もう一つは誰にでもできることを、誰もやらないレベルまでやっている天才です。」後者は努力の賜物であり、世の中の成功者、天才、カリスマと呼ばれている人たちの多くは後者のパターンであり、私たちもまねのできるものだと著者は話されます。経験を積むと「勘」が生まれ、情報の量を多くすると、直観力が高くなるようです。この情報を強化するためにフィードバックの検証をして行くことです。これがアウトプットの基礎となるのです。検証を丁寧にしていくことで、直観力を高めていくことができるようです。「学ぶことをやめた瞬間、進化が止まります。何も変わらない未来が確定してしまいます。しかし、学び続けて得られたフィードバックをもとに、変化して進歩しようと努力すれば、いつからでも未来は変わります。そして、この積み重ねが膨大な知恵となり、どんな逆境でも瞬時にはたらく直観をつくりあげます。」

「自分のために時間を使うことを覚える」という章があります。「重要だと思いながら、後回しにしていることはありませんか?」こうしたことは結果的に自分の価値を下げてしまっていることに気づかないといけないと述べられます。「あらかじめ自分にとって本当に重要な予定は先に入れて、そのあとで日常やらなければならない活動をいれていくのです。」 「あるいは、仕事などで時間がきまっているものに関しては、その前後の時間で必ず自分だけの時間をつくり、大事なことをする時間をとるのです。」著者はそれを「自分アポ」といって「予定の最初に入れてみてください。」と言われます。

「自分のやりたいことを見つめ直す」という章があります。「大それたものでなくていいので、自分の求める幸せは何かを考えてください。」「だれにも感謝されなくてもやりたいことは?」著者はつぎのようにも言います。「自由な心」を手に入れること、それは自由に思いどうりに生きているという実感があることで、幸せを感じられることのようです。
そこで「あなたが人生の中で大切にしていることを、三つ書き出してみてください。」と問い掛けられました。

12章は最終章です。「毎日進化する自分になる」ここで著者は次のように語られます。「心理学や脳科学もどんどん進歩しているので、必要な人は常に新しい情報を取り入れなければなりません。こういうスピードについていくには、自分の価値観にこだわりすぎない柔軟性が必要になってきます。」そのために「定期的になぜ自分はそう思っているのか? 本当にそうなのか? と自問することが大切です。」そして「自問によって自分の思い込みがゆらいできたら、チャンス、と思いましょう。この時にこそ、人は変化することができるからです。」そして著者は次のように言います。「ちいさな支流がやがて大河になっていくように、私たちの小さな変化は、やがて大きな成長へとつながっていきます。」

「変化には時々痛みが伴うことがあります。決断には勇気がいることもあります。でもその一歩を踏み出す人だけが、次の世界をみることができます。」といって、「一緒にこれからも進歩し続けてまいりましょう」と著者は綴られる。

(文:横須賀 健治)

 

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