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ハチゴロウの鳥撮り日記 第1回「帷子川のカワセミの親子」

by staff on 2018/3/10, 土曜日

第1回 帷子川のカワセミの親子

始めまして、私は「ハチゴロウ」こと樋口幸春と申します。ムツゴロウさんといえば、ナチュラリストで動物研究家の畑正憲氏のことですが、別に向こうをはって6(むっつ)の上を行く「ハチゴロウ」と名づけた訳ではありません。 『八五郎』 は私の曽祖父の名前です。

その昔、義理堅い 『八五郎さん』 は、横浜の自分の店を畳んでまでして、新橋の天麩羅店『橋善』を手伝いました。 『橋善』 は1831年(天保2年)創業の老舗てんぷら屋で、天丼のルーツがこことも言われ、どんぶりに大きなかき揚をのせて出すのが有名でした。 『八五郎さん』 の葬式は、勤めていた時の店主の遺言で 『橋善』 の跡取りが出してくれました。(ご注意:橋善は現在店じまいをしています) 『八五郎さん』とは会ったことがありませんが、温厚で器用な人だったと聞いております。その『八五郎さん』の名前をブログや日記に使っております。

私は白物家電の全盛期にT社に勤めておりました。出張先や赴任先で見かける鳥に興味を持ち、退職後は鳥たちを撮りに日本全国に出掛けています。日本の各地で出会った鳥たちの話を毎回ご紹介したいと思います。

私が住んでいる保土ヶ谷区には帷子川が流れています。旭区を水源とし、保土ヶ谷区を南北に流れ、西区のみなとみらい地区を通って横浜港に注いでいます。最近、きれいになった帷子川に水辺の生き物や魚が戻ってきて、それを餌にするカワセミを見かけるようになりました。ヨコハマNOW連載の第一回は、身近な場所(保土ヶ谷)から『カワセミの親子』です。私は、2002年から多くの野鳥を撮ってきましたが、中でも一番多く撮ったのがこの『カワセミ』です。

手前でエサを咥えているのが親です。
近所の帷子川にカワセミのヒナが出ていました。
写真はちょうど親がエサを運んできたところです。

十数年前から多くの人たちの努力により、帷子川は綺麗になってきましたが、川にペットボトルなどのごみを捨てる人もまだいるようです。カワセミは『清流の宝石』とも呼ばれています。いつまでもカワセミたちが住める川にしていきたいですね。

ヒナは4羽できたようです

人は通常女性の方が美しく着飾り 「見目麗しい」ものですが、鳥はメスよりもオスの方が美しいと言われています。ところが 『カワセミ』 はオスとメスは殆ど変わりません。遠目で見分けるのは難しいでしょう。 「オスとメスの見分け方」 なんていうサイトがあるくらいですから・・・ 子育てをしている上の写真では親と子の見分け方も難しいです。どれが親だか分かりますか? 子にエサをやるのでちょっと痩せてやつれて見えるのが親鳥です。 カワセミを撮るには、カワセミとの距離が近いと、飛んでいるカワセミをフレームに入れ続けるのは難しいです。また、焦点距離の長い望遠レンズは、被写界深度 (前後方向のピントの合う範囲) が狭いので、飛出しなどの撮影では、前後方向に飛ばれると、ピントを合わせ続けることが出来ません。横に飛ぶ時も、飛んでからレンズを振ったのでは間に合いません。飛び出す方向を予測する必要があります。





カワセミ撮影の楽しみの一つは、ホバリングです。ホバリングしている時、顔はほとんど動きません。そしてここぞとばかり、撮影枚数がグ~ンと増えますね (笑)

2010年のブログでこのカワセミたちをご紹介しています。ブログはこちらから、ご覧いただけます。
カワセミの話(前半)http://s.webry.info/sp/08561926.at.webry.info/201708/article_8.html
カワセミの話(後半)http://s.webry.info/sp/08561926.at.webry.info/201708/article_9.html

筆者紹介

 
本 名 樋口 幸春 (ひぐち ゆきはる)
略 歴 1950年6月、母の実家の東京都中野で生まれ、横浜市南区万世町で育ちました。現在は帷子川近くの保土ヶ谷区西谷町で生活しています。
県立高校の電子科を卒業し、計算機の保守サービスの仕事を約10年間従事しました。
1970年後半になると、公共の上下水道プラントシステムが計算機により制御されるようになってきたので、それらの設備の現地試験調整する部門に転籍しました。
2003年に早期退職し、アルバイトをするようになりました。この頃、近くの公園にカワセミがいることを知りました。自由な時間が増えたので、頻繁にカワセミを撮影するようになりました。
昔から鉄道を撮影していたので、カメラは持っていました。そのうちにカワセミ以外の野鳥にも興味を持つようになりました。
今では、年に数回、北海道や沖縄で、野鳥を撮影しています。

 

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