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マイムアーティストの沢村誠一さん

by staff on 2018/6/10, 日曜日

パントマイムは「誰もが分かるように」と演じるとつまらないものになってしまう、かと言って謎解きのように難しくしてしまうと「何をしているか分からなくなってしまう」そこの加減が面白いと思いますね。今回のゲストは沢村誠一さん。本当は少し恥ずかしがり屋さん? 初対面の人と話すときは緊張してしまうそうです。今のお仕事からは想像できない沢村さんの一面をのぞいてみましょう!

マイムアーティストの沢村誠一さん
マイムアーティスト
沢村誠一さん
 
お名前 沢村 誠一 (さわむら せいいち)
お生まれ 6月25日
お住まい 鎌倉市
ご家族 ご両親、姉が二人
お仕事 パントマイム
ネットショップTearCheerの運営
HP https://seiichi.tearcheer.info/
FB https://www.facebook.com/Tearcheer/

 

人見知りのせいか無口な性格でした

両親の実家は双方とも山口県で、母が里帰りをして出産したので、私も生まれたのは山口県です。 父は根岸にある会社でタンカーの入港や積み下ろしのチェックをするのが仕事でしたので住まいは磯子区の汐見台団地(社宅)でした。山口は生まれただけ、育ったのは横浜の磯子区ということになります。鎌倉に引っ越したのは12歳の頃。 母は専業主婦。4歳上の双子の姉がいて、中学生くらいまではよく喧嘩をしました。

汐見台団地はいろいろな企業の社宅が集まって1つの団地の形を作っているのですが、私はいつも会う子とは仲良くなれるのですが、見かけない子とはなかなか話ができませんでした。

近くの小学校は殆どがこの団地の子供達が通っていました。それなのに同じクラスの子とは親しくなるのですが、その友人がクラス替えで違うクラスになったとたん、廊下ですれちがっても話をしなくなるような『人見知り(?)』でした。

姉が習ったお稽古事をやってみた・・・

小学校の3年~4年の頃は習い事に明け暮れていました(笑)。 姉たちがが習っていたものは自分もやると思っていましたから、週二回の学習塾の他に、水泳、ピアノ、剣道、そして今ブームになっている将棋も習っていました。 こうして見ると1週間ず~と習い事に明け暮れていました。5年生になり反抗期が訪れたのか? それとも自我に目覚めたのか? 「友達と遊びたいから習い事はやめる」と言って、少し大人になった気分を味わいました。

中学生の頃に鎌倉に引っ越すことになり環境が大きく変わりました。当時姉が通っている中学校の状況やTVや雑誌、漫画からも「中学校には不良がいると思い込んでいて、『人見知り』の私は、もっと『無口』で目立たない生徒になりました。

体が硬いといわれて・・・

パントマイムをするようになり、ストレッチや筋肉運動など始めましたが、中学・高校生の頃は「体が硬い」と言われました。ボールを投げれば「肩が硬いね」と言われるし、ボールを蹴れば「ひざが硬いね」と言われました。体育の時間は球技が多く、体育はあまり好きではありませんでした。音楽もちょうど声変わりの時期で、声変わりを「音痴」だと悩んでいて、歌を歌うのが嫌でした。物を作ることが好きで、美術(絵よりも造形)や家庭科(洋裁)の授業は好きでした。

部活は小学生の時に習っていた『剣道部』を選びました。相手の出方がなんとなく読めたので校内試合は良い成績が取れました。 『人を見る』という観察力はこの時から自然と身についていたのかもしれません。なんとなく勝ててしまうので練習に身が入らず、地区大会や全国大会では相手選手はもちろん『初対面』ですから負けてしまいましたね(苦笑)。

世界観が変わりました

高校で地理の授業でのことです。世界地図を気象図で読み取る授業がありました。日本よりも緯度が北なのに日本と同じ温暖な国があると知りました。風や海流の影響を受けて緯度や経度に関係なく作物や生物の分布図が出来上がります。生徒の好奇心を刺激する先生の授業は実に魅力的で、それが私の進路に影響しました。大学は法政大学の文学部地理学科、就職は測量会社に『測量士』として勤めることになりました。

それは受験勉強の息抜きから始まりました

高校受験のストレスの捌け口に始めたのが『ジャグリング』でした。最近ですとジャグリングの道具などは東急ハンズやホームセンターの手品コーナー・パーティグッズのコーナーで見かけますが、当時はどこで売っているのか分からず、物によっては手作りしたものです。もちろん独学でした。

大学では手品のサークルに入り、ジャグリングや手品など得意とする先輩から教わりました。北区滝野川会館などを借りて発表会をしました。400人程入る会館を満員にして行ったパフォーマンスですが、大うけで興奮したのを覚えています。

そこでは『人見知り』という殻を破って外に出る開放感のような、達成感のような、満足感のような、なんだかわけの分からない感情が込み上げ幸せでした。こうなると本格的に人前に出たくなり、サークルの友人の誘いでパフォーマーの育成・派遣会社を紹介されレッスン生として指導を受けることにしました。

測量会社に就職してからは不定期でレッスンを続けていましたが「本気なら弟子になりなさいよ」と先生に誘われ、測量会社を1年で辞めました。

マイムアーティスト 沢村誠一 誕生!

「肩が硬い、膝が硬い」と言われて体育が苦手だった私は、弟子入りの1年間は身体づくりの明け暮れでした。実は沢村誠一という名は芸名で、芸能人の仲間入りと思いきや、ストレッチ体操の毎日が続きました。先生がパントマイムのパフォーマンスを行う時は裏方で準備をしたり、お客の中で場を盛り上げたりと弟子の仕事は多種多様です。その仕事をこなしながら先生の動きを観察しました。

パントマイムに『著作権』は無いようで有るようで。。。例えば、パントマイムの神様と呼ばれたマルセル・マルソーの作品に似てしまえば「『パクリ』でしょう」と言われてしまいます。自分のアイディアでも先生の手が入れば『先生の作品』ということで、勝手に演じることはできなくなります。即興で演じるものはともかく、パントマイムにもちゃんと台本があります。

先生は芸能事務所を運営されていて、派遣の仕事が入るようになりました。仕事はコンスタントに回していただきましたが、税金などいろいろと控除されると手に残る金額は本当に微々たる物でした。

弟子入りして良かったことは、先生が他の生徒に稽古をつけている様子が見られることです。人それぞれに個性があり、体の筋肉、柔軟度も違いますから、教え方もそれぞれ異なります。ロープを登るマイムでは、私には首は使わずに手の動きでロープを表現するように指導がありましたが、別の生徒には首を使う動きを教えています。私はそれを盗み見ながら、ロープの上を見ることで「ロープの長さ」を、下を見ることで「登ってきた高さの恐怖感」を表現することにしました。人のマイムを見て勉強することができたのは大変良かったと思います。

笑いって面白い!

面白いから笑うのでしょうけれど、笑いって面白いと思います。昨年、夏のヨーロッパを旅しました。オランダ・ベルギー・フランス・イタリアと周ったのですが、路上パフォーマンスの許可が取れたのはイタリアのローマとミラノだけ、後は運まかせの旅でした。駅前広場や公園でパントマイムをしていると、注意を受けることがありましたが、お巡りさんも「○○公園に行きなさい」とか「○○○広場ならいいよ」と言った具合に、アーティストとしての扱いが丁寧なのが印象として残りました。観客の反応も大きく違います。観客の真似をすると「お前の真似をしているぞ」と大爆笑が起こります。日本では身体の特徴を真似すると「からかわれている」ような感覚に陥ることがありますけれど。イタリア人は乗りが良いと言われていますが、まさしくその通りで、リアクションが大きかったです。芸の邪魔をするのではなく、一緒に楽しむスタイルが洗練された遊び感覚だと思います。私が使っていた赤いマフラーを振りパフォーマンスに加わってこられたお客様がいて、即座に私は牛になって『闘牛』のパントマイムを始めたりと。。。私も楽しむことができました。

イタリアの女性が歯を見せて笑う様子を、『スマイル』というマイムにしてにぎわい座のげシャーレでのライブ『パッチワークvol.1』で演じましたが、笑いにもお国柄が出て面白いと思いました。



フェラーラー・バスカーズに出演したこと

昨年のヨーロッパ旅行は、実はイタリアのフェラーラーのバスカーズ(バスカーズとは投げ銭をもらうアーティストのことです)に出演が決まったため、イタリアに行く際に人伝に「あすこに行ったら」「ここに行ったら」という情報をもとに見聞を高める旅行でした。バスカーズの情報も名古屋でパフォーマンスをしている時に観客のイタリア人から得た情報で、費用はクラウドファンディングで集めることができました。

2018年4月14日に野毛のにぎわい座の地下にある『のげシャーレ』(小ホール)で『パッチワークvol.1』を企画し、貯めてきた作品の他に『スマイル』や『水たまり』など新作のマイムを披露しました。おかげさまで満員となり、観客の中に双子の姉達の姿も見ることができました。





パントマイムを演じる時に『音楽』を効果音として使います。普段から時間があれば、CDの試聴をして、パソコンには使えそうな曲2000曲が出番を待っています。歩きながら、珈琲を飲みながら、目は近くのカップルや親子の動きを追ってしまいます。こんな様子をこの曲を使って「どう表現しようか」と考えている時は、人をジィーと見過ぎないように注意しています。変な人と思われても困りますから。

あなたにとっての横浜とは

「私にとっての横浜は「きっかけを作ってくれる街」です。

独立してもなかなか投げ銭をもらえなかった頃、同じ路上アーティストからコツを教えてもらいました。 また観客の伝手でパフォーマンスができるお店を紹介してもらいました。

6月30日は野毛の『うっふ』(横浜市中区宮川町2-23-4 電話?045-315-5517)という大道芸バーに出演が決まりました。「『この人』を見て来たよ!」とお声を掛けていただけたらとても嬉しいです。

他には、鶴屋町の『うまいもん横丁』でパフォーマンスをしたり、高島屋の前で路上ライブを行っております。

まだまだ不定期な出演なので、実際にご覧になりたい方は私のブログを『沢村誠一』で検索し、ツイッターやフェイスブックで情報を得ていただけると助かります。

また、イベントへの出演はご相談に応じますので是非ご連絡いただけると嬉しいです。そして、運営しているネットショップTearCheer/ティーチャーも宜しくお願いいたします。マイムアーティストが着ているようなボーダーのシャツや小物の販売をしています。ちなみにTearは涙のこと、Cheerは元気なことを意味します。人生は泣いたり、笑ったりがあって面白いのだと思います。

(文:高野慈子

 

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