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ハチゴロウの鳥撮り日記 第3回「最速のハンター ハヤブサ(江の島)」

by staff on 2018/7/10, 火曜日

第3回 最速のハンター ハヤブサ(江の島)

昔の写真を整理していると、2005年4月に江の島で撮影したハヤブサの写真が出てきました。とある探鳥地で『江の島でハヤブサが生息している』と聞いて、さっそく撮りに行った事を思い出しました。

江の島は神奈川県藤沢市にある陸繋島です。「江ノ島」とも書きます。昭和41年~44年にかけて「江の島」に統一しようという運動がありましたが、一部の歴史的建造物や住所、駅名、刊行物などに「江ノ島」の表記が見られます。
 江の島は『湘南』を代表する景勝地であり、かながわの美林50に選ばれたこともあります。都心からも1時間ほどで来られる観光名所です。対岸の片瀬・鵠沼地区とは橋で繋がっています。

さてタイトルには最速と書きましたが、飛翔速度ではハヤブサよりもアマツバメの方が速いようです。正確な速度は分かりませんが、時速170kmといわれています、体長20 cm位の鳥の速度としては十分速いですね。
ちなみにハヤブサの体長は、オスが38cm、メスが51cmです。しかし、ハヤブサが獲物を狙って急降下する時の速度は、時速300km以上に達することがあるそうです。新幹線並みの速さです。

大分古い写真で、400万画素しかありません。
コントラストが無いので、トーンカーブを調整しました。

真上にとまったので顔はみえませんが綺麗な尾羽を広げて見せてくれました。

水を飲み終えて水場から飛び出したところ。

子育て中、餌はメスの親が幼鳥に与え、オスの親は幼鳥を襲うことがあるため、近づけないようしています。ほとんどの猛禽類のメスがオスより大きい理由は、メスがオスから幼鳥を守るためと云われています。
オスの親の運んできた餌は、空中でメスの親に渡します。運が良ければ江の島の上空で、ハヤブサのオスがメスに餌を渡すシーンが見られます。

ハヤブサの幼鳥

今年生まれた幼鳥が羽ばたきの練習をしています。ハヤブサの幼鳥は胸の模様は縦斑です。5月から6月にかけて幼鳥は巣立ちはじめます。ちなみに成鳥の胸の模様は横斑です。

ハヤブサの成鳥

横浜市近郊には江の島のハヤブサをはじめ、多くの猛禽類が生息しています。食物連鎖の頂点にたっている鳥たちがいるということは、豊かな自然が残っているあかしだと思います。次回はその一端をご紹介したいと思います。

筆者紹介

 
本 名 樋口 幸春 (ひぐち ゆきはる)
略 歴 1950年6月、母の実家の東京都中野で生まれ、横浜市南区万世町で育ちました。現在は帷子川近くの保土ヶ谷区西谷町で生活しています。
県立高校の電子科を卒業し、計算機の保守サービスの仕事を約10年間従事しました。
1970年後半になると、公共の上下水道プラントシステムが計算機により制御されるようになってきたので、それらの設備の現地試験調整する部門に転籍しました。
2003年に早期退職し、アルバイトをするようになりました。この頃、近くの公園にカワセミがいることを知りました。自由な時間が増えたので、頻繁にカワセミを撮影するようになりました。
昔から鉄道を撮影していたので、カメラは持っていました。そのうちにカワセミ以外の野鳥にも興味を持つようになりました。
今では、年に数回、北海道や沖縄で、野鳥を撮影しています。

 

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