絵本から笑本へ(第27回) 絵本作家がゆく。~緑区 いっぽ~
横浜市内全18区の「子育て支援拠点」を、
18カ月間コラムでご紹介していく連載第三期。
3区目の今月は緑区です。
緑区の地域子育て支援拠点は「いっぽ」。
いっぽへは、今回のコラムにあたり、
初めて遊びに行かせていただきました。
スタッフの皆さんにも歓迎頂き感謝です。
「地域交流」なんて言葉が流行っています。
あえて流行りと言った理由は、
ひと昔前にはなかった言葉だと感じているから。
ぼくは絵本作家として、また落語家として、色々な地域や施設へ出向きます。
その中ので「地域交流」であったり、「地域との繋がり」みたいな言葉を良く耳にします。
それだけ、皆さんが地域に意識をし、大切だと感じ、大事に思っている証拠です。
地域交流は確かに当たり前の事とはいえ、
なかなか上手く機能してる地域は少ないのも現状だと思います。
いっぽの近くには、色々な地域施設が数多くあります。
ケアプラザや地区センター、老人福祉センターや障がい福祉施設なんかもあります。
地域だからって、近くにあるからって、なかなか交流や連携は難しい。
しかし、いっぽはそれを可能にし、実現しています。
施設同士の交流や連携で、結果もだしています。
これは結構すごい事。
ぼくが遊びに行った日も、緑区では「みどりおはなしフェスタ」の真っ只中。
これは、いっぽが中心となり、おはなし会やスタンプラリーを開催するイベント。
ぼくもせっかくだからと、絵本と紙芝居の読み笑わせをさせて頂きました。
このイベントでも、子育て広場や図書館、保育園までもが連携していました。
もう一度言います。
これは結構すごい事。
偉そうな事や、当たり前の事は誰にだって言える。
そんな人を、ぼくは多く見てきたし、知っています。
でも、それを行動にうつし、結果を出している人は、やっぱり少ない。
そんな数少ない、行動と結果をだしている場所が、ぼくは、いっぽだと思います。
地域になにか刺激が欲しい人。
地域で新しい試みを始めてみたい人。
地域で面白い繋がりを見つけてみたい人。
「いっぽ」へ行けば、きっと背中をおしてもらえますよ。
そう、きっと新しい「一歩」が踏み出せるはず。
『絵本から笑本へ』
また、次回。
<今回訪問した施設のご紹介>
緑区子育て支援拠点 いっぽHP
HP: http://www.midori-ippo.com/
(文・イラスト:保科琢音)
筆者紹介
絵本作家。紙芝居作家。
公立図書館に10年勤める。
2013年 絵本「あっかんべー」出版。
絵本や紙芝居の創作だけでなく「読絵ん会」という名の読み笑わせ口演を精力的に行っている。
口演場所は計500ヵ所以上。
2017年 ベトナムホーチミンの幼稚園にて口演。
横浜市神奈川区にて開放している、赤ちゃんとお母さんが集える広場「おかげさま亭」プロデューサー。
また、絵書家筆之輔(えかきやふでのすけ)の芸名で落語家としても活動。
神奈川県を中心に落語会や落語イベントを開催。
横浜市内の小学校にて落語の授業を数多く担当。
2017年3月小学生60名が出演した「大黒寄席」プロデュース開催。
父親と子ども達による演芸クラブ「背中の集い」企画代表。
毎月定例の落語会として横浜市保土ヶ谷区の「しばた。寄席」。
ヨコハマNOW取材記事
「僕にとっての横浜は「未来へ笑がおをつなぐ街」。絵本作家の保科琢音さん」
http://yokohama-now.jp/home/?p=13904
『読絵ん会(どくえんかい)』の様子を動画でご覧下さい。
ヨコハマNOW 動画
新横浜公園ランニングパークの紹介動画 | ||
ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。 |
横浜中華街 市場通りの夕景 | ||
横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。 |
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