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チャレンジ(第1回) やりたい! と思う気持ち

by staff on 2018/9/10, 月曜日

第1回 やりたい! と思う気持ち

初めまして! 今月からコラムを書かせていただくことになったC.P.FACTORYディレクターの平安山美春です。
縁があって沖縄出身の人と結婚して名前は沖縄の苗字「平安山(へんざん)」ですが
横浜生まれの横浜育ち、現在横浜市在住の生粋のハマっ子です。

早速ですが、皆さんは今「やりたい!」と思うコトはありますか?
私は子供の頃から欲張りでワガママで、あれも欲しい、これもやりたい! とずっと自分がやりたいコトばかりを追及して過ごしてきました。(それを許してくれている家族に感謝です)

何をそんなにやりたいの? と思われるかも知れませんが、趣味の読書やお酒、旅行に費やす時間はもちろん、「家事」「育児」「仕事」全部自分でやりたいんです。育児をするために仕事を辞めたくない、仕事のために家族との時間を減らしたくない、それこそ娘たちの学校のPTAだって、自主的にやっています。ただ、料理はやりたくても下手なので、なるべく手抜きしています(笑)

その私が40代半ばになって、今一番やりたい! と思うコト。それは働くことが困難な人たちの「仕事を創り出す」ということです。

今は「できないこと」でも、挑戦し続けることで「できること」に変えていく

私は現在、西区内にある精神障害者が通う地域活動支援センターで、自主製品のアートディレクションをさせてもらっています。ここでは「生きていくのが辛い」と感じている人が大勢います。私のように「やりたい」と思う感情は少なく、作業にやりがいや価値を見出すことが難しい人がほとんどです。でもみんな、自分が作ったものが売れて、工賃としてお金を受け取れればとても喜びます。作る達成感と他者から認められること、人にはそれがとても大事なのです。

しかしながら、道のりは厳しいものです。
ハンドメイド業界が賑わっていますが、健常者でも良い作品を作ったからと言って売れるわけではありません。
ましてや、地域活動支援センターとは、障がいによって働く事が困難な方の日中の活動をサポートする福祉施設です。心と体の安定を最優先にする中、売れる商品を作り、販売し、工賃に変える・・それは今までに経験したことのない難しいことでした。

4年前に初めて関わった福祉の世界。知識も経験も無い状況で「やりたい!」という気持ちだけでは、これ以上は無理かな、と何度も辞めようと思ったけれど、福祉施設の職員さん、関わってくださる地域のボランティアさん、そして私の活動に共感してくださる多くの人々のサポートで少しづつですが形になってきました。

今は「できないこと」でも、挑戦し続けることで「できること」に変えていく。
このコラムでは、私自身の活動や、地域活動支援センターの様子、関わってくださる人たちのお話しなどを書かせていただこうと思っています。自分の考えを発信すること、それもまた私がやりたい! と思っていることです。

次回 「C.P.Factoryとは」 

(第1回了)

筆者紹介

 
本 名 平安山 美春(へんざん みはる)
略 歴 1973年横浜生まれ。
高校時代に米国イリノイ州立ネーパービルノース高等学校に留学し、本場のアートと最先端のコンピューター技術を学ぶ。
 
帰国後、東京工芸大学 画像工学科(現メディア画像工学科)にて色彩画像工学を学び、卒業後、画像加工技術を活かしたグラフィックデザイナー兼DTPディレクターとして制作会社に勤務。
 
2003年長女出産を機に退職、フリーで活動を始める。
Photoshop歴25年。2児の母。
 
現在は、DTPやWEB関係の制作や解析業務、ワークショップ形式を用いた様々な講座やイベントを主催する傍ら、自分の技術を福祉の役に立てたいと考え、精神障がい者が作る自主製品のアートディレクションなども手掛けている。

 

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新横浜公園ランニングパークの紹介動画

 

ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
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横浜中華街 市場通りの夕景

 

横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。
(動画をみる)

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