チャレンジ(第6回) 資源を無駄にしない
第6回 資源を無駄にしない
こんにちは。C.P.FACTORYディレクターの平安山美春です。立春を過ぎ、暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続きますね。私はこの立春(2月4日)生まれで、母の名前から一文字(美)と立春の春で、美春と命名されました。私が生まれた時、家族会議が開かれ「美春」にするか「春美」にするか、家族で多数決を取り「美春」と名付けられたそうです。私はこの名前の由来が好きで、自分の名前もとても気に入っています。家族に暖かく迎え入れられ守られて生きている自分がとても幸せだといつも感じることができるからです。
さて、今回は資材についてのお話しです。私が関わっている地域活動支援センターにはたくさんの寄付の資材が集まってきます。どんなものが寄付されてくるかと言うと、地域の方々からは、布、毛糸、ビーズ、レース、衣類(寝巻や着物)など、企業からは余った革やリボン、ボタンなども多くあります。これらの資材は障害者さんたちと分別したり、自主製品に活用したり、使い切れない場合は別の作業所とやり取りをして無駄なく活用しようと努力しています。
私が何でも欲しい!と言っているのもあって、有難いことに使いきれない程にたくさんの寄付を頂いています。
布は裂いて裂き織の材料にしたり、汚れた布や衣類はウエスにしたり。
編めたらいいのですが、私が関わっている作業所では編み物が出来る障害者さんはいないので、大量の毛糸はガーランドの紐に使ったり、ラッピングに使ったりしています。
ボタンやビーズなどは子供用のブレスレットにすると可愛くてバザーなどで人気です。
材料費を掛けずに自主製品を作り売り上げを上げ、みんなの工賃に変える。少しでも多く還元してあげたい。この取り組みはとても順調で次のボーナスでは多く工賃を払えそうですが、寄付されてくる資材が使い切れず持て余しているので残念な状況です。
そこで思いついたのが「資材交換会」です。ハンドメイドが好きな方はついついまとめ買いしてしまうもの。でも使い切れずに保管している方が多いので、捨てるのはもったいないからみんなで交換しよう!という会を開催する事にしました。参加者には入場料500円を頂き、自由に資材の交換をしてもらい、地域活動支援センターにある資材は欲しいだけ持って帰ってもらう。そして、入場料は地域活動支援センターに全額寄付して、どうしても購入しないといけない資材を買わせてもらう。これがとても好評でした!
1月に第2回目を開催したのですが、参加された方は要らないものは手放し、欲しいものをゲットして、そして作品や製作のアイディアなども意見交換したりして・・・何より皆さんとても楽しそうで、資材だけでなく人のパワーも無駄なく循環出来ている様子が見られ私も大変嬉しかったです。
次回は7月頃に開催予定です。
ご興味がある方は平安山(henzan@cpfactory.jp)ご連絡ください。
次回「商品開発!」
(第6回了)
筆者紹介
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