考えてみよう「子ども」・「家族介護」のこと(第1回) 「子ども」へのはじめの一歩は
第1回 「子ども」へのはじめの一歩は
はじめまして。ヨコハマNOW6月号からコラムの連載を開始する竹沢佐知子です。1回目の原稿を緊張しながら書いているところです。緊張の理由は、株式会社ともクリエーションズの渡邊伯桃子社長からヨコハマNOWのコラムに書いてみない? というお話を頂き、執筆経験がないのに「何事も勉強」と受けてしまったからです。こんな私に書けることは何かをじっくり考え、テーマの柱を「子ども」と「家庭介護」としました。
「子ども」のテーマでは、6年間の幼稚園教諭経験とベビーシッター業を営んだ25年間の家庭保育の経験ありますので、子育て期の家族の皆さんだけでなく、社会の大人の皆さんにも子どもたちのことを考えていただけるような内容を書いていきたいと考えています。
また、子どもは発達段階とともに成長するので予測がつきますが、「介護」は病気・事故・高齢によるものなど様々です。そして、突然起こることが多いです。「家庭介護」のテーマでは、私自身の親介護の経験で身についた知識やケアの事をお伝えできればと思っています。
本コラムは私自身のキャリアと経験をもとに書いていきますが、「へぇ~そんなこともあるのか」とか「こんな時、どうすればいいのかな?」などなど、読者の皆さんと「子ども」・「家族介護」のことを一緒に考えることができる場にしたいと思っています。
コラム第1回は、「『子ども』へのはじめの一歩は」というタイトルで書きます。
乳幼児や児童への残酷すぎる虐待の事件が多く、ニュースが流れる度に、心が痛くなってしまいます。そんな時、なぜ、親がそんなことをするのか? とか、なぜ、周囲は気がつかなかったのかなど、なぜという疑問や犯罪に憤る気持ちがおこると同時に、自分の子育てではそんなことがないとか、自分のまわりには子どもがいないし虐待もないからぁ~と、自分の身近に起こっていないと、どこか他人ごとでいることがあります。
いろいろな世代が一緒に住んでいた大家族の時には、家族がそれぞれ自然に役割分担して互い補いあって、近所も同様でつながりあっていたと思います。それが、核家族化が進み近所とのつながりも希薄になって、他人のことには口出ししないという風潮が生まれて、現代社会は、自分に関係ないことには関心を示さなくなってきているように思います。
子どもは家庭の中だけでなく社会の中でも育っています。子育て家族の方も、そうでない方も、全員が子どもと関係があると広く考えてみることも大切だと思います。そのためにまずは、「子ども」に関心をもつことです。日常の買い物など、外出先で普通に子連れ家族を見かけることがあります。その時は、子どもたちに目を向けてみてはどうでしょう。
関心を持つと、優しく子どもを見つめたり、時にはあやしたり、頑張っている親の姿に言葉をかけたりと、あなたらしい子どもや子育て家族とのつながり方が生まれてくると思います。 「子どもたちは大人たちに守られ育ち、子はやがて大人になって子を守る」という正のスパイラルの渦が広がると、安全に幸せに暮らせる社会がうまれるような気がします。
「子ども」へのはじめの一歩。それは、子どもたちに関心を持って子どもたちとの出会いをワクワクしながら楽しむ。そんな気軽な気持ちではじめてみてはどうでしょう。
《参考》
児童虐待かもと思ったら189番へ (児童相談所全国共通ダイヤル)
厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/gyakutai/index.html
筆者紹介
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