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横浜スケッチ(第38回) 兄弟展

by staff on 2019/6/10, 月曜日

ペンネーム 成見 淳

ヨコハマNOW6月号が発行される頃はスケッチ旅行で北イタリアの小さな村、オルタ・サンジュリオにいると思います。先月、5月8日から14日までの「成見兄弟展」を終え、この原稿を書き終えて一息ついた6月3日に成田を発ちます。今月号はこの兄弟展と、まったく同期間に行われた「鶴見高校OB美術展」の絵を中心にまとめてみました。

 

ギャラリーを借りての個展に近い展示会は今回が3回目。実は1回目の前に相模原市緑区青山のピザハウス「ドリーム・ファーム」梅澤社長のお誘いで二人展を行った。一人ではとても自信がなく、当時私もメンバーだった津久井湖ゴルフ倶楽部の池田光輝さんにお願いしての二人展で、これで少し度胸が付いた。これに味をしめて「自分の意志で主体的に会場を探して行った。」という意味での234番館を1回目としている。2回目は横浜そごう9階のギャラリー・ダダ。こちらは立地も良く、プロの画家の方が多く個展をされる会場で、私にとっては憧れの会場。隣室は赤坂孝史なので始まる直前まで不安と緊張の毎日だった。始まってからは開き直りの心境で、あっという間の夢のような一週間。今回の3回目も同じギャラリー・ダダだが、慣れの為か緊張はなかった。
(1回目の模様は 横浜スケッチ第26回 に、2回目は 横浜スケッチ第32回 に掲載)

 

鶴見高校OB美術展

さて今回は全く同期間、JR鶴見駅東口のサルビアホールギャラリーでの鶴見高校OB美術展と重なり、搬入搬出は家内に頼み、私は兄弟展に毎日詰めていて、最後までそちらには行けずじまい。展示したのは以下の2点。

「春」(三ツ池公園 横浜市鶴見区)4号

鶴見高校のすぐ近くに三ッ池公園があるという事でこの絵を出品した。両方の展示会用に原寸大の複製を10枚限定で作成したが、この複製は予想通り完売。

「朽ちて行く」(スェーデン、ストックホルム)4号

この作品はスェーデンの女性写真家の写真をインスタグラムで見て、是非絵に描いてみたいと本人にお願いして許可をもらったもの。私は行ったことがない所、自分の目で確認しない風景は描かない事にしている。そんなポリシーに従って6月のスケッチ旅行の足を伸ばしてミラノからストックホルムに行き、彼女に会ってこの絵をお渡しする約束になっている。でも、季節は冬から初夏に変わって、木には葉が生い茂っているだろうと思われる。この絵をお渡しすると手元に残らないので、6号の横描きでもう一枚描いた。

 

向かって左側が兄の能面コーナー

向かって右側、及び通路側が私の水彩画コーナー

次に主な絵をいくつか紹介する。鶴見高校OB美術展出品の「朽ちて行く」の姉妹作品ともいうべき作品。タイトルも絵の感じも変わっているが、その理由及び後日談も含め次回8月号に書く予定なので乞うご期待。

「再び湖へ」6号

今回展示の一番小さい絵。4号で描いたが左半分をカット

水がらみの絵が並んだが、これはたまたま。スロベニアはボート競技が強く、湖には直線のボートコースがある。環境に配慮して舟は手漕ぎのボートのみ。

「コオリナ・ビーチ」(ハワイ オアフ島)2号

これも2号の作品で、お買い上げいただいた。(またまた水がらみ)

「暮れて行く」(生麦中学校校庭から、横浜市鶴見区)6号

これもお買い求めいただいた作品。2018年12月30日の夕焼けで、「暮れて行く」は日没と、年が暮れて行く、の両方の意味。

「称名寺」(金沢文庫 横浜市金沢区)4号

これも人気の高かった作品。(またまた水がらみ)

 

能面

左:成見 聰  右:成見 淳

この二つの面ではずいぶん楽しませてもらった。

初日。午前中に私の友人が来た。彼は彫りが深く目が大きい。以前「あなたは兄が見たら絶対に彫りたくなる顔だ。」と勧めて彫ることになり、その面を持って来場。兄と彼とは初対面ながら昔からの知人の様だった。兄も約3か月間彼の写真を毎日見ながら彫ったので赤の他人とは思えなかったのだろう。話が弾んで、3人一緒に写真を撮ろうとなった。私達兄弟の面をバックに彼が面を被って。彼が面を外しもう1枚。撮り終って大笑い。「お面が笑った。」「いや、笑ったのは本人で、お面は笑わないよ。」 撮った写真を彼が見て「全然違和感ないなあ。・・・。あまりにもリアルなので、実物をベースにして、もう一個彫ってもらえますか? もっと能面チックな面を。」「どんなのが良いか飾ってある中から選んで、彫って欲しい顔をやってみては?」ということになった。大きい目を更に大きくして、口も大きく開けて、もう一枚撮影。3人一緒の写真は私のインスタグラムに載せてあるが、後者は内緒。仕上がりが楽しみだ。その後、彼と共通の友人が来て「あいつが彫ったなら俺も彫ってもらおうかな?」と発注。

私と次兄とは4つ違いだが、私の面は約15年前に作ってもらったもの。兄は今回の兄弟展のために作成したもの。当然歳の差以上に面の年齢は開いている。面を見比べている客がいると、そっと寄って行って「左は兄、右は私。ただし私のは15年前で、髪の毛など今の全然違います。一方兄の面は今回の展示会のために彫ったのでまさしく現在の姿。」と説明する。兄は正直だから髪の毛を意図的に増やしたり黒くしたりしない。それどころか顔のしみ、鼻の毛穴まで忠実に再現する。実物そっくり。当初、面をひもで直に吊るす予定だったが「ひもで吊るすとまるで首吊りみたいだ。」ということで板に載せた。それでも充分不気味だ。3~4歳くらいの女の子が入り口で母親にしがみついてギャン泣きしたこともあった。私の孫も小さい頃は怖がったりしたが、慣れたのかやがて泣かなくなった。海外に行く時は自分の面を持って行くが、子供は大体怖がって泣く。万国共通のようだ。この二つの面のお陰で、初対面の方もほとんど打ち解ける。

よくある質問。
①何で出来ているの? ②作るのにどれくらいの期間がかかるの? ③色はどうやって塗るの。そして④この値段安すぎない?

初日で質問の傾向が分かったので兄に教えてもらって、質問に答えながら会話が弾む。

答え。①木。桐、檜(ヒノキ)、②二か月強、③膠、糊粉、岩絵の具を使用。能面彩色技法で行う。④その通り。安。兄と一緒に金沢能面展で同じ優良賞をもらった方が来られて「この面の売値、桁が一つ足りないよ。」と言われた。「材料だけで1万5千円、金粉もグラム3千円はするよ。」

能面を展示するのは初めてとあって皆さんの関心も上々。せっかくだからと手に取ってもらったり、被ってもらったり。中には写真を撮ってあげたりしてサービス。なぜか写真を撮りたがる人は少ない。特に女性は1名のみ。

二日目に宇都宮と都内からお二人で来られた女性が能面1個、絵を2枚買っていただいた。

兄に電話で「売値は鉛筆書きだからゼロをひとつ足しますか?」と聞くと「いや、分かってもらえば良いからそのままで。」数多い客の中には能面が好きな人もいて「本当にこの値段で良いのですか?」と大喜びで買われて行く。

結局、兄の能面が3個、注文が2個。私の絵が3枚、プラス複製多少。兄の方が面二つ分金額的に上まわった。良かった、良かった。

左の「狐」が金沢能面美術館での優良賞作品。(非売品)

左:若女(20代の女性) 右:小面(10代の女性)
左がお買い上げ1号

左:獅子口  右:小獅子(お買い上げ2号)

鼓悪尉(つづみ悪上) お買い上げ3号

さて、次回の展示会は赤坂孝史先生の生徒展「AKC水彩画展2019。7月17日?23日。会場は横浜そごう9階ギャラリーダダ。これはという作品は兄弟展で出し尽くしたので、出国前に描くか、旅行中に描き上げるか?

筆者紹介

Jun Ohsawa 大澤 淳さん  
お名前 Jun Ohsawa 大澤 淳
E-mail j-narumi@ug.netyou.jp
URL http://home.netyou.jp/kk/ohsawa/
成年月日 1967年1月15日成人式。おひつじ座。いわゆる団塊の世代。誕生日はもっと前。
年齢 その年の西暦 ? 1947(3月25日以降)
生息地 横浜市鶴見区に70年弱在住。いわゆる浜っ子。
血液型 いわゆる典型的なAB型
性格 内気、控えめ(だが信念は曲げない)、人前に出るのを極度に嫌う・・・だったが、 最近は少しずつ変わって来た。これもネット化のおかげかな。
割りと簡単に物事をはじめてしまう。(衝動的、意思決定が速い、好奇心が強い)。
忘れやすい。(最近特に)
趣味 ◎絵画:(主に水彩画)初めは油彩だったが10年近く休止していた。ヨコハマNOWのお陰で、2015年より主に水彩画を中心に絵画を再開した。
◎文章を書くこと(エッセイ、旅行記など)。
◎放浪の旅:国外国内を問わず、スケッチポイントを求めて心の洗濯に。(すぐに汚れやすいので。)
〇ゴルフ:1979年にホールインワンをしたことも。42年間通った神奈川県津久井湖ゴルフ倶楽部を2016年12月に退会。ハンディキャップは全盛期13だったが。
〇2015年急に作曲を始めたが半年もたたずに現在休止状態。
●フォルクローレ(アンデス音楽):ケーナ、サンポーニャ等も演奏したが、今はたまに聴くだけ。

 

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