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横浜・寿町の新しい試み

by staff on 2019/6/10, 月曜日

 

横浜・関内のすぐそばに寿町という地区があります。
ここは、東京都の山谷、大阪市のあいりん地区(釜ヶ崎)と並ぶ三大「ドヤ街」の一つで、日雇労働者が宿泊するための「ドヤ」という簡易宿泊所が100軒以上立ち並びそこに6000人以上の方が住んでいます。

横浜市中区は22キロ平方メートの狭い地域に、県庁や市役所があり、元町・中華街、山手地区、寿地区がありと、現代社会の多様性をそのまま具現している日本全国でも珍しい地域ではないでしょうか。私はどの地区も徒歩圏にある横浜市中区に住んでいます。

寿町地区の住民の方々は高齢化が進み、生活保護比率も非常に高くなっています。横浜市は、寿地区の住民の健康づくり、介護予防、自立支援と市民相互の交流を図る目的で、「横浜市寿町健康福祉交流センター」を建設しました。



横浜市寿町健康福祉交流センター

2019年6月1日に開所式として盛大なイベントが開催されました。私も参加してきました。
この施設には診療所や公衆浴場「翁湯」、図書コーナー、ラウンジと様々な施設が備わっています。

その中の一つに「ことぶき協働スペース」があります。
ここは、寿地区で活動する各種団体の支援をするために設けられました。
私が理事を拝命しているNPO法人「横浜コミュニティデザイン・ラボ」が指定管理者として任命されています。

6月1日はオープニング企画として「寿町の未来を語る ~新施設開所に向けて~」「寿の営みと蓄積 ~寿町の記録と記憶~」「協働スペース × SDGs~若者の視点から~」等を開催しました。寿町の現状と今後を考えていく新しい試みだったと思います。

イベントのチラシ

イベント広場

開催イベントには、私たちの仲間が大勢登場しました。
昨年のWaWaWaイベントで登場していただいたNPO法人「あっちこっち」の降旗真理子さん(ピアニスト)・藤川玲奈(ソプラノ歌手)のミニクラシックコンサートがあり、「ヨコハマNOW」に「絵本から笑本へ」を連載されている保科琢音さんが絵書家筆之輔(えかきやふでのすけ)として落語を披露されました。

オープニングトーク

ミニクラシックコンサート

ミニクラシックコンサートの舞台の横には、たくさんの方々がカレーライスの炊き出しを待って並んでいました。

イベント会場で私に話しかけてきた男性は「楽しいね・・いい音楽を聴くと元気になるね」と「マイフェアレディ」の音楽に合わせて一緒に踊ってくれました。

「ヨコハマNOW]では今後、イベントなどを通して寿町地区の方々との新しい関わりを模索していきたいと考えていますので、応援よろしくお願いいたします。

 

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ヨコハマNOW 動画

新横浜公園ランニングパークの紹介動画

 

ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
(動画をみる)

横浜中華街 市場通りの夕景

 

横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。
(動画をみる)

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