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田中健介の麺食力-それから- 第10回 「閉店したお店② ~町中華編①~」

by staff on 2019/7/10, 水曜日

第10回 閉店したお店② ~町中華編①~

2010年に出版した自著「麺食力-めんくいりょく-」。横浜の麺料理とその周辺の情景を描きながらほとんど売れなかった可哀想な本。著者自身も出来上がった本に向き合うことなく、ついに来年に出版10周年となるのを機に、改めて当時の内容を振り返り、現在の移り変わりを綴っていく、ついでに啜っていく企画の今回が第十回目でございます。

前回は閉店してしまったナポリタンの名店の数々をお届け致しましたが、今回は町中華編。誰が名付けたのか町中華。何気なく存在する町場の中華料理店。近年よく取り上げられるようになりましたね。
拙著「麺食力」においても数々の「町中華」を記録しておりますが、閉店してしまった店舗の現在の様子についてレポート致します。

「中国食堂 曲暁明の店」のごま風味ラーメン。
坦坦麺の辛くないバージョンとも言うべきか。

まずは関内・南仲通に位置した「中国食堂 曲暁明の店」(P.24に掲載)。「ごま風味ラーメン」という、ラー油をたらせば坦坦麺になるようなラーメン。なぜこれをチョイスしたのか、さっぱり覚えていません(笑)。

「中国食堂 曲暁明の店」だった現在は建物そのままに別の中華料理店に。

食べたものはともかく、関内という、オフィスビル&雑居ビルの集合体の中で、平屋の店舗だったのは印象深くて、中に入ればオリエンタルな屋台のような賑わいがあって、空間としては好きでした。2013年頃に閉店し、建物はそのままで別の中華料理店となっております。

「大雅飯店」のカキそば。これは美味かったなぁ。

同じく関内は常磐町にあった「大雅飯店」(P.27に掲載)。冬季限定の「カキそば」が名物でした。唐揚げにしてから黒豆などとともに炒めたカキがゴロゴロ入っていてしっかり温まる、いやぁ、あれは美味かった!!

「大雅飯店」だった現在はこちらも建物そのままに別の中華料理店に。

「大雅飯店」も2010年頃、この本が刊行されて間もなく閉店されました。まったくもってこの本の効果がなかったのか、と思うと悲しいなあと思いますが。。。閉店にはいろいろな事情があると思います。建物も立派、中に入っても立派な店構えでした。「大雅飯店」なき後はやはり別の中華料理店に。

「山賊」の外観(写真残っていました!)。
北京式のラーメンを打っている様子は小さな頃から見ていた風景でした。

お次は長者町に。「本格北京料理 本場手打ちラーメン 山賊」(P.201に掲載)。アングラな雰囲気がプンプン漂う長者町の共同住宅の1階テナント部分に長らく存在したお店。店舗前では豪快にラーメンを打つ姿がキン肉マン世代にはとても印象的でした。

「山賊」で食した山賊麺。
鍋が欠けているあたりがアングラ感を演出していると思えば(笑)

店名を冠した「山賊麺」は土鍋に片栗粉でまとめたスープが入ったラーメン。冬に食べたのでとても温める一品でした。

「山賊」のあった建物は見事に更地に。
恐らく次はマンションでしょうが、1階はテナントが入る形態になるようです。

もともと訪店時に「あと3年すれば再開発で立ち退くから終わり」と店主が宣言していましたが、2015年くらいまで営業を続けました。よく頑張った。あの怪しげな共同住宅も解体され、次はマンションのようですが、1階はテナントが入る形態になるようなので、どんな感じになるのか注目していきたいです。

「栄来軒NOW」の三生嗎麺。
「サンマーメン」ではなく、「サンウーマーメン」と読む。
現在のサンマーメンの代名詞であるモヤシは入っていない。

お次は吉野町へ。横浜市営地下鉄ブルーライン吉野町駅前の吉野町3丁目交差点の角にあった「栄来軒NOW」(P.187に掲載)。サンマーメン発祥はウチだ!と豪語するお店でした。
ここの先代が昭和初期に長者町の中華料理屋で修業していた頃に先輩が賄いで作ったものが三生?麺(サンウーマーメン)だったとのこと。それはサンマーメンの代名詞であるモヤシは使用せず、白菜を細切りにしたものを入れていたと。そもそもモヤシが普及したのは戦後から、と店主は膨大なサンマーメン論文で説明してくれたことを思い出します。
この三生?麺以外にも、10種類くらいのサンマーメンメニューがあった、サンマーメン専門店だったのです。

 「栄来軒NOW」なき後はよくわからないけど飲食店になっている。

そんな「栄来軒NOW」も2016、2017年頃に閉店してしまいました。もう少しお話を聞きたかったな、という後悔がわずかに残ります。
まだまだあるのですが、次回に続きます。。。

筆者紹介

 
本 名 田中 健介(たなか けんすけ)
略 歴 1976年9月生まれ。横浜市出身。横浜市在住。
武相高校、神奈川大学卒業。
自称エッセイスト、本業は福祉関係。
ベイスターズファン歴35年、CKBファン歴17年。
 
2009年9月、日本ナポリタン学会設立、会長となる。
http://naporitan.org
 
2010年3月、著書「麺食力-めんくいりょく-」(アップロード)刊行
https://amzn.to/2DGVqiU(Amazonへ短縮リンク)
 
2017年5月~ 連載「はま太郎」(星羊社)「田中健介のナポリタンボウ」
https://www.seiyosha.net/
 
連絡先:hamanomenkui@gmail.com

 

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