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たれをかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに

by staff on 2019/7/10, 水曜日

♪ たれをかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに ♪



絵・千絵崇石
 

読み人:藤原 興風(ふじわら の おきかぜ)

現代語訳・・・いったい誰を昔ながらの友と言えばいいのだろう、高砂の老松以外にはもう誰もいない、その松だって昔ながらの友! と言うわけではないのになあ。

久しぶりに百人一首の歌人の唄です。私はまだ老いてゆく寂しさには遭遇しておりません。人生の一大イベントでもあった NENEROCK <69> BIRTHDAY LIVEを無事に終える事が出来、ほっと一息の日々、その節は色々と協力して頂き本当にありがとうございました。

最近私の尊敬する作家、田辺聖子さんが亡くなりました。彼女が角川文庫から出されている “田辺聖子の小倉百人一首” は私の愛読書です。毎月「ヨコハマNOW」で文章を書く時には必須で、資料としても貴重なものになっています。まず、原稿を書く前に、私は田辺さんの本を読んで、今月はこの和歌にしようと決めます。歌人のエピソードや和歌の現代語訳はとても個性的で面白く、その内容から自分のイマジネーションが刺激されて、歌人をもっと知りたくなりネットで調べるまでのプロセスが、自分にとっては貴重なひと時です。実はそれまでの私は田辺聖子さんの作品を全く読んでいませんでした。百人一首の本を購入した事で大ファンになり是非和歌うたを聴いて頂きたい!と、最初のアルバムをオフィスの方へ送らせていただきました。その後数か月たってオフィスからお礼のハガキが届いて、その印刷された文章のちょっとわきに、田辺さんの自筆と思われる文字で「がんばってね!」と書かれていました。その一言がとても嬉しくて私の大きな励みになったのは言うまでもありません。 いつか和歌うたのコンサートを見て頂こう! と。これが一つの目標でもありました。 今月の歌人 藤原興風さんの心境にはまだ達してはいませんが、昨年は恩師平尾昌晃さんも亡くなって、自分の心の拠り所とする方が帰天されてゆくのはやはり寂しいものです。

余談ですが、この田辺聖子さんのハガキの事をブログに書いたらファンの方から、田辺さんの自筆はどんな感じなのか是非見てみたい!というコメントが入りました。私自身も、もう一度そのハガキを読んでみたいと思い立って、さて! どこにしまったかしら? 自分にとって大切なもの、宝物の部類に入るのでどこかに大事にしまってあるはずなんですが、そのしまった場所がわからない。ハガキを頂いたのは横浜にいた頃で、その後すぐに岡山に越してきて 新しい家の配置など まだ自分がどこに大事な物をしまっておくのかを明確に定めていなくて、あっちにしようか、こっちにしようかと、迷いながらの生活空間でした。事務的に色んな場所を左脳で決めてゆくのですが、無意識に近い右脳の方はもっとシンプルな場所を使ってゆく。これってよく押し入れの天井などから札束が出てくるのと同じような類のものなのかしら、それとか捨てられた古いバックの中に数千万円が入っていたりとか。よく本の間にお金が挟んであった、と言うのは私も時々やります。

大切だからとわざわざ特別な場所を決めて 仕舞った事を忘れる。
家が広いと色々な場所が仕舞場所になり、床の間に置いたり、引き出しに入れたり。
せっかく頂いた 田辺聖子先生の励ましの一言が書かれたハガキが 現在 紛失状態。
どうやら老いの寂しさに浸る前に、老いの物忘れに翻弄させられる心境がありそうです。

   早苗ネネと行く4日間のマウイ島。リトリートツアーのお知らせ(女性限定)


チラシをダウンロード

マウイ島はトロピカルな観光地と言うよりも古代のレムリア文明の波動を残しているとてもスピリチュアルな島。オアフ島 ホノルルの喧騒とは全く違った穏やかな街並はハワイ島からのトレードウインド(貿易風)が吹いていて ドライエリアは毎日晴天ですが、山側にはレインボウシャワーが降り注ぎ緑の美しい牧歌的な家並みが続きます。
観光客の行かないパワースポットを巡り、日ごろの雑念をデトックス。
参加される方、一人一人が 本来の輝きを取り戻すために企画しました。
 
<ツアー日程>
9月27日~10月1日
<リトリート参加費用>
$2200米ドル 現地集金
<費用に含まれるもの>
・宿泊費: プライベートリトリートハウス4泊5日
・食事: 朝食&夕食 Vegan organic(オーガニック菜食)
・空港送迎: 現地移動
・通訳 & 各アクティビティ(国立公園入場料)
<費用に含まれないもの>
・航空券 ESTA
・昼食
・プログラム以外の個人アクティビティ
・個人セッション
・旅行保険 期間中野外プログラムが多く含まれます。
盗難 怪我、病気などは自己責任となりますので海外旅行保険加入をお勧めします。
 
8名までの限定です。(個人が尊重される人数)
マウイ島カフルイ空港 現地集合です。(全国からの参加募集のため)
 
ハレアカラ山は 富士山級の標高を持ち 月のクレータを思わせるような雄大で不思議な空間を見せてくれます。
聖地 ヘイアウは 優しい空間が広がり、現代生活で疲れた心を癒してくれます。
 
日本に居るとどうしても年相応、とか目立つような振る舞いは慎んでしまう私達。
でも少し気分を若返らせて、リラックスしませんか?
もう年なんだから、と先細りの人生観にからめとられる前に、まだまだ大丈夫!
自分は若い!と思える感覚をアロハスピリッツの中で体感して下さい。
 
<お申し込み>
現地スタッフ mauiret7@gmail.com までご連絡ください。
お申し込みフォームとその他4詳細をお送りいたします。
 

(早苗ネネ♪)

 

迎春

 

ネネグースプロジェクト(Nene Goose Project)を立ち上げました

日本古来の大和ことばで綴られた和歌を現代の調べにのせて歌う「和歌うた」。私 早苗ネネはもう20年近くこの「和歌うた」を歌い続けています。お蔭様で、じゅん&ネネと共に「和歌うた」は私のアーティスト活動の中心軸となり、多くの方々からご支援を賜り各地で和歌うたライブを開かせて頂いております。

この度立ち上げたネネグースプロジェクト(Nene Goose Project)は、「和歌うた」とHULAや太極拳などの異文化や全国に受け継がれている伝統文化とのコラボレーションをはかります。世界の民族が持つ固有の文化とその文化の根底にある言霊が「和歌うた」と融合することで生まれる新しい表現をみんなで共有する取り組みです。

「和歌うた」のライブは歌い手と聴き手という構図です。ライブ会場はみんなで一体になって盛り上がりますが、歌い手と聴き手という構図は否めないものがありました。ネネグースプロジェクト(Nene Goose Project)ではワークショップ形式で参加して下さったみなさんと一緒に作品を作り上げていきたいと考えております。みんなで作った作品にはみんなの愛情が込められています。出来上がった作品はみなさんの元気の源の一助になることでしょう。

ネネグースプロジェクト(Nene Goose Project)Official Website:
nenegoose.love

 

三十六歌仙CDアルバムによせて

 

10代の頃、じゅん&ネネのネネとして歌っていた時、多くの方から「北の政所のねね様と同じ名前ですね」と言われ、歴史上に残る方と同じ名前を頂いた事で直ぐに覚えて頂き、良い事が沢山ありました。時が経ち、50歳を過ぎた頃にやっと自分のライフワークを見つけ、「和歌うた」を歌い続けて13年程に成りますが2014年の京都高台寺音楽祭に出演させて頂いた折に、三十六歌仙が高台寺様に遺されているのを知りました。その時にぜひ三十六歌仙にメロディーを付けて同じ名前のねね様に奉納したいとの思いを抱き、2015年9月6日、ねね様のご命日に発表させて頂く事に成りました。

和歌のアルバムとしては10年ぶりでやっと二枚目アルバムです。一枚目のアルバム「花のいろは」は蟠龍寺スタジオの仲間に助けられて生まれました。そして今回のアルバムも製作費は今まで私の和歌うたを聞いて応援して下さった方々のご支援で賄われています。暗中模索と無我夢中で今までよろよろと歩いてきましたが、そんな私を支えてくれる大きな愛情に気が付いて、なんて幸せ者なのかしらと思います。有難うございます。これからも自分の道を信じて歩いてゆきます。

早苗ネネ/京都・高台寺 北の政所・ねねさまに捧げる三十六歌仙 『和歌うた』CDアルバムは、 ヨコハマNOWオンラインショップ で販売しております。

 

早苗ネネさん 和歌うたLIVE

 

早苗ネネさん プロフィール

木々や鳥や魚や精霊…人間以外の存在達との交流が当り前に語れるくらい、いのちのひろがりに気づくと、共に生きている喜びや、苦しみや悲しみにもナイーブになる。

心と野生がひとつながりになると……こんな風に人は年を重ねられる。ひとりひとり、ユニークにもっと自分になれる。

早苗 Nene さんは、そういう人生の先駆者です。 感性を解放しながら、40代で高校生に仲間入り卒業後、マウイのカレッジに留学中、突然半生記が受賞しました。

そんな新たなシーズンを迎えて、今エッセンスを分かち合いたい。

<天性の歌い手>というだけでなく、その存在感、溢れる活性のバイブレーションは、光のシャワーのよう。彼女と語り歌い、魂の成長を旅している現在の、自分の位置を確かめてみませんか?

早苗ネネさんHP

 

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ヨコハマNOW 動画

新横浜公園ランニングパークの紹介動画

 

ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
(動画をみる)

横浜中華街 市場通りの夕景

 

横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。
(動画をみる)

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