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Accoの踊るように生きていく(第7回) ~宙を舞う総合芸術~ エアリアルダンサー 松山奈未さん

by staff on 2019/7/10, 水曜日

Prologue

皆さん空中芸の”エアリアル”はご存知でしょうか?
フランス発祥のサーカスの中で用いられるパフォーマンスの一種で、見る人を驚かせ神秘的で幻想的な世界へと誘ってくれる総合芸術です。

現代ではダンスが義務教育に取り入れられる様になり、YouTubeやニコニコ動画、TikTok等動画をベースにしたコンテンツの普及もあり、踊る事や身体を使った表現が今や誰でも出来る時代となりました。

それでいても、やはりプロの一線というものはいつの時代も存在します。

ただ、上手に踊れるだけではプロじゃない。
圧倒的な表現力と、危機管理や細やかな配慮、機材への知識や、その場を共にする仲間への気持ち、、、
“本当のプロ”って、当たり前に技術がある人達の中でも際立って何かを持っている人の事を指すような気がしています。

今回は、パフォーマンスの中でも一際華やかでもありながら、フィジカルとメンタル共に強さとしなやかさが必要とされるエアリアルダンサーの松山奈未さんにお話を伺って参りました。

松山奈未さんのエアリアル -Rain-

松山奈未さんとの対談

Acco 「エアリアルダンサーになったきっかけを教えてください!」

松山 「きっかけは、Cirque du SoleilのQuidam日本公演を鑑賞して。その頃はまだコンテンポラリーダンスに夢中だった頃で、後々コンテンポラリーダンス以外に何か特別な技を身に付けたいと考えるようになり、エアリアルを習い始めました。」

Acco 「そうなんですね。エアリアルは始められてから何年くらいになりますか?」

松山 「エアリアルを始めて約10年が経ちますが、それ以前はコンテンポラリーダンスを踊ってきました。
エアリアルを始めたきっかけは、地上でのダンスのみならずもっと表現の幅を広げたいという気持ちが強くなったことからです。
いつかエアリアルを取り入れたコンテンポラリーダンスを踊りたいと考えスタートしたものの、エアリアルで求められることは見栄えの良いいわゆる王道でダイナミックな大技であり、私が表現したいこととは少しかけ離れたものでした。
右も左も分からない下積み時代には経験として一通りの技を身に付けてきました。
その後、フリーとなってからはコンテンポラリーサーカスというカテゴリーで自主公演を行なったり創作活動に励んでいます。」

Acco 「エアリアルシルクやパフォーマンスを通して伝えたいことはどんな事ですか?」

松山 「人が浮遊感のある中で宙を舞うことはとても神秘的だと感じています。

私は、サーカスアーティストという肩書きではなく、舞台人でありたい。この思いを大切にエアリアルと向き合っていきたいと考えるようになりました。
激しく回ったり落ちたりすることだけがエアリアルの魅力のすべてではありません。そのことをまさに表現を通して伝えていきたいと考えています。
エアリアルは本当に繊細な芸術です。」

Acco 「本当に体を繊細に扱えないと出来ない事ですよね。体の使い方のコツみたいなものがあれば教えてください!」

松山 「一見、吊られている部材が軸になりそれらにまとわりついていたら何でもこなせると思われがちですが、全くそうではなく。
私たちの身体そのものが軸となっていなくては布や鉄輪はコントロールができません。
スピン一つとっても、遠心力を味方につける軸というのは少しのかける力の具合で随分結果は変わってきます。」

Acco 「表現をする上で一番大切にしていることがあれば教えてください!」

松山 「先ずは自身が表したい画を思い浮かべ、空間・空気感・目の前の存在とそこに存在する自分を想像します。」

Acco 「今後挑戦したいことはありますか?」

松山 「コンテンポラリーサーカスのカテゴリーで作品を作っていきたいと考えています。
私はたまたまダンスですが。
その他身体表現でも、絵でも、写真にしても、音楽にしても。
想像を生み出すことはとっても素敵。表現って素晴らしいと心底思います。
大切なことは何を伝えたいか、だと思っています。
自分を見失わず、自分ならではの表現をこれからも追求していけたらそれ以上の贅沢はないと私は感じます。」

Acco 「はい! 私も奈未さんの表現や作品が大好きなので是非作ってください! 楽しみにしております! ありがとうございました!」

感動の裏側にあるもの

無条件に心が掴まれるもの
なぜかグッと来てしまうもの
説明がなくてもそこに込めた想いや重ねてきた時間というものを私たちは感じることが出来る
 
だからこそ
誰にでも簡単にできる事ではないもの
目にしただけで世界が変わってしまうようなものに
私たちは心が動くのだと思います。
 
エアリアルも無条件に感動を与えてしまうパフォーマンスの1つです。
 
鍛錬を重ね行く上でも、安全であること、
そしてどんな人に習うかで未来が変わって来ます。
 
エアリアルを習ってみたい!という方は
是非松山奈未さんのところへお問い合わせくださいませ。

【お問い合わせ】
Email: matsuyamanami.conte@gmail.com
blog: http://ameblo.jp/matsuyamanami/
YouTube: http://www.youtube.com/user/matsuyamanami
Instagram: nami_matsuyama
Twitter: @matsuyamanami

 

<プロフィール>

大手テーマパークフライングトレーナー
中学校教諭一種免許保持
高等学校教諭一種免許保持
サンリオピューロランド「Miracle Gift Parade」エアリアルオリジナルキャスト エアリアル振付 2015/12?2018/5出演。 「INTERNATIONAL ASIA-PACIFIC POLE & AERIAL ACROBATIC CHAMPIONSHIP 2017」Aerial Silk部門1位優勝。Aerial Hoop部門2位準優勝。
「2017 Capital of Texas Aerial Championships」Aerial Lyra – Professional部門1位優勝。Aerial Silks – Professional部門2位準優勝。

兵庫県出身。幼少時クラシックバレエを学ぶ。1997年芸能プロダクション・タレント養成所合格。
同時期より舞踊を始め、創作・モダン・バレエ・ジャズ・ヒップホップと様々なジャンルを学び、舞踊コンクールで多数受賞。コンテンポラリーダンスの出演を経て、エアリアル養成所でエアリアルシルク・エアリアルフープを学び、現在フリーで活動中。

 

筆者紹介

 
本 名 田尻 晶子(たじり あきこ)
略 歴 高校卒業と同時にプロダンサーとして活躍。
紅白歌合戦などで様々なアーティストのバックダンサー等を経て、プロ野球のチアガール、スポーツチームのイメージガールを務める。
現在はモデル、歌手、パフォーマーとして活動中。
あらゆる表現活動を通じて美の本質は「生き方・在り方にある」という考えに至る。
現在は「ライフスタイルをアートに」をコンセプトに美しい生き方を発信している。
SNS Facebook
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