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【台風19号による被害を受けられた皆様へ】
台風19号による被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
被害に遭われた方々へは、謹んでお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

考えてみよう「子ども」・「家族介護」のこと(第6回)
自然災害時、要介護者とともに命を守る不安

by staff on 2019/11/10, 日曜日

第6回 自然災害時、要介護者とともに命を守る不安

まずは、台風15号、19号及び10月25日の豪雨災害により、亡くなられた方々のご冥福と被災された皆様におかれましては、心よりお見舞い申し上げます。

横浜市在住の我が家は、15号では倒木により電柱が倒れ、20時間の停電を経験しました。そこで、19号の時には、停電や暴風への注意をしましたが結果は、全国で多くの川が氾濫し、土砂崩れや浸水等による大きな被害をもたらしたことをニュースで知ることとなりました。

自然災害は、決して同じような状況になるとは限らない。また、こうしておけば対策は十分、なんて保証は全くないですよね。家庭で要介護者とともにいると、どうやって避難したらよいか? 命を守れるのか? いつも不安を抱えていますが、今回のように猛烈な勢力の災害を前にしては、より一層、困難さや恐怖心ばかりが増しました。

しかし、ただ怖がっていてもしょうがない。どんなことでも経験から、学ぶことはあるはず。水・懐中電灯・電池・ラジオ・保存食・処方薬等々、日頃から非常時の準備をしていることは当然ですが、今回の2つの台風により経験した停電や暴風雨からも、身を守ることを考えてみることとしました。

《用意していて良かった物》

  • 暑さ対策としての冷却用品
    停電でクーラーが使えない要介護者にとっては、室内は蒸し暑く熱中症の危険があった。そこで、体温を上昇させないために、体を冷やすことが必要となった。
    発熱用の体に貼る品もあるが、母は貼るのは不快に感じるので、水に濡らすだけで冷えるタオルを首や手首に巻いて使用した。
    1時間もすると、タオルの冷え効果はなくなり、また濡らすという手間はかかるがケアする者は台風後の片づけもあるので、うっかり様子を看ることを忘れてしまうかもしれない。1時間程度で濡らすの繰り返しは、体調の変化にも気付け、ケアする者も休憩がとれるという利点を感じた。
  • 人感センサーライト(室内用)
    日頃から、数個廊下などに、乾電池用センサーで足元を照らすようにしていたので停電で暗闇の中行動する時、ライトがあることで安心できた。乾電池用の安価なもので、十分!これはお勧めです。
  • お湯か、水だけで食べられるアルファ米
    電子レンジで温めるご飯は、停電時は使用できない。その点、お湯でも水でも、入れるだけで食べられるご飯は、便利だった。柔らかめの食事をしている要介護者も、問題なく食べることができた。
  • 布粘着テープ
    暴風対策として、布粘着テープで雨戸を固定したり、ガラス窓の飛散防止に、英国国旗(×と十の字)状に貼ったら、強い風が吹いてもガタンともせず、安心できた。常に、2~3本(1本25m)を用意していると良いと思う。

《今後、考えなければならないこと》

  • 情報伝達と地域社会の問題
    20時間の停電時、電力会社から「電柱が倒れ工事中。回復までにしばらく時間がかかる」と告げられたのが18時間も過ぎてからのこと。また、町内会としての情報発信はなく、情報伝達の遅さや希薄さを痛感した。
    ご近所とは50年近くのつながりがあるので、今回は、人づてに電柱工事中ということが早くから知ることはできたが、ご近所も高齢者や要介護者が多い地域なので、情報が入らず、取り残されてしまう人々が多くなるのでは? と心配になってしまった。根本的な対策ではないけれど、まずは自分が今できることとして、ご近所で付き合いのある要介護家庭とは固定電話が使用できない時のために、携帯電話でつながりあえるようにした。
  • メンタル面の不安
    テレビから「自分の命を守る行動をとるように」といった言葉が頻繁に流れ、スマホからは横浜市の緊急通報など、いろいろな情報が次々送られてくることで、要介護者だけでなく、健康な人間でもテレビの映像やスマホの音に敏感になり心が不安定になってしまうと感じた。
    そこで、一旦テレビを消し、また、スマホの通報も、自分たちのところに危険の恐れがない内容であれば、音だけでびくつくことなく、この状態なら大丈夫!などと、母と自分自身のために声を出しあい話すことで、心の仕切り直しをしてみた。
    もちろん、命を守って欲しいから伝えていることは理解できるが、頻繁に流れることで不安をあおられているような感じにもなる。災害時のメンタル面をどう維持し、安全への判断ができるかが大きな課題だと思った。

要介護者とともに命を守るために、準備しなければならないことや考えなければならないことは、まだまだ、ありますよね。生きるための知恵と、不安や恐怖でポッキン!と、折れない柔軟な心で、前向きに頑張りたいものです。

筆者紹介

 
本 名 竹沢 佐知子 (たけざわ さわこ)
自己紹介 短大幼児教育科を卒業後、幼稚園教諭となり、その後2度の転職も経験。「やっぱり子どもと関わる仕事がしたい!」と、1991年ベビーシッター会社
(有限会社チャイルドサービス遊)を設立。
 
2007年から父の介護がはじまり、2016年には、会社と介護の両立より、両親との残された時間を大切にする決断をして、25年間続けたベビーシッター会社を廃業。
 
その後父は他界、現在は、母の世話を一番に生活しています。たいしたことはできない私ですが、生涯社会と関わりあっていたいと願っています。保育や家庭介護経験など、私で役に立つことがあれば気軽に声をかけてください。
Eメール childyou@tky2.3web.ne.jp

 

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