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2019年11月 三ツ池だより 「花が咲いている」

by staff on 2019/11/10, 日曜日
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「どこに・・・。」
ディレクターが山の方を指さしている。森の木々の中に突然、点が動いているように見えて、突然姿が現れる。
「え!え!・・。」
観客300人ほどを前にして鳥がディレクターの腕に飛んでくる。
ここは「那須どうぶつ王国」のイベント広場である。
実に見事で美しい光景である。

那須へ旅行したのだ。那須どうぶつ王国は王国タウンと王国ファームがあって、お互いの間には小さい谷があった。その間は1.5kmで、ワンニャンバスでも行ける。バス代は無料なのであった。乗ったニャンコバスは走っている間、猫の声が聴こえた。ファームイベント広場ではニュージーランドファームショウで、羊飼いが牧羊犬を自在に操り、羊を誘導するのであった。しばらくするとスカイスタジアムでのイベントのアナウスがあった。フリーフライトバードパフォーマンスショウがあるという。「前方の山を見てください。」の案内で「なに!」と思っていると、点が見えはじめ、だんだん大きくなって、スカイスタジアムに近づいてくるのである。「あ!鷹だ!」と気がついてみると、スタッフの手の上に降りたつのだった。身近に見れる素晴らしさ、そして別の鳥たちがスカイスタジアムのはじからはじへ、観客の頭上ほんの少し上を飛ぶのであった。常にスタッフからスタッフへ飛んでいく。とんだあとは褒美を与えられていた。

鳥たちが2kmの距離をどうして目的地へつくのか、ふしぎだった。スカイスタジアムでは観客すれすれに飛んでいく。「立たないでください。」と言われているが立てない不思議な力を感じた。スタッフがどこにいっても若い人たちというのも驚いた。じつに整然としているのであった。素晴らしい景色の中でのショウに満喫した。

久々に孫たちと旅行に来た。いつも元気な声が聴こえるのはありがたい。夕食はバイキングだったので、好きなものを取ってきて食べた。いろいろな食べ物をとってくる孫と少しの物しかとってこない孫がいるんだ。おしなべてよくジュースは飲んでいた。1時間もかからずに食事は終えた。

翌朝はロープウエーに乗った。駐車場に入るのに時間がかかった。1時間ほどかかったろうか。乗り合いバスは乗用車を追い抜いて駐車場に入って行った。満員のロープウエーにのって、上に向かうにつれ、山々の紅葉が見られた。山々が綺麗だった。ロープウエーを降り坂道を登って、山の裏側にいったら霧が出ていた。時々ロープウエー駅にも霧がかかった。

そういえば考えさせられることがあった。那須の地に少し異変を感じた。店がところどころ閉まっているのである。これは先日計量の関東甲信越の会合が群馬の伊香保温泉であり、参加した時にも感じたのである。傷んだ建物があるだけでなく、店が開いてないところが見られるのだった。川崎の弊社の近所の商店街でもところどころ閉店しているところがある。自社は元気であり、手もたりないのであるが、格差が出ているのだろうか。全体の動向が変化の兆しを見せているのだろうか。たしかに言えることは、きめ細かな対応が求められているのではないだろうか。

那須どうぶつ王国に観られる新しいあり方とは、その動物の持つ本来の能力を活かし、見られるようにしていることだ。それはただ見るというだけでなく多面的に見ていくことだし、見ることのできる視野を広げていくことだし、能力の開発というか、新しい取り出し方というのかもしれない。これからこんなことがあってもいいのかと思った。例えば虎が早く走るとすれば、100m何秒くらいで走るのか。鳥は木の実をどのように取って食べるのか。鳥の速さはどの位なのか。鳥が水を吸うときどのようにしているのか。

さて、10日ほど前「花が咲いている」で書こうと思っていたのに、慌ただしくしている間に花とは全く離れたことに筆が進んでしまった。仕舞ったと思いながら、これも今を現しているのかと考えたりもする。題名を変えればいいのだが、三ツ池だよりの範疇からするとどちらにしても違和感を感じる。考え方生き方が全く予期しない方向に行くときなのかもしれない。時代は変化しているのだ。いまこそ大きく眼をひらいて、新しい時代に向かっていかねばならないのかもしれない。木々は花を散らして、翌年の新しい芽を育てていく。花が散っておわりなのでなく、翌年の新しい花の芽を育てているのだ。「那須どうぶつ王国」の感動は驚きと共に、新しい課題を私の生き方にぶつけ、揺らしている。
ありがとう「那須どうぶつ王国」さ!

 

Photos

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(文・写真:横須賀 健治)

 

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