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【新年のご挨拶】
みなさま、新年明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

書評「感動の創造 新訳 中村天風の言葉」 講談社 平野秀典(著)

by staff on 2019/12/10, 火曜日
 
タイトル 感動の創造 新訳 中村天風の言葉
単行本 242ページ
出版社 講談社
ISBN-10 4065137837
ISBN-13 978-4065137833
発売日 2018/11/29
購入 感動の創造 新訳 中村天風の言葉

最初に飛び込んでくる言葉は「盛大な人生」からの言葉だった。
「人の喜ぶような言葉や行いを、
自分の人生の楽しみとするという
尊い気分になって生きてごらん。」

“プラスもマイナスも抱きしめて”という項がある。
「この世は苦しいものでも悩ましいものでもない。
この世は、本質的に楽しい、嬉しい、
そして調和した美しい世界なのである。」-「運命を拓く」から。
そこのキーワードは積極的思考、とあって、著者は次のように述べられる。
「人生をドラマ思考で表現すると、
人の一生は一つの壮大な舞台で
誰もが主人公という壮大な舞台で、
誰でもが主人公というキャスティングを演じながら
かけがえのないドラマを生きている。
人生が舞台であるならば、出会いに偶然はなく、
登場人物は全員が何等かの意味がある共演者になる。
世界76億人の人間が生きる世界で出会う確率を考えれば、
共にドラマを創る奇跡の共演者であることが腑に落ちる。」
そしてつぎのように続けられる。
「積極思考とは、
プラスな出来事もマイナスな出来事も
どちらも必然のドラマの要素として活用し、
日常というステージをプロデュース(演出)しながら、
最高の自分自身を演じ切っていくという、
絶対的なアプローチなのだ。」
日常をただ毎日過ごすようでいて、自分の出来事を見てみると、不思議なほどの情報を整理して動いている。整理というのではないかもしれない。経験という形で身についた情報処理をしていることになる。

“余分を削ると本来の自分が表れる”という項がある。
「人間は、健康でも、運命でも、恵まれないときに、
心が、それを、断然乗り越えていくところに、生命の価値がある。
消極は、本然である積極の力を弱め、創造の炎を消す。
人間の本然の心(本心)は、清く、尊く、強く、正しい心、
その心を、天風哲学では積極心と言う。」
天風哲学の積極と消極は相対的なプラスとマイナスではなく、絶対的積極と阻害する消極という関係性になる。次のように述べられる。
「相対を超えた絶対なものとは、
真理とか法則とか本質とか
本来とか本然とか本領というもの。
ダイエットで言えば、太っている自分と痩せている自分との
二項対立ではなく、余分な脂肪や水分を取り除くことで
本来の自分の体形に戻れるという意味合いになる。」
ここで前向きよりも上向きな心の使い方を示される。

“人生の成功は掛け算で決まる”という項がある。
「天風師は、思考を積極的に使う手がかりとして、
感応性能という概念を考え出した。
感応性能とは、外部からの刺激に対して、感じ、応じる心の働き。
この心の動きが、習慣となって人々の心の軸の傾向を決定する。
感応性能が強くて積極的な人は、いつも泰然自若、明朗で楽天的な人。
感応性能が弱くて消極的な人は、悲観的で、臆病で神経過敏、
気が小さく怒りっぽい人になる。」
京セラを創業し、日本航空を再建した稲盛和夫さんは、有名な天風哲学の実践者である。稲盛さんは“人生の方程式“という考え方を提唱し、思考の重要性を分かりやすく表現された、と、次の公式を出される。
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力   能力と熱意にはゼロからプラス百点まであり、磨くことでどんどん高みへ向上していく。
「しかし考え方にはネガティブな考え方もあるため、
マイナス百点からプラス百点までの範囲がある。
掛け算であるために、考え方がマイナスであれば、
たとえそれが些細なマイナスであっても、
人生の結果は全部マイナスになってしまう。
能力も人並み以上、努力も人並み以上でも、
消極的思考で生きれば、人生はすべてマイナスになる。
心が強いか弱いかは、感応性能が積極か消極かに比例する。」

“さあ、最高の自分を演じよう”という項がある。
「誰もが皆、子供の頃は表現力の達人だった。
大人になる過程で、私たちは少しずつ表現する力を封印し、
自分を守るための鎧のようなものいを身につけていく。
処世術であったり、常識であったり、テクニックであったり。
まるで次々とソフトをインストールして、
容量がいっぱいになってしまったパソコンのように。
いったい何を守ろうとして、誰と戦っているのか?
戦いは、恐れの感情から生まれる。」
そこで他人を演じることはプロの俳優に任せて、自分自身を演じ切ろう、と呼びかける。どうせ演じるなら、最高の自分を演じようと呼びかける。
「本領発揮するためには、
想像力を使いながら理想とする自分のモデルを探す。
まるで役者が役作りするプロセスのように、
最高の自分という役作りは、
どんな姿で、
どんな表現をし、
どんな感動を味わいたいのか、
日々の自分像を固めていく作業だ。
その確かなヒントは、日々の感動体験にある。」
感動体験は、大切なものを大切にするセンサーだ。そのセンサーは、心の感度が鈍っていると反応しない。琴線にふれるとは、心の音叉が振動することだ。音叉は握りしめていると、絶対に振動しない。にぎりしめた手を少しゆるめるだけで、本来の音色が戻り始める。

“感情的な人より感動的な人”という項がある。
プロの話し手は、大勢に伝わるように話すには、大勢に話す心(みなさん)ではなく、目の前のたった一人の人へ話す心(あなた)が極意だと知っているそうである。
「感情的な人の話は聞きたくないが、
感動的な人の話はずっときいていたくなる。
感情的なひとには敵が増えるが、
感動的な人にはファンが増える。
感情的な人は健康を害しやすいが、
感動的な人は運命と健康を維持しやすい。
たった一文字の偉大な違い。」
天風さんは九十歳の時の講演で次のように語っていたそうです。「四十や五十はもちろん 七十、八十になっても情熱を燃やさなきゃ。明日死を迎えるとしても  今日から幸福になって遅くないのです。」-「君に成功を贈る」から。

(文:横須賀 健治)

 

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