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楽しい文字の世界(第21回) 2020もどうぞよろしくお願いいたします

by staff on 2020/2/10, 月曜日

第21回 2020もどうぞよろしくお願いいたします

紅花書道塾は、娘が紅扇(こうせん)、息子が紅翔(こうしょう)と紅を引き継ぎ、私紅花(こうか)と合わせ、「紅(べに)の書」を立ち上げました。

私の雅号の紅花は師匠の紅宇先生から一文字をいただきました。先生から1文字をいただくことは必ずではありませんが、毎回落款を書く度に、今は亡き師匠を想い、身が引き締まります。師匠からの教えを受け継ぎ、それを次世代に引き継いで行く、その中で1文字も引き継ぐことは、可視化として私は行っていきたいなと思います。

さて、お正月の書道イベント。各地で出演させていただきました。

1/3 粟津紅花 マークイズみなとみらい

1/3 粟津紅扇 アズパーク(名古屋)

1/4 粟津紅翔 ジョイナテラス二俣川



1/5 粟津紅花 ニューコースト新浦安



1/5 粟津紅扇&紅翔 ブランチ横浜南部市場





それぞれ文字には語源があり、イベントでは揮毫した文字について皆様にお話しましたが、ここで2文字ピックアップしてお話しましょう。
新…部首はおのづくり「斤」。「立」は長い針を表し、親が亡くなった時、木々に針を投げ、刺さった木を「斤」で切って新しい位牌を作ったところから、「新しい」という意味が残りました。
輪…部首は車へん。車へんを45度回転させると車の車輪になります。右下の「冊」の部分は縦画が木簡の札を表し、多くの木簡をすだれのように横画の紐で縛り丸める様子を表します。そこから左右合わせて、「わ」や「丸いもの」や「まわる・めぐる」などを意味するようになりました。丸い花を1輪2輪を数えるのもそこから来ています。
オリンピックの五輪の「輪」でもあります。画像では分かりにくいですが、金メダルが沢山取れるように金の墨をたっぷり使いました!

筆者紹介

 
書家名 粟津 紅花 KOUKA AWAZU
本 名 粟津 絵里 ERI AWAZU
略 歴 愛知県生まれ。 横浜市在住。
3歳から筆を持ち、書を学ぶ。
銀行勤務を経て紅花書道塾を主宰して26年。
現在10か所の教室で門下生を指導。
また古典書道の作品制作に加え、店舗ロゴ、商品ロゴ、ポスター等のデザイン書道を手掛ける。
書道パフォーマンス、障害をお持ちの方への書のボランティア指導、セミナー講師などにも力を入れるなど、国内外で幅広く活動中。
読売書法会会員。
謙慎書道会会員。
横浜書人会審査員。
日本デザイン書道作家協会正会員。
カルチャーセンター講師。
著 作 法華経書写書き込み練習帳―釈尊の究極の教え
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