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2020年8月 三ツ池だより 「祈る!」

by staff on 2020/8/10, 月曜日
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梅雨がもうすぐ明けるのではないかと思っているが、それも話題にならないほどコロナがぶきみな動きを見せている。暑くなる時にマスクをどうするのかも気が重い。誰もいない公園を散歩するときはマスクをはずしていてもいいのではないかと考えている。

 「祈る いのる イノル」 けんじ
誰でもが
やるべきことを明確にして
己の道を歩いている
  己の道をまっすぐに歩けない人がいる
  やるべきことが決まっているのに
  なかなかそれができない人がいる
祈ろう
やるべきことがあって
やれることをやっていこう
  いのるそれでいいわけではない
  できることをしていくのだ
  誰かではなく私が
それはイノリの中にある
行動していくのだ
お互いさまのために

誰と約束しているというのではない。私と約束している。いつも手元に小さいノートを持って歩いている。今日の反省をしたり、明日の予定を書き入れる。

 「一日一詩」 けんじ
一日は私のとっての命
今日あることを想いながら
其の日を過ごしている
  一詩は私にとっての命
  詩があることが救いだ
  今いきていることが書ける
一日一詩をとなえながら
二百九十詩に出会う
わたしの一日のあかしだ
  表題が決まるまでに時間がかかる
  今日は書けないのではないか
  そんな思いを一生懸命消している私がいる

この小さいノートが392冊目になっている。日記が10日と続かなかった私は2002年1月に耳の手術で3週間の入院をしていた。小さいノートと書棚にある本を持ち込んでいた。あれから18年、小さなノートが392冊になった。

 「無題」 けんじ
真昼時
新聞見てもうわの空
本を読むには
まだ早い
  照らされて
  走らすペンの空しさよ
  テレビ見るには
  まだ早い
いわずとも
テレビに写る
影ひとつ
さびしき姿
寝巻着て

NO1のノートの最初に書いていたのが「無題」であった。
392冊目のノートに書かれている詩が「一日一詩」だ。

 「詩」 けんじ
詩とは
土の一寸下の言葉
何気なく感じること
  歓びの一寸下とは
  喜ぶことになる一寸前の
  努力であったり運であったり
苦しみの一寸下とは
苦しみそのもの
苦しみから這い上がる途中
  人は皆
  喜びであったり悲しみだったりの
  少し下にある
それをのりこえる今がある
もうひと頑張りであったり
感謝であったりする

先日、本を読んでいて思い出したことがあった。

 「想い出」 けんじ
高校の時だった
授業で「岸」と先生が呼んだ
当然岸君が指されたと思った
岸君が「はい」と返事した
  君ではないといって
  先生は私に向かって指した
  わたしのあだなが岸信介という
  そのものであったから
岸君はクラスで一番背が高かった
「岸」と呼ばれて返事するのがあたりまえで
わたしのことを岸と呼ぶのは
おかしいこと
  先生の質問に私は答えた
  それはそれで終わったが
  クラスはギクシャクした
  難しい年頃なのに

あのころの学友はどうしているのだろう。一生懸命生きているうちに、友だちとしてのつながりに気が向いていないことが、ふと、反省させられた。目の前の事に気を取られて生きてきてしまった。

 「目が見えて話が出来る」 けんじ
遠くから話かけられて
一人で何か言ってる
飛んで行って話を聞く
  人を見て話をする
  言われたことに反応する
  それを当たり前に思っていた
目の見えない人がいて
口のきけない人がいて
動けない人がいる
  見える話せる動ける
  今日もあたりまえの行動をしている
  当たり前に思っていてはいけないなぁ

 「プラス マイナス プラス」 けんじ
プラス
マイナス
プラス
と並べて何を考える
  私
  あなた
  私
  と並べてどうする
やる
決める
やる
と並べたらどうなる
  プラス
  私
  やる
  とそこが一歩だ
一歩が二歩となる
日記をつける
明日の行動を組み立てる
明日が楽しみになる

いつ収束するのか見えないコロナ感染に世界中が戸惑っている。こんなことはいまだなかった。天候の被害も以前は東北で、今回は福岡はじめ西の方に被害をもたらしている。大変な時代である。これを皆で乗り越えていかなければならない。自国・自社という枠を超えての対処・対策が求められている。

 

Photos

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(文・写真:横須賀 健治)

 

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