『GREEN TEEN』 環境を考えるティーンエイジャーの会
毎回、ヨコハマこの人はテーマを「人」に絞ってきましたが、今回は番外編ということで「会」
をご紹介いたします。会の名前は『GREEN TEEN』環境を考えるティーンエイジャーの会です。金谷あかりさんの呼びかけで18人の高校3年生が集まりました。現在は15人が活動しています。今回は『GREEN TEEN』の活動について、座談会形式で進行させていただきます。
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GREEN TEENについて
高野
本日はヨコハマこの人の取材にお集まりいただきありがとうございます。本業は戸部で空調の部材商をしています。今日は「ヨコハマNOW」のライター として来ております。
金谷
学生団体GREEN TEENの代表を務めている金谷と申します。高校3年です。
北村
金谷さんの呼びかけでGREEN TEENに参加することになった北村と申します。同じく高校3年です。
平安山
C.P.FACTORY代表の平安山です。ヨコハマナウではコラムも書かせて頂ています。今回、私もライターとして参加いたしますので宜しくお願いします。
お二人は学校が違いますが、このGREEN TEEN はどういった方の集まりなのですか?
金谷
グリーンウェーブに応募するのにグループを作らなくてはいけなかったのでSNSで呼びかけました。私達GREEN TEENは「みどりと生きる。」というスローガンのもと18人が集まり2020年4月18日に『GREEN TEEN』を作りました。
『GREEN TEEN』ロゴもアプリを使って作りました。現在は15人が活動しています。
※グリーンウェーブ:https://greenwave.undb.jp/
北村
意図したわけではないのですが全員女子学生です(笑)
平安山
グリーンウエーブとはどんな活動をするのですか?
金谷
国連の『生物の多様性を守る』ために私たち一人ひとりが何ができるのかをみんなで考えるといった活動です。『MY行動宣言』といって一人ひとりが日常の中で生物多様性と関わりをとらえ、できることから行動していくことが求められます。
『MY行動宣言』には5つの行動(アクション)があって、アクション1では「地産地消と旬なものを食べる」。アクション2では、「自然や生き物に触れ合う。動物園や植物園に行く」。アクション3は「自然の素晴らしさ、季節感を写真や絵画、文章などで伝える」。アクション4は「生物と自然、人と文化の繋がりを守るために地域や全国の活動に参加する」。アクション5は「エコラベルなどが付いた環境にやさしい商品を選んで買う」。ということを実践します。
平安山
ご自身で作られたHPを使いながらプレゼン形式での説明は、女子高校生とは思えないほど分かりやすく、驚きを隠せません。そんなお二人が環境問題に興味を持ったきっかけは何ですか?
金谷
学校での授業が環境に興味を持つきっかけです。小学生の時の工場見学や、中学3年生の時の総合学習などですね。
北村
私も学校の授業ですね。中学の時に授業の一環で近所の川の掃除をしたのがきっかけで環境問題に興味を持ちました。
GREEN TEENの取材活動について
高野
具体的な活動について教えてください。
金谷
コロナウィルスの影響で実際に本格的な活動はまだ始められていませんが、ネットを活用した取材活動や環境にやさしい商品の紹介など、HPの更新などを行っています。全国の動物園に取材を申し込んだのですが、回答があったのが思ったよりも少なくて、、、
平安山
横浜市の動物園からは回答がありましたか? 野毛山動物園とかズーラシアとかは?
北村
横浜市の動物園からはまだ連絡は来ていないですね。
金谷
コロナが落ち着いたら取材に行こうと思っているのですが、今はリアルではなくZOOMなどを使って取材をしています。GREEN TEENのホームページのトップ画面から『取材内容』をクリックしていただくと、今までに取材した企業やZOOMを使って取材した、東京大学の植物園、さいたま水族館、加茂水族館、あわしまマリンパーク、ときわ動物園などの記事を見ていただくことができます。高知県の桂浜水族館の取材では、動物ではなく飼育員にもスポットを当てており 他の水族館とは少し違う視点でアプローチしています。
また、各国の環境問題への取り組みにも興味があり、大使館にメールを入れました。
平安山
外国語で?
金谷
私は1年の留学経験があり、自分の語学力を試す良い機会だと思って挑戦しています。やはりコロナ禍中なので直接の取材はできませんでしたが、ドイツ大使館からドイツでの環境問題のレポートや本を送ってくれると申し出がありました。
WWF(World Wide Fund for Nature/世界自然保護基金)にも取材を申し込んでいます。
高野
その行動力には驚きました。ヨコハマNOWでも横浜の地場産業でご活躍の方々を取材しています。ご紹介できると思います。GREEN TEENの「グリーンウェーブMY行動宣言」アクション1の「地産地消と旬の食材」で繋がると良いですね。
北村
私は生物の多様性では農作物に関心があります。例えば、タイ国の話ですが、農業大国のタイ国には先祖から受け継いだ独自の伝統的な手法があります。ところが「近代化」という名のもと、効率化と品種改良により「伝統農法」が消え
ていっています。
田植え歌が「民謡」となり、伝承された教訓が「民話」となり、地域の食べ物が「郷土料理」として食卓に並び、信仰が「お祭り」になるといった「地域文化」を守っていくことにも関心があります。
GREEN TEENのアクション
平安山
高校3年生ということで受験勉強とグリーンウェーブのアクションとの両立はどうしていますか?
金谷
私も北村さんもバスケットボール部に所属していたのですが、コロナ禍で一度も部活らしい部活を行えないで『引退』となりました。部活が無い分勉強とのバランスを上手く取ることができました。
取材したことを文章にまとめる時は、文字離れしているといわれる(笑)私たちでも読みやすくするように、短い文章にまとめるようにしました。
平安山
ホームページを見て思ったのですが、メンバーの役割分担がきちんとされていますね。
北村
はい、金谷さんが代表で私は渉外をしています。取材活動中の雑談から、新しい繋がりが生まれたり、いろいろな情報を得られるのが楽しいです。
金谷
メンバーそれぞれがアクションの中でも得意な部門や興味のあるトピックスを、それぞれが中心になって行動に移しています。私はもう一つ『学生団体SCGs』にも参加しているので、SCGs活動をしている企業と繋がりを持てるのが利点です。
理解してくれる大人が必要
金谷
「バックアップしてくれる大人がいてくれると良いな」と思うことがあります。高校生なので社会との関わりがまだ少ないから、どう具体化し実践していけば良いのか迷うことがあります。理解してくれる大人が必要です。
北村
今回もお話の中で「この人に会いたい」と思う方がいました。フェイスブックやSNSなどでリクエストしてみます。
ヨコハマNOWで活動を発信しませんか?
高野
ヨコハマNOWに『GREEN TEEN』のコラム枠を辰巳編集長が作るので、投稿しませんか?という提案がありました。これから受験シーズンに入るので毎月とは隔週とか決めないで、随時に投稿して、こちらでヨコハマNOWのリリースに合わせてアップする方法なら、負担にならないと思います。
金谷
いろいろな媒体を使って、多くの方に活動を知って欲しいと思います。
平安山
団体のHPやSNSとは違った内容を掲載していくのも面白いと思います。私や高野さん、編集長の辰巳さんでサポートしていけると思うので、ぜひ検討してください!
高野
ではヨコハマNOWの「新しいコーナー」に期待して、今回はここまでといたします。
全員
ありがとうございました。
(インタビューと文:高野・平安山)
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