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はなす場こむぎ代表でワークショップデザイナー、中村小麦さん

by staff on 2020/10/10, 土曜日

 

はなす場こむぎ代表でワークショップデザイナー、中村小麦さん
はなす場こむぎ代表
ワークショップデザイナー
中村小麦さん
 
お名前 中村 小麦(なかむら こむぎ)
お生まれ 1977年10月01日 横浜市
ご家族 息子(現在、大阪府)
お仕事 はなす場こむぎ 代表
ワークショップデザイナー
フリーライター
HP http://rapparapa18.xsrv.jp/komugi/
趣味 アロマ、ハーブ、薬膳・漢方など
自然療法を取り入れた暮らし

 

大人しかった小中学校時代

子どもの頃は、自覚とは反して「根暗」ってよく言われていました。おそらく私は、自分の気持ちを言葉で表現するタイプではなく、文章で表現するタイプだったので、周囲には伝わりにくかったのだと思います。その為、同世代のお友達から浮いてしまうことも多く、なるべく目立たないように振る舞っていました。

きっかけは高校時代

英語が苦手だったので、英語の勉強に力を入れている高校を選びましたが、校則が厳しい女子高だったので、担任の先生がとても怖い厳しい方でした。その先生から、ある日呼び出され、自分とは全くタイプが違う生徒と二人でクラス委員をやるように命じられました。出来ればやりたくない、適当にすませたい、と思いながらも、理不尽な大人(教員)と、生徒の挟間に立ちながらもクラスをまとめてみると、これがなんと!楽しく、快感をおぼえました。
これが今のワークショップデザイナーの活動にも繋がるきっかけだったのではないかと自分でも思います。

オンライン配信となったイベントの撮影現場

アロマやハーブを取り入れた生活

息子が小さかった頃にハーブを取り入れた生活を始めました。私は息子が生まれてすぐに離婚したため、かなり貧しい生活をしていて、500円の買い物にも躊躇していました。ハーブについては学生時代に参加した農ゼミで学んでおり、お茶にして飲む以外にも、お風呂に入れて楽しんだり、化粧水にしたり、いろいろな用途があることを知っていました。値段も安く1種類500円以内で購入することができたので、罪悪感なく買えたこともハーブにはまった理由です。息子が中学生になった頃に私の生活も安定してきたので、本格的にハーブやアロマ、漢方の勉強をしました。今では体調管理にこれらの知識を活用しています。

ワークショップデザイナー

私がどんなに英語を勉強しても、苦手だったのは学習障害があるからだと思っています。昔から単語の書き間違えが多く、100 回、200 回、1000 回と練習してもちゃんと 書くことができなかったのです。でも、大人になってから、その原因が「b」と「d」 の書き分けができていないからだと気が付きました。学生のときに、それに気が付い ていれば、何か対処できていたと思うのですが、そこは少し残念なところです。

息子は、私とは異なり、自分の気持ちを言葉で表現をするタイプでした。だから嫌なこ とは嫌と言いますし、私には驚きの連続だったのですが、息子のおかげで、私も今では 言葉での表現もできるようになった気がします。ちなみに息子の言葉はとても面白くて、 以前息子の言葉を集めた電子書籍を作ったのですが、息子に不評だったため、今ではな かったことにしています。

実は私の息子も中学生のときに横浜市特別支援教育総合センターで教育相談を受けた ことがあります。息子は小学校からずっと通常級にいましたが、個性の強い子で、10 歳のときから将棋以外のことに興味を示さなかったのです。息子が大学生になったの をきっかけに、私は個性の強い人たちが『社会に出て孤独にならないように』『個性 を生かした働き方ができるように』と願い、私に何ができるのかと考え、2017 年に青山学院大学のワークショップデザイナー育成プログラムを受講しました。

『はなす場こむぎ』とは

受講後すぐに立ち上げたのが『はなす場こむぎ』という任意団体です。この団体では、発達障害をもつ人が自立して生活できるよう、特技や才能の見つけ方や伸ばし方を共有できる場づくりを行っています。主な活動場所は南区にあるフォーラム南太田ですが、それ以外にも神奈川県、東京都、大阪府でもイベントを開催しています。

フォーラム南太田で開催したイベント『今いる場所できることを探そう』

はなす場こむぎの活動は、発達障害の当事者だけでは成り立たず、セミナーやワークショップに、支援者である教員や企業の人事担当者、ジョブコーチ、カウンセラーや看護師といった職業の人や、発達障害をもつ子を育てている保護者さんにご参加いただいてこそ運営ができます。そして、このような異なる立場の人が集うことで、発達障害への相互理解が高まり、最終的に発達障害をもつ人の暮らしが豊かになると考えています。

一軒家をレンタルして開催したイベント『みんな誰かの先生になる』

2020 年は 10 月 18 日(日)に『「みんな誰かの先生になる」発達障害の当事者が語る 私の好きなこと、みんなに知ってもらいたいこと(https://www.kokuchpro.com/event/hanasubakomugi1018/)』というイベントを川崎 市の元住吉駅からすぐの場所で開催します。このイベントでは発達障害をもつ人に 『先生』として登壇していただき、得意なことや好きなことについて、発表していた だきます。また、外部講師による発達障害をもつ人の心と体を整えるセミナーも実施 します。このイベントは年に 2、3 回開催していますが、参加者さんのほかに先生役の 方や外部講師の方も随時募集しています。

そして、12月27日(日)に『今いる場所で出来ることを探そう 発達障害と笑甲 斐』というワークショップをフォーラム南太田で開催します。
https://www.kokuchpro.com/event/hanasubakomugi1227/

私たちの活動はまだ活動歴も短く、必要な方に活動情報が届いていないと感じることが多くあるので、もしよろしければ、情報のシェアをお願いしたいと思います。

あなたにとって横浜とは?

住まいが戸塚区なので、市外の人が感じる横浜のイメージとはちょっと違うのかなとい つも感じています。住まいを聞かれたときに「横浜の山のほう」なんて、伝えることも あります。といっても、近所には畑や川があって、ホトトギスの鳴き声で目が覚めたり、 ホタルを見ることができたりと、とても良い環境で気が付いたら、もうずっと横浜に住み続けています。

横浜は女性が起業しやすい環境なのかなと感じます。学びの場もたくさんあるし、起業家さん同士の交流の機会も多いので、私にとっては仕事を続ける環境としても、とても 良い場所です。

2020 年はコロナウイルスの感染拡大の影響も受けて、仕事以外の外出を控えています が、そんな私の心の拠りどころは、月に 1 回通う、東戸塚駅にある美容院です。ある意 味、オフラインで仕事関係以外の人と会話をする唯一の場です。自宅近くにこのような 場があるということは、とても恵まれているなと思います。

私にとって横浜は、
『宝探しをしたくなる場所』

(インタビューと文:平安山美春

 

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ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
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横浜中華街 市場通りの夕景

 

横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。
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