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昭和30年代のサウンドの再現・・・Jazz Pianist Ryu Tsuda

by staff on 2010/12/10, 金曜日

濱JAZZ発祥の地「野毛」でピアノバーLYONを経営されてる津田龍一さんにお話を伺いました。
津田さんは17歳で上京し(実は15歳の時 学校に内緒で鹿児島のキャバレーでアルバイトでピアノを弾いていた)、18歳~25歳マセナプロダクション、26歳~28歳渡辺プロダクションに在籍、以後、作編曲者、音楽プロデュース、日本TV音楽院の講師などを務めました。そんな津田龍一の波乱万丈の人生&音楽にスポットライトをあてましょう。

 
名前 津田龍一(アーティスト名)さん
出身地 九州 鹿児島
年齢 70歳
家族 現在独身
現在の住居 横浜市内
職業 音楽プロデュース
ピアノ・アコーディオン奏者
ピアノバー「LYON」経営
趣味 音楽、船釣り
自分の性格 寂しがり屋で酒が入ると一段と陽気になる
HP http://www.pianobar-lyon.jp/

波乱万丈

TV番組では「シャボン玉ホリディ」「ヒットパレード」「エレキトーナメントショウ」「NHKスタジオ101」・・・・etc。
ステージでは「ウエスタンカーニバル」「梅田コマ劇場」「芸術座」「ジャズ喫茶のドラム」「ACB」「ドレミ」「浅草新世界」・・・etc。
ツアーでは地方の公会堂、クラブでは「銀座のモンテカルロ」「ナイトクラブクラウン」・・・etc。と当時のビック歌手の伴奏をしました。歌手名は数百人になるため、ここでは敢えて公表は控えますが(笑)音楽活動に多忙な日々を送っていました。

そのつけが廻って来たのが42歳の時です。
ある晴れた日、京都で信号待ちをしていた時に、雨が土砂降りのように降ように錯覚しました。眼科で検査の結果、中心性網膜炎と診断され、細かい楽譜を読むことを断念させられます。絶望の中、気が動転してしまい芸能界から蒸発するといった不祥事を起こしてしまいました。このことで多くの方々にご迷惑をかけたと思うと胸が苦しくなります。

 

濱JAZZの町「野毛」へ

1年間の休養の甲斐もなく視力は回復しませんでした。所持金も底をつき途方にくれました。不動産会社で営業マンとして必死に働き、小さいながらリフォーム会社を設立しましたが、この会社も倒産してしまい、またもやどん底生活・・・酒に憂さを紛らわすようになりました。

弱気になって楽に死ねる方法を考える日々の中、ライブハウスの前を歩いていたら中からピアノの音が漏れてきました。ピアノの音に誘われるようにその店に入りました。これがきっかけで再び音楽の道に復帰することができました。

多くの方々に支援して頂いた結果、今があります。これからの人生は恩返しのつもり、癒しの音楽を野毛の町「LYON」から皆さまに届けることが私の夢です。生きる力も湧いてきました。

 

演奏活動50周年~音へのこだわり

『2009年にデビュー50周年を迎えました。初のCDアルバム「ひき潮」をリリースしました。タイトルの「ひき潮」はもとより、「アマポーラ」「A列車で行こう」など計14曲は団塊の世代になじみのある曲です』とCDを見せてくれました。

「アマポーラ」をお聴きください。

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「ひき潮」をお聴きください。

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「A列車で行こう」をお聴きください。

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この団塊の世代が楽しめるコンサートが少ないことに気づき、2005年にYNO横浜ノスタルジックオーケストラを結成しました。現在も不定期に集まってはコンサートを開いています。

今年も12月23日(祝)に ヨコハマノスタルジック酒場「ハマ横丁」3F 電気クラゲ でクリスマスJAZZライブを行います。
イタリアンバイキング料理8種類とフリードリンクで8,000円です。
ご来場をお待ち申し上げます。

今後の活動としては、2011年2月13日(日)に横浜美術館レクチャーホールで津田龍一ミュージックワールドVOL7 ノスタルジックコンサートを開催予定です。

 

 

70歳にしてまた人生観が変わった

フィリピンの珊瑚と蛍の島(通称:灯の島)シキホール島に、今年8月29日~9月2日まで行って来ました。LYONのお客様に声を掛けて頂き、島でホテルを経営しているロータリークラブ会長原田氏の「子供たちに生の音楽を聴かせたい」という思いに賛同し、ヴァイオリン奏者と共に、アコーディオンを持参で4ヶ所の学校を回りました。演奏のお礼に子供たちがフィリピンの歌を歌ってくれました。演奏と交流・・子供たちの笑顔に囲まれて変わっていく自分がみえました。音楽が人と人を結びつけてくれる。70歳になって、また、物に対する価値観と人生観が変わりました。

  

 

新曲への思い 「野毛・神戸そして奄美」「横浜(ハマ)のブルース」

12月1日にCDをリリース。
作・編曲 津田龍一、作詞 美崎太洋 敏あづま、歌 敏あづま

この録音には一つのこだわりがあります・・・
「日本の将来が不安でならない今日。今一度、足を止めて、昭和30年代を思い起こして欲しい」と言葉に熱がこもります。
「30年代はそれそれが空腹ながらも夢と希望に顔を向けて明るく暮らしていた。街には路上スピーカから歌謡曲、童謡、いろいろなジャンルの歌が溢れだし、みんなそれを聴き、癒され、元気つけられました」
この私の心の叫びを皆さまに知って頂きたい一心で製作しました。

 

昭和30年代の日本は歌謡曲と同様、ジャズも全盛でした。そこで、このCDは現在、横浜のベテラン・JAZZミュージシャンを起用し、ジャズサウンドで編曲しました。発売と同時に有線放送(キャンシステム)で全国放送が決まり、それに近々カラオケでも放映が決定しました。是非お聴きください。

「横浜(ハマ)のブルース」をお聴きください。(1分間試聴)

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(文:高野慈子)

 

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