夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいずくに 月宿るらむ
♪夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいずくに 月宿るらむ♪
絵・千絵崇石 |
読み人:清原深養父(きよはら の ふかやぶ)現代語訳は、 「夏の夜はまだ宵のうちと思っている間にすぐ開けてしまうが、これでは月はとても西の山までたどり着けないだろう。一体雲のどのあたりで宿を取っているのだろうか?」 この清原深養父(きよはらのふかやぶ)は清少納言の曾祖父でお琴の名手でもあったとされています。この歌を歌うといつも私の中でとてもおしゃれな男性像が浮かびます。それも派手ではなくて粋な美意識をもった宮廷人。うだつは上がらなくてもそのシックなセンスが生き方にも反映して自由な文化人という地位を謳歌している男性が思い浮かびます。目立たない歌ですが、行間からにじみ出てくるのは何とも言えないセンスの良さ。彼が時代を超 |
えて、もし現代に生きていても十分にその美的センスで文化人としての地位を築いているのではないかしら。清少納言の家柄は本当に風流な人々が多かったのだと思います。私は、なぜかこの清原深養父とヨーロッパのおしゃれな貴族たちがオーバーラップします。人間は生まれ変わると言う転生輪廻説を信じている私としては、きっとこの深養父さんは日本で生まれた後には、フランスあたりに生まれ変わっているのでは?そしてワインを片手に吟遊詩人になって宮廷淑女たちにもてはやされていたかも。
昔ワインの勉強をしていたことがありますが、ワインとはまさにヨーロッパの文化そのものでした。特にフランスのワインは奥が深くてちょっとやそっとでは学べませんでした。
和歌とワインって、その根底にある美意識には以外に共通点があるかもしれません。
両方とも宮廷と言う文化の中で磨かれて、味わいを楽しまれてきました。
9月から、新宿のシャンパーニュというシャンソンのお店で和歌うたを毎月第2金曜日に披露させていただく事になりました。日本でも有名な固有名詞、シャンパンとはシャンパーニュ地方で作られる発泡酒の事を言います。他の地方で作られた発泡酒はシャンパンと名乗る事は禁止されています。そんな仏国のエスプリと言われるシャンパーニュ地方の名前をつけられたシャンソンのお店に大和言葉でうたう「和歌うた」が響きます。
フランス文化のシャンソンと「和歌うた」が同じ空間で何の違和感もなく聞けるのは、やはり和歌の持つ文化の深さがあるからだと思います。和歌は日本が世界に誇れる文化です。
そんな日本文化のエッセンスの様な和歌にメロディをつけて歌える事に、責任の重さを感じつつ・・シャンパーニュではワインを片手に和歌をうたって行きたいと・・・
是非一度、新宿のシャンパーニュに足を運んで、和歌とワインをお楽しみください。
6時30分~ 3回ステージ ¥5500ワンドリンク付き 入れ替えはありません。
出演:早苗ネネ パリ祭出演の歌手の方々2~3名。
新宿シャンパーニュ 電話 03-3354-8540(昼) 03-3354-2002(夜)
新宿一丁目。元新宿厚生年金前。http://www.champagne-live.com/
早苗ネネさん プロフィール
木々や鳥や魚や精霊…人間以外の存在達との交流が当り前に語れるくらい、いのちのひろがりに気づくと、共に生きている喜びや、苦しみや悲しみにもナイーブになる。
心と野生がひとつながりになると……こんな風に人は年を重ねられる。ひとりひとり、ユニークにもっと自分になれる。
早苗 Nene さんは、そういう人生の先駆者です。 感性を解放しながら、40代で高校生に仲間入り卒業後、マウイのカレッジに留学中、突然半生記が受賞しました。
そんな新たなシーズンを迎えて、今エッセンスを分かち合いたい。
<天性の歌い手>というだけでなく、その存在感、溢れる活性のバイブレーションは、光のシャワーのよう。彼女と語り歌い、魂の成長を旅している現在の、自分の位置を確かめてみませんか?
ヨコハマNOW 動画
新横浜公園ランニングパークの紹介動画 | ||
ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。 |
横浜中華街 市場通りの夕景 | ||
横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。 |
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