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市川徹 監督 映画「さくら、さくら -サムライ化学者 高峰譲吉の生涯-」上映会
10月21日(金) 18:30~ @野毛Hana*Hana

by staff on 2011/9/10, 土曜日

映画「さくら、さくら -サムライ化学者 高峰譲吉の生涯-」

あなたは知っていますか?アメリカで桜が満開になる事を。

 近代バイオテクノロジーの父「高峰譲吉」とその妻「キャロライン」は、1884年(明治17年)ニューオリンズで恋に落ちる。譲吉30歳、キャロライン18歳。それはまさしく運命の出逢いだった。そして二人は結婚。
 これは記録に残された日本人とアメリカ人の結婚としては最初のものであった。

 本作は、明治という日本の新たな幕開けともいえる時代を背景に、今もなお医学界においてはなくてはならない「アドレナリン」と「タカジアスターゼ」を生み出した化学者、「高峰譲吉」の半生を描く壮大な物語である。そして12歳年下の米国人妻「キャロライン」。彼女のアメリカ気質の性格が、彼の研究に与えた影響は多大なものである。

 だが、1世紀以上も前となる当時の国際結婚は、順風満帆とはほど遠く、波乱と試練の日々であった。
 しかし二人は数々の困難を乗り越えて、次々と奇跡を起こすのである。
 ワシントンのポトマック湖畔とニューヨークのハドソン河の岸に咲く「満開の桜」。

 これは、日本とアメリカの架け橋となった二人の愛の物語なのである。

三つの「顔」を持つ偉人 真のグローバル・パーソン 高峰譲吉博士

 幕末、明治、大正の激動の時代を生きた高峰譲吉博士は、科学者として、事業家として、国際親善外交を通じても、大きな足跡を残しました。

科学の先駆者・発明家として

 幼くして長崎留学で英語を学び、明治初めに工部大学校(現・東京大学工学部)、そして英国留学で応用化学を学びました。帰国後農商務省に勤務して欧米の先進的な化学工業を日本でも確立するという使命のもと、米国の万博会場で目にしたリン鉱石から思いついて、日本の肥料工業の先駆けとなる人造肥料生産を手掛けました。

 また日本の麹菌によるアルコール醸造法をウィスキー製造に応用する技術を開発して、招かれて米国に渡りましたが、地元業者の妨害にあって挫折してしまいます。
 しかし、この醸造発酵技術の過程で「タカジアスターゼ」という強力な消化酵素を発見し、医薬品とすることができました。そしてさらに、牛の副腎から「アドレナリン」というホルモンを抽出結晶化することに成功しました。この「アドレナリン」の発見は、神経科学や内分泌学の先駆けとなり、世界の医学・薬学界に多大の貢献をしました。この大きな二つの発明発見によって、高峰譲吉博士は米国で「バイオテクノロジーの父」と呼ばれています。

事業家・起業家として

 これらの発明発見を事業に結びつけることにも成功しました。製薬の三共株式会社の初代社長であり、東京人造肥料(現・日産化学工業株式会社)の設立、ベークライト工業の導入(現・住友ベークライト株式会社)、黒部川の電力開発および周辺のアルミニウム工業の推進に関わり、そして、世界に後れを取らない日本人研究者育成のための理化学研究所(現・独立行政法人理化学研究所)の創設を強く提唱し実現させました。
 また、豊田式自動織機の事業化につまずいて失意のどん底にあった豊田佐吉を、元気付け、勇気付け、再び事業化の情熱を喚起したのも、高峰譲吉博士でした。
 「タカジアスターゼ」、「アドレナリン」の特許を世界各国でいち早く取得し、その特許収入で巨万の富をなすことに成功し、米国でベンチャー企業を起こして酵素事業・研究開発を推進しました。

国際親善・民間外交を通じて

 高峰譲吉博士は事業成功で得た富を、日米親善、民間外交のためにも、惜しみなく投じました。
 日露戦争時には米国の世論を日本の味方につけるために、日本政府の依頼を受けて、私費を投じて米国各地での講演会、現地新聞一面を使った日本PR投稿などで奮励努力、奔走しました。
 また、ワシントンD.C. のポトマック河畔にある桜並木の植樹を企画し資金を提供したのは高峰博士であり、さらにニューヨーク市へも桜を寄贈しています。

NPO法人 高峰譲吉博士研究会 http://www.npo-takamine.org/

映画「さくら、さくら -サムライ化学者 高峰譲吉の生涯-」の上映会

 日本が未曽有の国難に見舞われている今、私たちは先達の心意気を学び、
「生き抜く力」 を見習いたいと思います。

 今から125年前、一人の日本人が単身アメリカに渡って苦労の末「アドレナリン」の結晶化に成功しました。
 後に「サムライ化学者」と呼ばれた高峰譲吉の生涯を描いた「さくら、さくら -サムライ化学者 高峰譲吉の生涯-」を鑑賞し、企画・監督の市川徹氏のお話を伺います。

市川徹 監督 プロフィール http://yokohama-now.jp/home/?p=3724

「さくら、さくら -サムライ化学者 高峰譲吉の生涯-」上映会概要

1.日 時 平成23年10月21日(金)午後6時30分~9時30分
2.会 場 野毛Hana*Hana(横浜市中区花咲町1丁目42-1) Tel 045-325-8123
http://www.nogehanahana.org/
3.内 容 「さくら、さくら -サムライ化学者 高峰譲吉の生涯-」上映
市川徹監督 トークショー
交流会(軽食付き)
4.定 員 100名(定員になり次第締め切ります)
5.参加費 2,000円(交流会費含む)
6.お問合せ 横浜売れるモノづくり研究会 事務局(株式会社ともクリエーションズ内)
〒231-0004 横浜市中区元浜町3-21-2 ヘリオス関内ビル4階
TEL 045-226-3475 FAX 045-226-3476
7.協 賛 ヨコハマNOW 事務局

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