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ベンベン姐さんの三味線はじめ (こんな女に誰がした?!) 其の五

by staff on 2011/10/10, 月曜日

地歌 上田恵子

     

地歌 「小猿」  Live at Bianca Studio

 

歌詞

小猿の時から飼ひおいて  朝夕の煙さへ
そちが蔭にて楽々と  暮らせし甲斐も情けなや
畜生ながらもよう聞けよ  せめて今度は人間に
生まれ変わりて来るように  教えおいたるひと節に
エエさりとは  さりとは
エエまたあろかいな  さりながらあろかいな
我は近衛の猿廻し  猿また我をまはしつつ
共に思ひを勝るらん

解説
狂言「うつぼ猿」の一節。
山で狩りをしていた大名一行が猿曳きと猿に出会う。
大名が猿曳きのつれている猿の皮を自分のうつぼ(矢筒)の飾りにつけたいとねだる。
一旦は拒否する猿曳きだが、猿と共に殺すと脅され、やむなく猿を討とうと決心する。
しかし、そのとき、猿は芸をしてしまう。
それを見た猿曳きは、泣き崩れてしまう。
その場面を、地歌では曲にしたもの。

オリジナル 「新・大黒舞唄」  Live at Bianca Studio

 

歌詞

きたわいな、きたわいな。
来たよ。来た、来た。来ましたよ。
大黒様といふ人は、
人の姿になりすまし、
一つには、米の俵を踏んまへて、
二つ、にっこり笑ひ顔、
三つ、御酒を醸み、かみて、
四つ、世の中、よいやうに、
五つ、いつものごとくにて、
六つ、無病息災に、
七つ、何事、ないやうに、
八つ、屋敷を拡げたり。
九つ、お蔵を、建てならべ、
十で、たう、たう、治まる世の中の、めでたけれ。

地歌 「捨煙管」  Live at Bianca Studio

 

歌詞

かはいかはいと(恋にこがれて) 鳴く蝉よりも
鳴かぬ蛍が身を焦がす
何の因果で実なき人に
誠明かして  ああ  口惜し

 

ベンベン姐さんのライブインフォメーション

 

ライブインフォメーションはベンベン姐さんのHPをチェキ http://www.uedakeiko-ziuta.com/

 

お弟子さん募集

 

オリジナルCD 「月の光」

 

ベンベン姐さんこと 上田恵子さん プロフィール


今月の普段着
 

東京芸術大学音楽学部邦楽科卒業後、地歌演奏家として研鎖を積む。
日本古来の伝統芸能「地歌」と言うジャンルの可能性を広げるべく、料亭・バーなどのスペースを中心に、ひとり地歌ライブ(三味線古典曲)で活動中。
自作曲の製作にはじまり、尺八・ギター・胡弓等との他ジャンルとの共演も精力的に行い、毎回ユニークなコンサートを行つている。

 

活動情報はオフィシャルサイトまで
http://www.uedakeiko-ziuta.com/

上田恵子オフィシャルブログ「峠の茶屋」
http://tougenochaya.jugem.jp/

 

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ヨコハマNOW 動画

新横浜公園ランニングパークの紹介動画

 

ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
(動画をみる)

横浜中華街 市場通りの夕景

 

横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。
(動画をみる)

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