Skip to content

ブラとも 横浜「市民の森」がお気に入りです

by staff on 2011/11/10, 木曜日

 

 横浜と言えば、海や港のイメージですが実は山林もたくさんあるのです。

 横浜の山林や森を守ろうという制度が「市民の森」です。「市民の森」は、山林所有者のご好意により、市が土地を借りて、森の中を散策できるように整備して一般に公開をしたものです。昭和46年度(1971年)に始まった「市民の森」は、現在34か所、総面積が約460haにわたるそうです。

横浜市環境創造局「市民の森」 http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/green/shiminnomori/

 最近は、休日の朝のウォーキング場所として「市民の森」に行っています。「市民の森」は、通常の公園と異なり自然を生かした自然林です。中には急な山坂もあり、散策と言うよりはトレッキングと言った方がいいかもしれません。私が訪れた「市民の森」中からお気に入りをご紹介いたします。

 

称名寺市民の森

 世界遺産として申請中の称名寺境内をぐるりと取りまいた山林です。金沢区の海の近くにあります。金沢山のてっぺんの八角堂広場からは四方が見渡せて、とてもいい眺めです。

 称名寺は、13世紀半ばに建てられた金沢北条一族の菩提寺です。森の中には金沢北条一族のお墓もありました。上りはそんなに急ではありませんでしたが、下りの階段は狭くて急で、鎌倉時代の方々はこんなに急な階段を下りたのかと驚きました。

 称名寺の境内は阿字ヶ池を中心とした鎌倉時代の浄土庭園になっています。称名寺には大勢の観光客が訪れるようですが、「市民の森」にまで足を運ぶ方は少ないようです。

 称名寺に隣接して神奈川県立金沢文庫(中世歴史博物館)があります。散策の帰りに鎌倉時代の文化に触れることもできます。

神奈川県立金沢文庫
http://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/kanazawa.htm

 

(画像をクリックして拡大写真をご覧ください)


称名寺眺め


称名寺


称名寺

 

瀬上市民の森

 栄区の東部にあります。すぐ隣は円海山と氷取沢市民の森です。森の中に入ると急な山坂が続いています。水が豊かなせいか大きなシダやコケがたくさん生えていました。アップダウンを繰り返していくと中央に瀬上池があります。静まり返った森の中に突如として現れる池は神秘的な感じです。

 水面に浮かぶ木々を見ていると、横浜にいるのかしらと思ってしまいます。紅葉の時期はさぞかしきれいでしょうね。

 

舞岡ふるさとの森

 戸塚区にある地下鉄舞岡駅の近くにあります。自然のままの森が広がっています。そんなにアップダウンもなく歩きやすい森でした。

 市民の森に隣接する舞岡公園は、市内に4か所ある「広域公園」のひとつで28haもあります。園内は、田んぼや雑木林、広場などの緑地の他、戸塚区品濃町にあった古民家『旧金子家住宅母屋』が移築、復元されています。私達が訪れたときは、ボランティアの方々が田んぼなどを整備されていました。

 地下鉄舞岡駅から舞岡公園に至る歩道には、小川が流れていて「舞岡町小川アメニティ」と呼ばれています。途中には水車や休憩所などもあり、素敵な散策路になっています。

ふるさと舞岡ぶらりマップ
http://www.city.yokohama.lg.jp/totsuka/kusei/files/maioka.pdf

 

(画像をクリックして拡大写真をご覧ください)


瀬上散策


瀬上池


瀬上池

 「市民の森」ではたくさんのボランティアが活躍しています。横浜市では、「森づくりボランティア」の育成に力を入れていますが、ボランティアの高齢化が目立つようです。森は私達を災害から守ってくれる大事な自然資産です。かけがえのない自然をどのように守っていくのか、自分達への宿題として取り組まなければならないと思います。

 

Comments are closed.

ヨコハマNOW 動画

新横浜公園ランニングパークの紹介動画

 

ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
(動画をみる)

横浜中華街 市場通りの夕景

 

横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。
(動画をみる)

Page Top