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東日本大震災・被災者に「本当に必要な」支援を! 株式会社エランビタールの取り組み

by staff on 2012/4/10, 火曜日

 あの3.11東日本大震災から、早いもので1年が過ぎました。遅々とした歩みながら被災地は確実に復興しつつあります。仮設住宅での被災者の新しい生活も、スタートして数ヵ月が経とうとしています。しかし、この新しい生活にはいくつかの難問が待ち受けていました。

写真家蓮井幹生さん
写真家 蓮井幹生さん

 

 写真家蓮井幹生さんは、震災直後から数十回も現地入してボランティア活動をしています。

 現地の人と交流するうちに、蓮井さんは仮設住宅が直面するいくつかの問題を知るようになりました。

蓮井幹生さんHP http://blog.mhasui.com/?pid=1

株式会社エランビタールHPhttp://www.elavita.jp/index.htm

 

マスコミでは報道されない仮設住宅の真実

 実は仮設住宅に移住してから「孤独死」が非常に増えています。マスコミでもたまに報道されますが、現実はそれをはるかに上回る数だそうです。

 避難所の時はお互い声を掛け合い、支援物資を分け合って不自由ながらも心を通わせて過ごしていました。でも、仮設住宅には自分しかいません。仕事もなく、将来の見通しが立たないまま、引きこもりになる人が多いのです。避難所のリーダー格の人がお茶会やお食事会、趣味の集いなど、少しでも皆が顔を合せる機会を作り、「孤独死」をなくそうと努力しています。

 住み心地の悪さ、不便さもはんぱではありません。寒冷地なのに仮設住宅の建材(韓国製)には断熱材が使われていないのです!

 俄かづくりの水道管も外に剥き出しのまま配管されています。そのため、凍結で破裂して夜になっても水が使えないケースが続出しています。

 そんな仮設住宅に嫌気がさして避難所に戻ったり、別の場所へ自主避難する人も出ているのが現状です。

  (クリックして拡大写真をご覧ください)


3月中旬の被災地(福島県)。
まだ雪深く、冷えが厳しい。


水道屋さん、我家を解凍お願いします

 

知られざる被災地の水事情

(クリックして拡大写真をご覧ください)

 

 さらに、水道水のまずさは言語を絶しています。
東京の水道水の20倍もの塩素が投入されているのです!

東京都目黒区の水道水 0.1mg/L
宮城県雄勝町仮設住宅の水道水 2.0mg/L

 ちなみにプールの水質基準での塩素濃度は0.4mg/Lです
(1.0mg/Lが上限値)。

 仮設住宅に住む人々は、私たちが「塩素が濃いな」と思う、あのプールの水よりも5倍も濃い塩素濃度の水で、毎日顔を洗い、ご飯を炊き、お茶を飲んでいるのです。もともと水の良い地域の人々にとって、これがどんなに辛く、ストレスになっているか、想像に難くありません。

 蓮井さんはそんな被災地のひとつ、宮城県雄勝町にボトル用水改質器具「エランビタール」を持っていきました。

 「こういうのが欲しかったんです!」
住民の皆さんに喜ばれたのは言うまでもありません。

 ボトルに入れた水道水に「エランビタール」を浸しておくだけで、あのまずい水道水の臭いが取れ、味もまろやかになって飲みやすくなるのですから。

 なぜ、「エランビタール」は被災地でそんなに歓迎されたのでしょう。それには訳がありました。

 実は震災直後、あるポット型浄水器メーカーが自社製品を無料で避難所に配ったのです。最初は喜んだ被災者も、カートリッジは有料と聞き、使わなくなりました。被災地にカートリッジを売っているお店なんかありません。命からがら逃げてきた被災者のなかには買うお金もない人も大勢います。膨大なガレキのそばで暮らしている人々にとって、使い終わればゴミになってしまうカートリッジには心理的な抵抗があったとも言われています。

  (クリックして拡大写真をご覧ください)

 それではどういう器具が被災地に適しているのでしょうか。地元の人々の声をまとめてみました。

仮設住宅の水を改善するための条件

1.塩素臭を軽減すること
2.カートリッジやフィルター(将来のゴミ)がいらないこと
3.長持ちすること(買い替えの経済的負担が少ないこと)
4.水の改質効果が長続きすること

 浄水型ポットの苦い経験から、被災地では上のような条件に合致する製品を求めていたのです。蓮井さんが持っていった「エランビタール」はまさにドンピシャの製品でした。

エランビタールの特徴

1.塩素臭を軽減する
2.カートリッジなし
3.長持ちする(2年以上)
4.水の改質効果が長続きする

 

被災者が「本当に必要な支援」を!

 同じものがダブったり、ピントがずれた品物だったり、と、現地の実情を把握していないと血の通った支援はなかなかできません。

 「エランビタール」を使って喜ぶ被災者を見て、蓮井さんは「これだ!」とひらめきました。

 「『エランビタール』なら、今仮設に住む人たちが一番困っている水の問題を解決できる。」そう思った蓮井さんは弊社に来られ、息長くこの「エランビタール支援活動」を続けるために是非協力をしてほしいと、頭を下げられたのです。

 私たちは蓮井さんの熱い想いと被災地の水のひどさに心を動かされ、できる限り協力を惜しまないことをお約束しました。

 そこで、蓮井さんは現地のNPO(DoTankみやぎ地域政策研究行動会議)と協力して、仮設住宅の居住者向けに「美味しいお水の支援キャンペーン」を立ち上げたのです。

目標 まずは、仮設住宅2000戸に、「エランビタール」を使って頂くこと
(将来的にはさらに増やしていく)

しくみ (1) 一口1,000円で募金を集める
(2) 蓮井・NPOが募金を取りまとめ、製品の購入・配布を担当する
(3) 株式会社エランビタールが製品を原価で提供する

 お蔭さまで現在エランビタール300個分の募金が集まっています。準備が整い次第、弊社も発送に取り掛ります。

 しかし、まだまだ目標には届きません。「よこはまNOW」をご覧の皆様にも(一口でも結構ですから)ご協力頂ければ大変うれしく存じます。
どうかご協力よろしくお願いいたします。

募金の振込先

七十七(しちじゅうしち)銀行 石巻支店
名義  特定非営利活動法人 Do Tankみやぎ地域政策研究行動会議
口座番号  普通 9247289

このキャンペーンに関するリンク先

株式会社エランビタールHPhttp://www.elavita.jp/index.htm

以上
株式会社エランビタール代表取締役  田尻成美

 

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