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ファルツ地域名門御三家の筆頭バッサーマン博士家

by staff on 2012/4/10, 火曜日

ファルツ地域名門御三家の筆頭バッサーマン博士家


バッサーマン・ヨルダン博士家のエチケット

 広大なハールト丘陵の裾野に広がるファルツ地域(Pfalz)は、ドイツワイン生産地の25%を占める24,000haの大生産地です。その南ドイツの肥沃な大地の中央をドイツワイン街道が横に貫いています。その中央に位置する街、ダイデスハイム(Deidesheim)周辺ではファルツ地域の高品質ワインが産出する多くの銘園があります。その銘園を所有する3Bと呼ばれる三つの名門醸造家があります。3Bとは、バッサーマン・ヨルダン博士家(Dr.von Bassermann-Jordan)、ビュルクリン・ヴォルフ博士家(Dr.Bürklin-Wolf)、ブール長官家(Reichsrat von Buhl)の三家で、ともにイニシャルがBで始まるため、3Bと呼ばれています。その3Bの筆頭が格式高いバッサーマン博士家で、ダイデスハイム(Deidesheim)、フォルスト(Forst)、ルッパーツベルグ(Ruppertsberg)に50haの銘園を所有しています。土壌はローム状砂地、風化粘板岩、黄土等複雑で混成され、快いエレガントなワインから、力強い生き生きした華麗なワインまで、高品質のワインを造りだしています。

 バッサーマン家の歴史は1718年、シュパイヤー大司教の領地を引き継ぎ葡萄栽培をおこなってきました。一族のルードヴィッヒ・A・ヨルダン(Ludwig A. Jordan)は帝国議会議員を務め、フリードリッヒ・フォン・バッサーマン・ヨルダン(Friedrich von Bassermann-Jordan)はワインの歴史家として国際的に認められています。彼の著書『葡萄農業の歴史』は、現在も権威ある参考文献として葡萄農業に大きな影響を与えられてきました。また醸造所の中にはワインの資料館があり、古代ローマの遺品の他に、世界で最も古いといわれるローマ時代のワインが保管されています。

(文・写真:ワインブティック伏見)

 

ワインブティック伏見

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