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アースデイにて候

by staff on 2010/5/10, 月曜日

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 先月、家族を連れてアースデイのイベントに行ってきた。すごい人だったねえ。原宿の駅を降りて会場に行くまでにいろんな誘導版みたいなものがあって、そこでおじちゃん、おばちゃんが「アースデイって何?」っていう話をしている。知らせる、興味を持たせる、という点では成功しているんだろうけど、何かちょっと違和感を感じたんだよな。
屋台がいっぱい出て、広場の辺りにテントがいっぱいあって、座るところが少ししかないから、皆ハンカチなり何なり敷いて地べたに座ってしまう。それはそれでひとつの光景ではあるんだけどさ、でもそこでタバコ吸ってビール飲んで、っていうのは、どうなんだろう?

 イベントもあんまり規模が大きくなっちゃうとね。多くの人が関心持つのはいいとして、あれだけ人が集まったら、いったいCO2はどうなるんだ?って思うよ。それに、こうした情報を発信してくれる人たちがいるのは、ありがたいことだけど、果たして来場者のほうは、自分たちが欲しい情報を求めて、行っているのかというと・・・ちょっと違うよね。
テーマがもうわからなくなっちゃうんだよ。大きくなりすぎて、わあ、すげえ人だっていうことばかりに目が行ってしまう。掲げているテーマと、やっていることがだんだん乖離してきちゃう。だって「子供の人身売買」っていうテーマと、行列ができる食べ物の屋台が同じ舞台装置の中で繰り広げられているって・・・ちょっと、あれ?って思うよね。違和感が残るでしょ。アースデイに行ったのに、感想が「人がいっぱいだったね。東京はやっぱりすごいね!」になっちゃうんだ。

 うちの子供たちはさ、「これだけすごいことをやっているんだったら、何で地球温暖化で騒ぐんだろう」って言うんだよ。環境イベントはいろんなところでいろんな人がやっているはずなんだけど、実を結んでいないんじゃないのかなあ。そう言っちゃったらミもフタもないか・・・本当は日常で何ができるのかっていうところが一番大切なんだけど、それだけ日常がつまらないっていう証拠なんじゃないかねえ。そこで面白い提案なり方策を、どれだけ生み出して行けるのか。永遠の課題なんだろうな。

 ところでうちの子供たちはフットサルのボールを買ったよ。要するにフェアトレードの一種だね。そのボールを買うことによって、貧しい国の子供たちに寄付をする、とか。ワールドカップもパラリンピックと同じく障害者の方々の大会をやるんだけど、その開催資金にする、ということでボールを売っている。3900円。結構ちゃんとしたボールだったよ。
子供は自分でお金を払ってそういう経験をすることができたから、取っ掛かりはそれでいいんだと思う。そういう若い人たちが最近は増えてきたな、とも感じるし、ちょっと期待してみようかなあ。

(嵐人)

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新横浜公園ランニングパークの紹介動画

 

ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
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横浜中華街 市場通りの夕景

 

横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。
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