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【台風19号による被害を受けられた皆様へ】
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商店街からの復興支援~大口通り商店街「濱の市」~

by staff on 2012/8/10, 金曜日

 東日本大震災から1年以上が経ちましたが、瓦礫の処理は一向に進まず、今なお30万人以上の方々が仮設住宅での生活を余儀なくされています。東北地方を再生するためには、これからも息の長い支援活動が必要なのです。

 横浜大口通商店街の魚屋カフェ「濱の市」の空いているスペースを被災地の物品販売に使えないかという話が、横浜市の商業振興課から持ち込まれたのは、5月末のことでした。

 「濱の市」を経営する金一グループの坪倉良和氏が、ソーシャルビジネスを志す方に空きスペースを無償提供すると話されたことがきっかけとなったのです。

 早速、岩手・宮城・福島の各県を中心に、山形、秋田、青森を加えた東北各地の物産品を販売する「被災地支援アンテナショップ」を開設しようということになりました。被災地の商品を販売することで、少しでも地域復興にお役に立ちたいという想いがありました。

 私は知らないうちに(?)とりまとめ役になってしまいました。最近は「歩くソーシャルビジネス」(儲からないことをやるの代名詞)と揶揄されておりますが致し方ないですね。(苦笑)

 「被災地支援アンテナショップ」には、東北各県から様々な団体やグループが参加しています。

 「復旧ではなく、復興を。お金ではなく、仕事を。」で石巻を夢のある街、応援したくなる街にしたい。そんな想いを持った宮城県石巻市出身の若者たちが集まって活動しているのが「石巻復興プロジェクト」です。メンバーは仕事を持ちながら、週末に様々な場所で石巻の特産品の物販やイベントを行ってきました。「濱の市」では水産加工品を中心に販売することになりました。

 福島県二本松市からは青年商工会議所のメンバーたちが中心となって、手作りの羊羹や飴、ハーブティー、名前もユニークな「うまくて生姜ねぇ」(生姜の加工品)、などを出店することになりました。

 岩手県陸前高田市からは、第3セクターである陸前高田地域振興株式会社のご協力を得て、三陸産のワカメなど水産加工品を出店することになりました。

 また、地域振興コンサルタントの長谷川創さんからは山形県米沢市の青大豆や米粉麺など、秋田県美郷町在住の宮川豊さんからは「いぶりがっこ」(漬物)や名水サイダーなど、神田「なみへい」の川野真理子さんからは青森県弘前市の「りんごジュース」などが供給されることになりました。

 被災地である石巻と二本松は横浜市の職員が手弁当で応援しています。週末に「濱の市」で販売スタッフとして店頭で呼び込みをされている姿を拝見して、アンテナショップでの物販を通じて復興支援のボランティア活動を実践されているのだと感じています。

 これまで被災地支援の物販というと、イベント会場で名産品等のおみやげを販売してきました。今回の「被災地支援アンテナショップ」はそれとは決定的に違うことがあります。まず、商店街の中にあること。お客様は遠くから来ません。通常の買い物の中で購入してもらえる商品であることが求められます。それには商品の品質はもちろんですが、価格も考えなければなりません。そして、常設店舗であること。リピーターを獲得することが重要となります。

 

(クリックで写真拡大)


濱の市入口


被災地支援アンテナショップ


石巻や焼きそば取材の様子


坪倉さん取材


大盛況


放射能相談会

 7月8日の開店初日には、石巻復興プロジェクトのメンバーが、「石巻焼きそば」を店頭で作って販売してくれました。その様子がNHKのお昼のニュースに流れました。テレビの効果というのは凄いですね。ニュース放映直後から、売り場は人で溢れました。ニュースの中でアップで写された、三陸産のワカメは即日完売になり、大盛況のうちに初日を終えました。私が呼び込みをしている姿も映っていたようで、「見たよ」メールが何通かありました。

 そして開店当日に、感動的な出会いがあったのです。お昼過ぎに、歩行が困難でお話も聞き取りにくいおじいさんが「濱の市」に見えました。買い物を終えて、その方は「自分は石巻出身だ」と話されました。石巻復興プロジェクト代表の花田さんと紹介したところ、花田さんの幼馴染と親戚だということがわかりました。

 おじいさんは、「頑張ってくれ!」と涙ながらに花田さんの手を握りました。「会えてよかった」と何度もおっしゃって歩行器を押しながら帰って行かれました。

 ニュースを見て、きっと無理して外に出てこられたのだと思います。石巻出身の若者たちが一所懸命働いている姿を見て安心されたのでしょう。おじいさんの後姿を見て、私は涙が止まりませんでした。

 こんな出会いがあるのも商店街の中にあるアンテナショップだからと思います。おじいさんはその後、何度もお店に見えています。そしてお茶を飲みながら私たちと談笑して、買い物をして帰られます。

 毎週土曜日には、株式会社アークメジャーの協力を得て、放射能についての無料相談会も開催しています。

 被災地の支援になる商店街の中の憩いの場、そんな形のビジネスモデルが広がっていけばいいなと考えています。

被災地アンテナショップ kaneiti.net/antena-shop
石巻復興プロジェクト reishinomaki.net
リサーチ&コンサルティング(長谷川 創) rip-rc.jp
なみへい(川野真理子) www.namihei5963.com
株式会社アークメジャー ark-measure.com

 

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