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スモールビジネスへのIT活用法の普及。(有)ITウェイブ代表の宮下徹さん

by staff on 2012/10/10, 水曜日

 「3.11後に大きく変わったのがインターネットによる情報収集であり、情報発信です。 Facebookやtwitterが広く普及しまた。 携帯電話からスマートフォンやiPadへの流れは加速し、この急速な変化が産業界にもたらす影響は計り知れないと思われます。 IT(Information Technology/情報技術)は「経営資源」だと私は思っています。 この豊かな資源をビジネスにどう活かしていくのか? 『スモールビジネスへのIT活用法の普及』。 それが私のライフワークになりました。」 と宮下さんは語ります。
 10月の「ヨコハマこの人」は、(有)ITウェイブ代表の宮下徹さんです。 『ガーランドフェア・フラワーズ&バー』でお話を伺いました。

(有)ITウェイブ代表の宮下徹さん

 

 
お名前 宮下 徹(みやした とおる)さん
お生まれ 1949年3月22日
ご家族 妻と1男2女(長男、長女、次女の順)
お住まい 大倉山
ご仕事 有限会社ITウェイブ 代表取締役
http://www.it-wave.com/
ご趣味 スキー 登山 ジョギング
格闘技(武道) 音楽鑑賞

ITは早く・安く、そして人に優しくなりました

 スマートフォンやiPadのようなタブレットPCの出現は、ITが苦手と思っている人達、そして高齢者や子供たちにとってITのハードルを低くしました。 指先でタッチするだけなので直観的に操作できます。 老眼になって紙の本は読むのが苦手であっても、字を拡大できる電子書籍なら読めると、読書を再び楽しむ高齢者が増えました。

 同じ趣味の経営者仲間でFacebook上にコミュニティを作って、多様な交流を楽しんでいます。 コミュニティの運営において、メールは効率の良いコミュニケーション手段ではありません。 Facebookでは、1つの話題(投稿)を複数の会員が共有できます。 その話題に会員がコメントを付けたり「いいね!」をクリックすることで、さらに話題が膨らんでいきます。 また、投稿やコメントが全て記録として残るので、途中から参加しても話題に着いていけるのですね。 写真や動画が簡単に載せられるのもFacebookの人気の理由でしょう。

 私もスキーが趣味ですが、Facebookに「Smart Body, Smart Brain, Smart Business」というコミュニティをつくり、仲間と月に一度スポーツを楽しんでおります。 目的は皆でスキーに行くことですが、ダーツやボーリング、卓球で汗を流し、体力を維持し、ビジネスを元気にすることが目的です。 経営者の頭と体は大事な経営の資本ですからね。 来シーズンはゲレンデからFacebookでメッセージを発信することになりそうです。(笑)

 最近 仕事でも良く使っているのがGoogle+(グーグルプラス)のビデオチャットです。 無料のテレビ電話ですね。 遠くに暮らす家族と顔を見ながら話したり、10人までのテレビ会議を開くことができます。 20年くらい前に1000万円以上かけたテレビ会議システムで、低画質・低音質でストレスを感じながら会議をしていたことを考えると、想定外の進化ですね。

ITは道具というよりも経営資源なのです

 ビジネスにとってのITは「経営資源」です。 経営者は社員を育てることに心血を注ぎます。 同じようにITも育てなければなりません。 自社のビジネスの仕組みに適したITを選び育てることが、ITを活かしビジネスを発展させることにつながります。

 ビジネスの原点は経営理念です。 経営理念から出発して、経営戦略を立てる・・・多種多様なITの中から最適なものを選択して、資金や人材などの条件を加味しながら戦略を立てビジネスの仕組みを構築することになります。 決して簡単な仕事ではありませんが、「どうすれば良いか判らない」と省いてしまったり、IT業者に任せてしまったりすれば、無駄な投資に終わり、戦略が実現できない可能性が高くなります。 私も18年間スモールビジネスのIT活用支援に携わってきて、そのような例を沢山見てきました。

 IT勉強会は、ビジネスへのIT活用に不安を抱える経営者の方々が、ITの特性を理解して事業改善を成功裡に実現できるようにとの思いから開始しました。

IT勉強会は参加者2名からスタートしました

 県内の中小企業の経営者が集まる会で「経営にITを活かす実践コミュニティ」という勉強会を始めました。 長い名称なので、いつの間にか「IT勉強会」に変わっていました。 参加費は無料だったこともあって大勢集まることを期待しましたが、最初の会合で集まったのは2人(私を含めて3人)、しかも意に反して全員がIT業界だったのです。 4年前のことです。

 1年経ってメンバーは製造業・サービス業・小売業など6~7人にまで増え、ようやく本来意図していたIT活用の普及啓発を行うことができるようになったのです。 IT勉強会の目的は、経営者の皆さんがビジネスにIT活用を取り入れる切っ掛けを作ることです。 そのために最新のITで何ができるのか、ビジネスに活用する上で何が必要なのかを理解してもらうことを考えて、毎月のメニューを用意しています。

 最近の主なメニューは、以下のようなものです。

2012年10月 効果的なプレゼンテーション/IT勉強会の価値を考えよう
2012年8月 顧客データの効果的活用法/IT白熱教室
2012年7月 今さらのパソコン解剖学/IT白熱教室
2012年6月 使わなきゃ損!最新クラウドサービス紹介/FileMakerでデータベースを作ってみよう
2012年5月 インターネットを知り尽くそう/Excelでデータベースを作ってみよう

 “IT白熱教室”とは、ビジネスでのIT活用における題目を1つ取り上げて、参加者全員でディスカッションするものです。 講義形式だけでなく参加者の方を含めてディスカッションすることで、思いがけないアイデアや気づきが生まれてくるのです。
 この他にネットでのコミュニケーションの試みも何回か行なってきました。 例えばキーボードを叩いて会議を行う“チャット”、インターネット電話である“Skype(スカイプ)”を使っての電話会議、“Google+のビデオチャット”でのテレビ会議などです。

 昨年からは毎回の参加者が15~20人まで増えてきたため、今年3月から横浜に加えて茅ヶ崎でも開催するようになりました。 メンバーの皆さんが十分にIT活用に邁進できる内容を提供できているかというと、まだまだ道は遠いように感じています。 少しでもIT活用でビジネスを上向きできるように工夫を重ねるべく奮闘&苦闘の日々が続いていますが、進むべき方向は見えてきていると確信しています。

◆◇IT勉強会に参加したいと思われた方は

ITウェイブのIT勉強会ページから お申込みください。
お問合せはe-mail:office77@it-wave.com、TEL:045-834-5053(有限会社ITウェイブ)まで

(クリックで写真拡大)

 

 

 

 

 

 

アマチュア無線から航空宇宙へ、そしてコンピュータの仕事に

 高校生の頃はアマチュア無線に夢中になり、勉強はそっちのけで無線機やアンテナの作成に没頭する日々を過ごしていました。 丁度、日本の宇宙開発の扉が開かれた頃で、宇宙に憧れ大学では航空宇宙学を専攻し、卒業後にコンピュータメーカ(まだ当時は通信事業が主力でしたが)のF社に就職、たまたま宇宙開発事業を開始したところで、宇宙システム部門に配属され筑波学園都市内の筑波宇宙センターで人工衛星の軌道計算や姿勢制御などのシステム開発と運用業務に就くことになったのです。

 当時の筑波学園都市は施設もまばらで建設中のものが多く、街灯も無く夜は真っ暗、未舗装で雨が降ると至るところがぬかるみになり、長靴と懐中電灯が必需品でした。(笑)

 日本の宇宙開発の草創期でしたから、全てが暗中模索で、NASAが公開している技術レポートを取寄せて勉強したり、東京天文台で講義を受けたり、理論だけではなく実践に使えるソフトウェアを目指して試行錯誤で作っていきました。人工衛星打ち上げの日は「軌道計算が間違っていたら大変だぞ、テストは十分だったろうか」など不安も多かったのですが、とてもやり甲斐のある仕事でした。

 その後コンピュータ産業は急激に成長し、今は3Kと言われるシステムエンジニアも当時は花形職種でした。 しかし急成長に伴ってF社は大企業病に蝕まれ始めていました。仕事はウンザリする程に入ってきました。 それをこなすために外部企業のエンジニアを掻き集め管理する仕事が主務になってしまい、技術も社内に残らないという状況に陥っていました。 仕事に対するモチベーションも徐々に減退して、とうとうF社を飛び出すことになったのです。

 どちらかというと楽観主義なので、確かな見通しがあって辞めたわけではないのですが、大手製造業の子会社のソフトハウスと契約してユーザ企業のIT業務の支援をすることになりました。今ならば派遣になりますね。
 最初の仕事は神戸の大手企業で進んでいたシステム開発プロジェクトの応援でした。 納期が迫っているのに開発が進まず、ソフトの品質にも問題が有るという、IT業界では良くあるパターンです。2ヶ月ほど神戸に常駐して、日夜プログラミングと品質検査に追われることになりました。 当時はパソコンも高価で、エンジニアの数の半分しかパソコンが無いという状況だったので、24時間の二交代制で仕事をしていました。 そんな時代だったのですね。でもプロジェクトリーダの信頼を得ることができ、主導権を握ってハードではあったけれど充実した仕事ができたのでした。

 神戸の仕事が終わってから、今度は五反田にある科学技術系のソフトハウスで構造解析や熱解析などのソフト開発の仕事をすることになりました。 3ヶ月ほど経ってから、当社と直接契約して欲しいという話があり、2年程ここで仕事を続けることになります。 やがてバブル崩壊の影響をモロに受けて業績が低下したために、この会社との契約も終止符を打つことになりました。

 バブルが弾けた状況で仕事も切れて、さてどうしようかと考えている時に、通販会社を経営している知人から「うちのIT導入を手伝ってくれないか」という話が有り、引き受けることになりました。今後は中小企業のIT導入も進んでいくだろうと予測していたので、仕事を拡げていくために法人にしたほうが信用してもらえるだろうと考え有限会社を設立しました。 会社名は「有限会社アンノウンソフトウェア」です。 アンノウンはunknownで、「未知」とか「計り知れない」という意味があります。 (後に「有限会社ITウェイブ」に改称します)ここがスモールビジネスのIT活用支援の仕事の出発点になっています。

IT勉強会への道程

 元々はエンジニアでしたから、当初は技術を活かしたシステム開発の仕事がメインでした。 顧客企業から提示される要件を受けて、それを実現するシステムを開発していきます。 ところが、この仕事を何年か続けていくうちに、納めたシステムが当初想定した役割を果たせていない場合が有ることが気になり始めました。 もちろん役割を果たせているシステムもあるのですが、3割くらいの企業では役割を果たせていないようなのです。

 その原因は、顧客企業の経営者さんがITの特性を理解していない、ITというビジネスの道具の使い方を理解していないことに有りました。 でもお客さんに、それを求めても解決にはならないのです。 ITを提供する側が、お客さんのビジネスを理解し課題を把握して、それを解決できるIT活用策を提示するしかない、そういう結論に達しました。IT勉強会は、そのための最初のステップとして、スモールビジネスの経営者さんがITとビジネスの関係を理解して、より効果的なIT活用を推進する切っ掛けを作るためのコミュニティと位置付けています。

 経営視点・戦略重視のIT活用はIT勉強会を起点として、まだまだやるべきことを多く残しています。 横浜を拠点として、さらにスモールビジネスの発展に貢献できるよう、経営者の皆さんと共に考え実践していきたいと願っています。

これからはコラボレーションの時代だ

 高度経済成長の時代は終わりを告げ、これからはスモールビジネスが協調してビジネスを切り開いていかなければならないとの思いが徐々に強くなっていきました。 丁度 同じ思いを持った数人の経営者に巡り合い、スモールビジネスのコラボレーションを拡めていくためのコミュニティとして、昨年の7月に湘南ビジネス創造倶楽部(http://www.shonanbsk.jp/) を設立しました。
 1年が経過して、ようやく活動も軌道に乗ってきつつあります。 そして今月(10月)は下記のイベントに参加することになりました。

ビジネスリゾート2012
10月23日(水)川崎市産業振興会館
http://kanagawa.doyu.jp/biz/

湘南ひらつかテクノフェア2012
10月25日(木)~27日(土)ひらつかアリーナ
http://www.shokonet.or.jp/hiratuka/techno/

 この2つのイベントで「小さな会社の悩みを解消するIT相談会」を出展します。無料で30分程のIT相談を受けられますので、是非ご来場ください。

宮下さんにとって横浜とは

 9年前(2003年)に川崎市中原区から大倉山(港北区)に引っ越してきました。 大倉山は駅から続く急な坂を登り切ったところにある大倉山公園がシンボルですね。 ここにはプレヘレニック様式建築の大倉山記念館、そして毎年2月に観梅会が開かれる梅林が有ります。

 11~12月の紅葉もお薦めです。黄・紅・緑の色彩のハーモニーが目を楽しませてくれます。また空気の澄んだ日には、大倉山公園の西側からは富士山、東側にはスカイツリーを望むことができます。

 港を望む横浜と、緑が豊かな小山が点在する横浜。 違った表情を見せてくれる2つの横浜ですが、どちらも都会的で洗練された雰囲気を醸し出す素敵な街です。

 

(クリックで写真拡大)

(インタビュー:高野慈子

 

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