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佐々木彬文の「四季・色・贅・食」 第12話 カリフォルニアワインはいかが?

by staff on 2012/12/10, 月曜日

 

 元町に一件のワインのお店があります。元町商店街のメインストリートより一つ山側の静かで落ち着いた通りに可愛いテーブルが2つ出ています。夕方になると明かりが灯り開店です。静かな通りにそのお店の明かりが一際きわ立って、まるで「ゴッホの絵(夜のカフェテラス)」のようです。その店は、カリフォルニアワインだけを扱っているこだわりのショップです。

 

共通言語は “WINE” です

 カウンターとテーブル席の、数席がそんなに多くないお店です。夕方になると、いろんな国の方々が所狭しと集まってきます。オーナーのマイケルがカリフォルニア出身だからでしょうか?

 初対面の方でも共通言語の”WINE”で打ち解け合い盛り上がります。小生も酔っぱらいのカタコト英語で適当に会話です。”This is はgoodなwineねっ”です(赤面)

  オーナーのマイケルとお客様
オーナーのマイケルとお客様

 

お店の名前は 「おばあちゃんの名前」 です

ゴッホ:夜のカフェテラス
ゴッホ:夜のカフェテラス
 

 そうそう、これだけ勿体をつけたのですから場所の説明をしなくてはいけませんね。汐汲坂から降ってくると左 “UNION” の裏の隣、main streetからは “UNION” の裏になります。とても判り易い場所でしょう。要するに ‘UNION’ の裏手のゴッホの絵画のような明かりの溢れている店を見つけると、そこが “TOMEI’S” (トメイズ)なのです。すみません、お店の名前言うの忘れていましたでね。

 綴りが少し変わっているのにお気づきですか? 英語ならtomi’esとなりそうなのですがtomei’sなのです。

 これは、マイケルのおばあちゃんのミドルネームがTomeiだからなのです。Tomei’sは日本語に訳すと「トメイさんのお店」(トメイおばあちゃんのお店かな?!)となります。

 Tomei’sのホームページはこちらから:
http://www.tomeis.co.jp/japanese/index.html

 

スタッフが交代でお店を守っています

 スタッフが、企画を色々考えています。先日は、「パエリア・パーティ」が行われました。特別な会費とかは無くて、店の前でパエリアを作る人がいて、出来ると皆が食べる。料金はいつも通り。何という事はないのですが、すごく盛り上がります。

スタッフのみなさん
スタッフのみなさん
  ギター演奏は佐々木彬文
ギター演奏は佐々木彬文

 奥に小さなステージがあって、そこで昼はサックス奏者が演奏していました。夜は小生がギターを演奏しました。小さなステージなのにPAも本格的です。小生が演奏をしているとステージ近くの人が一緒に歌い出します。外国人は気に入ればすぐに「アンコール」を求めます。嫌でも乗せられてしまう雰囲気です。という訳で、時々ギター演奏をしています。見かけた時はお声をお掛けくださいね。

 

カリフォルニアワインの shop です

 時々、カリフォルニアワインの試飲会があります。会費三千円で飲み放題です。そしてアンケートに答えてもらう・・カリフォルニアワインのモニターリングをしています。早い話しが、お客さんが会費を払って、マイケルがカリフォルニアで買って来たワインのモニターをし、人気のあったワインをお店が仕入れるといった具合です。

 うまいこと考える「参った!」です。トメイズはワイン・バーではないのです。カリフォルニアワインを独自のルートで買い付けに行き販売しているshopなのです。

 そして、カウンターとテーブル席を作って、お店でもカリフォルニアワインが味わえるようにしているのです。ですから、お料理は簡単なもので余り手を掛けたものはありません。ドライフルーツとかチーズの盛り合わせとかなのです。

  絵:佐々木彬文
絵:佐々木彬文

 そして「ワイン」 Shot glassもあります。もちろんボトルでも買えます。

 お店で飲む場合はボトルの販売価格にプラス千円程度加算した額です。気楽なものです、残れば持って帰れます。

 

「秘密の部屋」の秘密とは?

 小生は未だ利用したことはないのですが、トメイズには奥に「秘密の部屋」があります。そこで皆さんパーティーをしたりして楽しんでいます。ガラス張りのセラーの中に大きなテーブルが一つあり、一度に10人くらいは入れるのでしょうか? 「特別な部屋」です。

 「秘密の部屋」では、よく女性たちだけでワインを召し上がっておられます。「女子会」の楽しそうな笑い声が漏れてくる・・・長閑(のどか)で柔らかな明かりに包まれたひと時・・・心の贅沢です。

 

カリフォルニアワインの shop です

 この店は、「仕事の話」や「人の悪口」を酒のつまみにするようなお客さんが、お酒を飲みに来る店ではありません。プラス思考で、おしゃれな会話を楽しみ、色々な方と世間話をしたり情報交換をしたり(何か困ったことがあれば相談に来ると結構情報が集まったりするかも?)と・・・そういう人が来られます。このお店をどう利用するかは皆さんしだいです。

 そうそう、このお店はお店がお客さんを選ぶのか?『入りたいのに入れない』っていうお客さん

 
 

結構います。そうかと思えば後ろから誰かに押される様にスーっと入ってくるお客さんもいます。不思議なお店です。

 これからがこのお店はお祭りシーズンです。クリスマスにお正月に・・・と何時もの事ながら盛り上がります。皆さんもちょっとお洒落して覗きに来てみてください。小生が時々クラッシック・ギターの生演奏をしております。その時の気分で演奏しています。見かけたら、共通語のWINE語で話しかけてください。

 

佐々木彬文プロフィール

 日本画家(彬文会主宰)
 茶道講師(裏千家 佐々木宗秀)
 クラッシックギター演奏者

文・絵:佐々木彬文(日本画家・裏千家茶道講師)/写真・構成:高野慈子

 

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(お問合せ/お申込み:http://www.ikiiki-club.jp/

 

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