ながらへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ いまは恋しき
♪ながらへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ いまは恋しき♪
絵・千絵崇石 |
読み人:藤原清輔朝臣(ふじわらのきよすけあそん) 現代語訳・・・このまま生きながらえていたら また辛い いまの境遇が懐かしくなるのだろうか? あんなに苦しかった昔の事が今では恋しく思えるんだから。 皆様あけましておめでとうございます。 |
嬉しくて色々なお料理を作りました。今では大根と白菜の様々な料理方法が頭の中に。でも最近は記憶力が長く続かなくて。春になって冬野菜が終わってしまうと殆ど忘れてしまいそう。集中力でぺたっと頭脳の表面に張り付けていた物が時間がたつとすぐはがれてしまう感覚です。
さて!2013年の初頭に一体どんなうたを紹介させて頂こうかと思い悩んだ私ですが、やはりこの歌がぴったり。今の日本や世界の情勢の中できっと共感される方が多いのではないかしら。詠み人の藤原清輔朝臣(ふじわらのきよすけあそん)の家柄は代々歌のお師匠さんで六条烏丸にあるお家はそのまま六条家と呼ばれていました。
まあプロのお家に生まれたサラブレッドです。でも悲しい事に彼の才能を父親が認めていなくて、お父さんが崇徳院の仰せで当時のよい歌を撰んだ「詞歌集」の中にまったく選ばれなかったり、又その後二条天皇の仰せで彼自身が「続詞歌集」を撰ぶことになったのですが、完成させたのにもかかわらず、天皇様が亡くなってしまい勅撰集にはなりませんでした。庶民から見れば由緒ある家柄に生まれて、生活苦などと言うものとは縁のない人生だったと思うのですが、サラブレッドにはサラブレッドの悩みや苦しみがあったのでしょう。この歌には時代や立場を超えて誰もが共感できるエッセンスがあります。
人間それぞれどんな状況に生きていても誰も自分の人生を代わりに生きてくれる人はいません。みな一人一人に取り組み解決して行かなければならない課題があり、泣いたり笑ったりしながら幸せを求めて生きてゆく。
44歳から4年間通った八丈島の定時制高校時代に貧富の差や食糧事情等、私達先進国の3分の1の人間が世界中の食べ物の3分の2を消費しているのだと学びました。そして飽食の時代、食べきれずに余らせてしまう量の多い事も。世界はバランスの悪い社会システムが未だ続いていますが、きっとこれから地球規模で大いなる変容が起こってくるのでしょう。どの国の国民として生きようと、どんな境遇の人生を生きようと、そこには喜びも悲しみも存在します。今現在生きているこの時を精いっぱい生きてゆくことが大切な事。もうこれって大人の誰もが言う事なんですが、人生の真実だと思います。
そして一番大切な物は・・・・私にとってはユーモアと音楽。寒くて暗い夜道は笑いを照らして歌いながら歩いていきましょう。今年も早苗ネネと「和歌うた」宜しくお願いいたします。2013年も明るく生きてゆきます。
(早苗ネネ♪)
6時30分~ 2回ステージ ¥6000飲み放題 入れ替えはありません。
出演:早苗ネネ パリ祭出演の歌手の方々2~3名。
新宿シャンパーニュ 電話 03-3354-8540(昼) 03-3354-2002(夜)
新宿一丁目。元新宿厚生年金前。http://www.champagne-live.com/
1.スターピープルVOL41から「女性性のパラダイムシフト」というタイトルで連載寄稿しています。
早苗ネネさん プロフィール
木々や鳥や魚や精霊…人間以外の存在達との交流が当り前に語れるくらい、いのちのひろがりに気づくと、共に生きている喜びや、苦しみや悲しみにもナイーブになる。
心と野生がひとつながりになると……こんな風に人は年を重ねられる。ひとりひとり、ユニークにもっと自分になれる。
早苗 Nene さんは、そういう人生の先駆者です。 感性を解放しながら、40代で高校生に仲間入り卒業後、マウイのカレッジに留学中、突然半生記が受賞しました。
そんな新たなシーズンを迎えて、今エッセンスを分かち合いたい。
<天性の歌い手>というだけでなく、その存在感、溢れる活性のバイブレーションは、光のシャワーのよう。彼女と語り歌い、魂の成長を旅している現在の、自分の位置を確かめてみませんか?
ヨコハマNOW 動画
新横浜公園ランニングパークの紹介動画 | ||
ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。 |
横浜中華街 市場通りの夕景 | ||
横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。 |
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