Skip to content

日本の四季と伝統行事

by staff on 2014/3/10, 月曜日

 

日本には四季があり、その時々の行事がある

日本には四季があり、二十四節気があり、七十二候があります。それは、日本に豊かな自然と恵まれた環境があり、日本人がそれらと共存共栄し、文化を育んできた証と言えます。季節ごとに顔を見せる草花があり、生き物がいます。その時々でなければいただけない食べ物があります。風や雨や雲にまで季節ごとの名前があります。そして、季節ごとに豊穣や家庭の健康を祈る行事があります。

なのですが、現在、特に都会では、と言うべきでしょうか?
季節も感じられなくなっているし、季節ごとの行事というのも、あまり身近に感じなくなりがちです。

それは商売にもはっきりと影響を及ぼしているようで、保土ヶ谷宿名物会でも先日、そのような話でひとしきり盛り上がりました。

 

時間の経過の中で得たもの。そして失いつつあるもの

一方で、クリスマスやバレンタインはもちろん、この10年くらいでハロウィン、そして関東圏でも恵方巻きなど、いくつかの季節イベントが盛り上がっていることも事実です。では、イベント好きな人は多いはずなのに、なんで日本古来の伝統的な行事は無くなりつつあるのでしょうか?

  • 核家族化が進み、おじいちゃんおばあちゃんから昔の習慣を習う機会がなくなった
    (さらに、それらを習わずに大人になった世代が増えている)
  • ライフスタイルが変わった
  • 流通が発達し、一年中、同じものが食べられるようになった
  • ここ数年は、春と秋がなくなっている

など、家族構成や生活習慣の変化や技術の発展による副作用的なこと、あるいは地球温暖化の影響など、時間の経過とともに、私たちが良かれと思いやってきたことの結果として、大切なものを失いつつあることが見えてきました。

また、
「昔は、子どもというのは家督を継ぐ それはそれは(今以上に)大切な存在だった。 それにも関わらず、昔の子どもは寿命が短かった。 それだけに、子供の成長と言うのは家族にとって本当に喜ばしいことだった。
 なので、桃の節句・端午の節句・七五三など、子どもの成長を祝い感謝するためにできた。」
 
という、この時代に生きる私たちのモノサシだけでは少し気づきにくい、でも、知っていなければいけない良いお話も聞けました。

 

今、私たちにできること

栗山さんは、和菓子屋さんの中でも、四季折々の創作和菓子を販売しています。ごん太鮓さんは、毎月、その時々の魚を使い、花に見立てたお鮓を販売しています。桑名屋さんも、年越しそばはもちろん、春の桜そばや秋の新そばなど、季節のメニューを提供しています。

そのように、各店でも季節を感じさせる商品を製造販売していますが、「名物会」という団体として、何かしら季節を発信していく取り組みはできないものでしょうか?

例えば、名物会では既に10年近く、境木地蔵尊で行われている「花まつり」(4月8日のお釈迦様の誕生祝)に出店させていただいています。このように、何かしら季節のイベントに参加させていただく、または自分たちで企画するのも一つ。あるいは、「季節や旬を伝える」ということに特化するのであれば、共通のポスターを作り、各店に貼り出すだけでも良いかもしれません。

いずれにせよ、地域の歴史文化を商いとして発信するのが名物会のミッションであるなら、日本古来の季節感や、それぞれの季節の楽しみ方を発信していくことも大切な役割なのかもしれません。

 

レポーター プロフィール

山田浩和(やまだひろかず/Yamada,Hirokazu)

合資会社 笑う門 代表社員
保土ケ谷宿名物会事務局

1971年8月生まれ。獅子座のO型。保土ケ谷生まれの保土ケ谷育ち。
2003年、合資会社「笑う門」を設立。<オンリーワンの価値創り>のお手伝い。
会社設立時に制作したミニコミ誌がきっかけとなり、保土ケ谷のまちづくりにドハマリ。
現在、歴史や地産地消など、地域資源を活かしたまちづくりに幅広く取り組んでいる。

合資会社 笑う門 http://www.warau-kado.com

各社・各店・各個人が持つ十人十色・百人百色の目に見えない財産(経験・体験・知識・技術・ノウハウ・アイデア等)を活かした販売促進企画・商店街活性・まちづくりを推進しています。

業務内容 :
 ●シンボル制作
  ネーミング / シンボルマーク / ロゴマーク / キャラクター企画・制作
 ●広報(コミュニケーション)媒体制作
  ・簡易版会社案内(A4版三つ折り)制作
  ・ニュースレター(A4版)制作
 その他、フライヤー / ポスター / 小冊子 / 名刺 / のぼり旗 / エコバッグ / ユニフォーム、など

ヨコハマNOW掲載情報

 

Comments are closed.

ヨコハマNOW 動画

新横浜公園ランニングパークの紹介動画

 

ランニングが大好きで、月に150kmほど走っているというヨコハマNOW編集長の辰巳隆昭が、お気に入りの新横浜公園のランニングコースを紹介します。
(動画をみる)

横浜中華街 市場通りの夕景

 

横浜中華街は碁盤の目のように大小の路地がある。その中でも代表的な市場通りをビデオスナップ。中華街の雰囲気を味わって下さい。
(動画をみる)

Page Top